年間350万の観光客は県の人口より上!スゴイぞ!笠間稲荷と笠間の町(笠間市)

笠間稲荷拝殿2

わたしが幼い頃、笠間といえば笠間焼。陶芸の町でした。でも、最近はその頃と違った印象があります。町中にいろいろなアートがあって、毎週のようにイベントを開催しています。それも、ただ開催しているのではなく、土地の歴史や文化を取り入れています。いまは陶芸にこだわらない『芸術と観光のまち』になっていますね!

笠間市や笠間市観光協会のWebサイトを見ると、とても充実していました。内容もいいですが、注目したのは自分たちのサイトからもっと詳しいサイトへリンクさせていることですね。インターネットの特徴を活かされていて、たいへん効率がいいです。新しいテクノロジーを積極的に取り入れて、町のアピールに役立てていると思います。

そんな進化する笠間市に行ってきました。紹介するのはド定番の笠間稲荷神社ですが、笠間を知るためにいい場所です。

日本三大稲荷の『笠間稲荷神社』

笠間稲荷神社は笠間市笠間1番地にあります。住所からして「まずはここから」な感じがしますね。

笠間稲荷一ノ門

駐車場は神社正面の通りにたくさんあります。民間の駐車場なので有料ですが、特別な日でなければ300円/日ほどです。ゆっくり参拝してお店を見ると数時間かかりますから、とてもお得です。それでは、立派な門をくぐって境内に入ります。

笠間稲荷の参道

稲荷像と提灯

参道の両端には昔ながらの商店があります。お正月には大量の熊手が並んでいて気持ちよかったです。ふだんからお宮を売っているんですよね。う〜ん、なんとも神社ですねえ。ちょいちょい見かけるお稲荷様といい・・・この独特の雰囲気が好きです!

お店はおみやげが中心ですが軽食をとることもできます。暖かくなったので、ソフトクリームやかき氷を食べている方がたくさんいました。

楼門ろうもん『萬世泰平門』

笠間稲荷の楼門

おっきーい!本殿に悪いものを近づけないための楼門です。『萬世泰平門』とも呼ばれています。昭和36年にできたので、神社としてはわりと新しいものですね。

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楼門には『随身の像』があります。門の足の部分に右大臣と左大臣がいて、神社を守ってくれています!

拝殿

笠間稲荷拝殿2

たいへん立派な拝殿です。参拝客もたくさん。拝殿の前にある紫色の植物は花菖蒲はなしょうぶです。この時期、潮来のあやめ園も見頃を迎えていますが、こちらも素敵でした。

拝殿の後ろにある本殿は江戸時代に再建されたもので、国指定の重要文化財です。創建されたのは7世紀と言われています。境内は本殿以外に、東門や絵馬殿、八重の藤に聖徳殿と、紹介しきれないほど見所があります。

でも、たくさんの方が訪れる理由は、ご利益や由緒よりもこの気持ちよさではないでしょうか。若い方にもお散歩気分で気軽に来てほしいですね!

稲荷ってなに?

稲荷について単純に説明しようと思ったら、諸説あるので意外と難しいことがわかりました。詳しく知りたい方は笠間稲荷のWebサイトへGOです!こっちは単純にいきます。

稲荷神社といえば宇迦之御魂神うかのみたまのかみを祀っています。キツネは神様のお使いなので、神様そのものじゃありません。とはいえ、神道ではなんでも神様が宿ってしまうので、キツネが神様といっても間違いではありませんが。

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稲荷は「稲が成る」が語源ともされていて、もともとは五穀豊穣の神様です。でも、いまではあらゆるご利益があるとされています。気にしなくていいと思いますが、神様としては豊作とか商売繁盛を叶えるのが得意といったところでしょうか。

紋三郎キツネの伝説

ところで、笠間稲荷の神様は本当にキツネだという昔話(説)があります。キツネは紋三郎もんざぶろうというシブい名前です。昔話をざっくりとご紹介しますと・・・

むかし、県北に神通力を持った4匹のキツネの兄弟がいました。兄弟は人間に悪さをする仲間たちのことを申し訳なく思っていて、罪滅ぼしのために自分たちの力を人間に役立てることにしました。長男は川、次男は平野、三男は山、四男は海にわかれて、人々の生活を助けました。

兄弟はそれぞれ神通力の種類が違っていて、3男の紋三郎は”石を見つける”というものでした。川と瓜連城を守っていた長男の源太郎はたいへん人気がありましたが、兄弟の中で一番人間に喜ばれて出世したのは笠間の紋三郎でした。

【参考】
瓜連町の昔ばなし/著 楠見松男/筑波書林のふるさと文庫

石を見つける・・・わたしは兄弟でもっとも地味な能力だと思いましたが、出世したのはいろいろと理由があるんです。昔話は以下の記事に詳しく書きましたのでご覧ください。

四匹の狐アイキャッチ静神社で人助けを約束した4匹の狐!いまも那珂市を見守る2匹をお参りしてきました♪(那珂市)

それでは、笠間稲荷を離れて、別の魅力をご紹介します。

笠間いなり寿司

かさまカフェ

笠間いなり寿司は、県内のイベントでよく見かけます。間違いなく笠間の名物でしょう。神社の周辺でもたくさんのお店で扱っています。詳しくは観光協会のサイトをご覧ください。

笠間いなり寿司は『変わり種いなり』で、いなり寿司の中に『くるみ』などが入っています!

