桃源郷芸術祭2020開催(北茨城市)

今年もやってきました桃源郷とうげんきょう芸術祭

昨年は3月でしたので「もうそんな季節か」という感じです。待ちに待っていましたけどね。会場が増えてさらに充実していますから期待している方も多いことでしょう。

この記事では北茨城市で開催中の桃源郷芸術祭をご紹介します。イベントは1月19日(日)まで。多くの刺激を得られる芸術祭です。ぜひ足を運んでください。

なお、昨年の様子につきましては以下の記事をご覧ください。

桃源郷芸術祭2020とは

期待場(元校舎)

期待場(元校舎)

桃源郷芸術祭は北茨城市で開催中のアートイベントです。他の自治体にない特徴として地域おこし協力隊が主催となっていることがあります。同市の”芸術によるまちづくり”がわかりやすく体現されていると思いますね。

開催概要

■名称:桃源郷芸術祭2020 「人生彩色」〜暮らしの色、仕事のかたち、空の模様〜
■日程:2020年1月11日(土)-19日(日) ※14日は休館
■会場:茨城県北茨城市内4会場(後述)
■入場:無料
■主催:北茨城市・北茨城市地域おこし協力隊
■問い合わせ:桃源郷芸術祭2020事務局
■公式サイト:桃源郷芸術祭

年々規模を大きくして今回で3回目となりました。1年目は海、2年目は山、そして3回目は両方が舞台です。県内最大規模のアートイベントで北茨城を満喫することができますよ!

このイベントには4つの基本方針があります。パンフレット(P6)から引用します。

(1)地域密着型

地域に根ざした芸術祭を目指し、地元とのつながりを大切にする。

(2)北茨城の魅力を形にする

芸術は、魅力を様々な形に変えて、人に伝えたり手渡したりしてすることができる。

(3)若手芸術家とのネットワーク

継続可能な芸術コミュニティを作るため、若手芸術家と接点を持つ機会を増やす。

(4)記録と発信

当日で終わってしまうイベントではなく、記録と発信に力を入れ、未来へつなげる。

方針は1回目から同じです。各会場を巡る際には以上を意識していただくとより多くの発見ができると思います。

また、他のアートイベントと比較してみても面白いかもしれませんね。他にはない工夫もたくさん見つけられることでしょう。特に(4)の情報発信に注目です。

wata

著者に声をかければほとんどの作品は撮影できました。記念にしたり、発信して素敵な情報を共有しましょう!

無料シャトルバス

各会場にはシャトルバスも出ています。2系統ありまして、1つは美術館、期待場、ARIGATEE経由、もう1つはガラス工房シリカ行きです。

出発は常磐線の大津港駅です。詳しい時間は以下です。

参考 アクセス桃源郷芸術祭

パンフレット

桃源郷芸術祭パンフレット

桃源郷芸術祭パンフレット

桃源郷芸術祭ではさまざまなお土産をゲットできますが、忘れてならない重要アイテムが桃源郷芸術祭パンフレットです。

各会場で500円で販売されています。参加アーティストの情報だけでなく出典作品なども掲載された貴重な資料ですよ。

五浦美術館に展示されている作品は撮影NGなのでゲットしておくと記念になります♪

wata

数量限定なので欲しいと思ったらすぐにゲットです!

スタンプラリー

スタンプラリー台紙

スタンプラリー台紙

会場で配布されている芸術祭のチラシは裏面にスタンプラリーのスタンプを押せるようになっています。

4会場のスタンプを集め、磯原駅の観光案内所に持っていくと景品と交換することができますよ。

ただし、景品交換は10:00-16:00の間です。じっくり見て回るなら少し大変なので注意しておきましょう。

ギャラリー&アトリエ『ARIGATEE』

ARIGATEE

ARIGATEE

実際に足を運んだ順にご紹介しますね。はじめはギャラリー&アトリエ『ARIGATEEありがてえでした。ちょっと欲しいものもございまして。。

こちらは北茨城市の地域おこし協力隊・檻之汰鷲おりのたわし(のりおさん・チフミさん夫妻)さんの拠点です。驚くことに廃墟だった建物をご自身で改修されたんです!

「有賀さんのお家」だったので「有賀邸」→「ARIGATEE」となりました。関わるすべてのみなさんに感謝の気持ちを感じてもらうために命名されたそうです。

ARIGATEE内部

ARIGATEE内部

板や壁のひとつひとつに技術やアートが込められていますので、ぜひ注目してくださいね。ARIGATEEの中には作品の展示もされています!