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昔この地にはくるみの木がたくさんあって、笠間稲荷も『胡桃下稲荷くるみがしたいなり』と呼ばれていたそうです。ゆかりのある食材を使っていて面白いです!

笠間いなり寿司

実は笠間いなり寿司を食べるのはこの日が初めてでした。お味のほどは・・・くるみのサクサクした食感がいいです。とても香ばしくて、ふつうのいなり寿司とはぜんぜん違いますね。ごまもいいアクセントになっています。これはB級グルメなんでしょうか?どちらかというと高級志向だと思います。いなり寿司に上品な味わいが加わったように感じました。

いなり寿司の販売店が多いのは、きっと味が良くてしっかり売れるからですね!

商店街のイベント

たまたま、近くの商店街でイベントを開催していました。こちらも笠間らしさがありますのでご紹介します。

イベントは『わくわくフェスタ』と『道の市』、『笠間の手仕事市』です。もしかしたら、他にもあったかも・・・。

わくわくフェスタののぼり

イベントの出店の様子

わくわくフェスタは飲食店が充実していました。道の市と手仕事市は物販やワークショップが多いので、わたしはこちらでお腹を満たしていました。

そしてもうひとつ特徴がありました。周辺でコスプレイヤーをたくさん見かけたのですが、それはわくわくフェスタの企画でした。和風のコスチュームでしたので、笠間稲荷や歴史的な町並みは最高のステージでしょう。レイヤーさんはほとんど女性でした。とても華やかでよかったです。

名所の神社をコスプレ会場として利用するのは、資源の活用といえますね。若い女性が足を運ぶよいきっかけになるでしょう。

道の市の会場

『道の市』は以前にも訪れたことがあります。手芸や工芸品などのブースの出店が中心です。芸術の町らしいイベントで、毎年たくさんの来場者がいます。道路を歩行者天国にしてのんびり見て回れるのも特徴ですね。

笠間人車軌道じんしゃきどう復元プロジェクト

道の市で面白いものを見かけました。『人車軌道』です。

人車

会場でいただいたチラシから引用します。

1.「人車」って何だろう?
人車は、よく浅草や長崎なんかで人を乗せて走っている人力車ではないんです。鉄道なんですよ。
人が、人の乗った客車を押してレールの上を走る鉄道なんです。簡単に言うと、トロッコの上に屋根をつけて人を運ぶ乗り物だと思えば、まあ間違いないでしょう。

という感じです。わかりやすい。人車は交通手段として実際に使われていました。

MEMO
笠間で人車が活躍していたのは1915年から1925年です。『笠間人車軌道』という名前で、笠間駅から笠間稲荷神社の近くまで走っていました。距離にして1.1kmほどです。

笠間の歴史を子どもたちが楽しめる形で残しています!歴史と手仕事にちなんだ笠間らしいプロジェクトですね。

笠間市地域おこし協力隊

笠間市地域おこし協力隊のブース

チラシをいただいて、内容を説明してもらったのは『笠間市地域おこし協力隊』です。地域おこし協力隊は、都内などから地域おこしに来てくださっている方々です。国の事業だったんですね・・・説明を受けて初めて知りました。総務省のWebサイトに詳しい説明があります。

産業の発展や名産品の誕生は、町の外から来た方がきっかけになることも多いです。わたしの住む土浦市の場合、江戸時代に盛んだった醤油の醸造技術はもともと土浦藩の外から持ち込まれたものです。発展させたのも他の藩から来た方なんです。

また、現在名産品となっている『れんこん』は既存の品種と中国から持ち込まれた品種をかけ合わせて誕生しています。コラボ大事!笠間市は、積極的にコラボをしかけて発展しているような気がします。。。これからも注目しましょう!

関係リンクまとめ

「道の市」笠間ハンドメイドフェアin弁天町
コスプレin行幸町わくわくフェスタ

アクセス

名称 笠間稲荷神社
住所 〒309-1611 茨城県笠間市笠間1番地
駐車場 近隣に有料駐車場あり
Webサイト http://www.kasama.or.jp/