ここでわたしなりの楽しみ方をひとつご紹介しましょう。

わたしは檻之汰鷲さんのはじめての著書『生きるための芸術』を読んでから、海外で活動経験のあるアーティストが北茨城でどんなことをされるのかとても興味がありました。

北茨城は自然豊かでとても気持ちよく過ごせると思います。おそらく作品作りにも適していますが、北茨城でしかできないことはあるのでしょうか。

元廃墟のアート空間

元廃墟のアート空間

結論から申しますと特別なことが起きました。廃墟だった有賀邸がギャラリー&アトリエとして蘇り、続いて隣の馬小屋がウマイエとして整備され、今回の芸術祭では『森の図書館』になっています。さらに100mほど離れた場所にある廃墟もアート空間として復活。

廃墟が復活するとそこに人が集まってきます。芸術祭の会場となるだけでなく、ふだんから近隣の方々が遊びに来ているようです。Twitterで微笑ましい投稿を目にしておりました。

地域の人や建物が日ごとに変化していく様子がすごく面白いんですよね。これからは周辺に桜を植えて景観を整えていくそうです。今回そのためにオリジナルデザインのパーカーの販売をはじめたとのことで購入させていただきました。

ARIGATEEで販売中のパーカー

ARIGATEEで販売中のパーカー

檻之汰鷲さんの地域おこし協力隊としての活動は3年目なので区切りの年です。地域おこしの跡が見れてとても感動しました。

訪問のポイント

どのタイミングでも大丈夫です。遅い時間でなければおいしいと評判のご飯や豚汁も販売されています。小腹が空いたときにもいいですよ!

アクセス

名称 ギャラリー&アトリエ『ARIGATEE』
住所 茨城県北茨城市富士ケ丘2517
営業時間 10:00-16:00
駐車場 あり

期待場

期待場(元体育館)

期待場(元体育館)

今年も期待に応えてくれる会場・期待場。インターチェンジからだとARIGATEEの手前にあります。ARIGATEEまでは車で5分ほどです。

4年前に閉校した富士ケ丘小学校を丸ごと会場としているんです。大人にとっては懐かしい気持ちになると思います。整備されているのですごくキレイなんですけどね。

校舎と体育館にわかれており、校舎は作品の展示やワークショップなど、体育館は主に当市出身のアーティスト・石井竜也さんの作品を展示するギャラリーです。

クラフトマルシェ(天心焼)

クラフトマルシェ(天心焼)

校舎内にはたくさんのクラフトマルシェもありますよ。天心焼、革小物、魔法のアイテムなどなど。いっぱいお買い物しました!

ガラスのアクセサリー

ガラスのアクセサリー

天心焼のおじぞうさまたち

天心焼のおじぞうさまたち

魔法アイテム(魔法あいてむ fafan)

魔法アイテム(魔法あいてむ fafan)

見どころが多く日によって出展内容が異なるのでご紹介が難しいのですが、オススメの常設展示を2つご紹介します。

日本苔アート協会

日本苔アート協会の公開アトリエ

日本苔アート協会の公開アトリエ

まずは苔です!アトリエに入った瞬間に癒やされる。。かつて学校内でこんなに緑の部屋があったでしょうか。2Fにある苔アート協会の公開アトリエです。

アートといっても苔は生きています。その姿を維持するためには種類や生態の特徴を知っておく必要があり、作品作りのお話はとても興味深い!

釣りを楽しむ翁(苔アート)

釣りを楽しむ翁(苔アート)

独特の世界観を生み出しているのがいいですよね。上の写真はガラス瓶の中に山奥で釣りをしているシーンを作ったもの。魚はメダカ。実際に動きますので小さいのに躍動感があるという面白い作品です。

こうしたスタイルを”苔テラリウム”や”苔ハーバリウム”というそうですよ。

他にも鉢を使ったコンパクトな作品がいくつもありました。自分でもできるかな〜なんて考えながら見るとより楽しめると思います。

日本苔アート協会の本部は北茨城市内にあります。公式サイトやSNSもありますのでぜひチェックしてみてください!

石井竜也ギャラリー

石井竜也ギャラリー

石井竜也ギャラリー

絶対に足を運んで欲しいスポットのひとつが、元体育館のギャラリーです。石井竜也さんの作品がたくさん展示されていますよ!

昨年も展示されていた“ART NUDE”“顔魂”に加え、今年の目玉はポスターにもあった甲冑でしょう。

『陣-JIN-』で使用された甲冑

『陣-JIN-』で使用された甲冑

2018年のコンサートツアー『陣-JIN-』の演劇で使用されたもので、中央の黒い甲冑は石井さん自身が着用しました。龍頭院隆勝というお名前だそう。

演劇のあらすじは2120年の”日ノ国”が舞台。500年に渡る鎖国をする中、国が7つに分裂し争いを続けていましたが、隣国の脅威のため数十年ぶりに話し合いの場が持たれ将軍たちが顔を合わせるというもの。

見るからにアクの強いキャラクターたちですから、どのような結末になるか興味津々ですよね〜

龍頭院隆勝の横顔

龍頭院隆勝の横顔

甲冑は非常に精工で重量感を感じます。恐ろしい顔をしているので注目されている方も多かったですね。完全にフォトスポット化してました。

訪問のポイント

もっとも展示が多く、ワークショップも多様なので滞在時間が長いと思います。あまり遅くならないほうがいいでしょう。

軽食であれば出店でいただけますが、お昼ごはんを考えながら寄るといいですね。

アクセス

名称 期待場
住所 茨城県北茨城市富士ケ丘756-1
営業時間 10:00-16:00
駐車場 あり
Webサイト 北茨城市公式

ガラス工房シリカ

ガラス工房シリカ内観

ガラス工房シリカ内観

北茨城市を一望できる茜平に位置するガラス工房シリカ。今回はじめて芸術祭の会場となりました。

名前の通り、当施設では実際にワークショップでガラス製品を作れます。

シリカの中は大きなガラス張りでたくさんの光が差しているんです。神々しくてキレイ。。じつはカップルが多かったりします。一番多いのはやっぱり家族ですけどね〜

神秘的なガラスのへび

神秘的なガラスのへび

ガラス細工

ガラス細工

基本的に撮影OKなんですが、一部禁止されています。じつはそこが一番の見どころ。魔法をかけられたような素晴らしい作品がありますのでぜひご覧ください!

ちなみにわたしはキレイなペーパーストーンを購入しました。これからお習字をはじめるのです。

訪問のポイント

9時オープンなのではじめに寄るとすべての会場を周りやすいです。

もしくはお昼前後にするのもオススメ。近くの宿泊施設『マウントあかね』のレストラン『ルピナス倶楽部』がすごくおいしいんです!午後3時まで営業しているのも助かる〜!

アクセス

名称 ガラス工房シリカ
住所 茨城県北茨城市華川町小豆畑2747
営業時間 9:00-16:00
駐車場 あり
Webサイト 公式サイト
SNS

茨城県天心記念五浦美術館

茨城県天心記念五浦美術館

茨城県天心記念五浦美術館

最後に訪問して「もうちょっと早く来たら良かった」と思ったのが茨城県天心記念五浦美術館です。芸術祭の展示と通常展示がダブルで楽しめるのですごく内容が濃かったです。

通常展示は「日本画ってなぁに?」。日本画の画材や技法を体験しながら学べる企画です。和紙を触ったり、筆で書いてみたり、構図を考えたり。。うーん、面白い。

展示の冒頭にあった北茨城ゆかりの岡倉天心の言葉が印象的でした。正確じゃないかもしれませんが「芸術家は個性的でなければいけないが、伝統も踏まえなくてはならない」ということでした。

先行研究をした上で新しいことをしなさい、ということだと思います。井の中の蛙ではいけないということですね。さすが校長。アカデミックです!

館内は原則撮影禁止なので作品のご紹介はできません。少し残念ではありますが、それも会場で作品に深く触れ合うためだと思います。

わたしの場合、あとでブログに残すために色々写真撮っちゃうんですが、たまに撮ることに気を取られてしまうんですよね。集中して作品に向かい合える空間は大切です。いつもよりも静かに、そしてふか〜く楽しめる時間でした。

美術館を出る頃、閉館の5時近くになっていましたので辺りは随分と暗くなっていました。朝からずっと会場めぐりをしていましたが、1日がすごく短く感じました。できればもう1日滞在したい。。

本格的なアート路線を敷きつつ、これだけ広大な範囲で開かれるイベントは今後もなかなか出てこないのではと思います。貴重な機会に感謝しつつブログにしました。

これからめぐる方は作品を楽しみながら気になったものを購入したり記録したり情報発信して欲しいです。それが芸術祭の次回につながったり、それを見ただれかがまたなにか行動を起こしてくれるかもしれません。

訪問のポイント

9:30〜17:00までオープンしていますので、はじめか最後に寄ると効率的です。でも、あえて2番目か3番目にして海沿いで海鮮ランチにするのもいいかも。。

五浦海岸や大津漁港辺りが近くていいと思います。以前、ブログでご紹介した市場食堂は駐車場が広くて味もよかったのでオススメ。以下のルートを参考に。

ここだとお土産も購入できますよ〜♪

アクセス

名称 茨城県天心記念五浦美術館
住所 茨城県北茨城市大津町椿2083
営業時間 9:30-17:00 ※最終入館30分前まで ※最終日は15:00まで
駐車場 あり
Webサイト 公式サイト
SNS

まとめ

この記事のまとめ

  • 桃源郷芸術祭は北茨城市と同市地域おこし協力隊が主催
  • 県内最大規模で北茨城の魅力を感じながら芸術に触れることができる
  • たくさんの作家とお話できて作品を奥深く楽しむことができる

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