鷲神社のからかさ万灯(土浦市)

旧新治村のからかさ万灯、ついに見てきましたよ!

土浦市と新治村が合併したのは平成18年(2006年)。ずっと土浦に住んでいたわたしにとっては最近のことで新治のおまつりってよく知らなかったんですよね。

貴重な国選択無形民俗文化財。。実際に見れて良かったです!この記事では土浦市の大畑にあるわし神社とからかさ万灯の様子をご紹介します。毎年8月15日の行事です!

鷲神社とは

鷲神社

鷲神社

鷲神社は土浦市の大畑地区の総鎮守。神社の由緒は不明な部分が多いのですが、慶長8年(1603年)に創建されました。

ご祭神は天日鷲あめのひわしです。境内の石碑には『作木綿者命』と併記されていますが、日本書紀にある織物の神様としての別名でしょう。

神仏習合の時代は藤沢の神宮寺が別当を務めていたといわれます。当時は神社の近くにありましたが、江戸時代以前にいまの場所に移されたそうです。

wata

鷲神社には樹齢数百年のご神木(松の木)がありましたが、昭和40年台に松食虫によって枯れてしまいました。
MEMO
からかさ万灯のパンフレットには慶長8年に『再建』とありますが、茨城県神社誌の内容を優先させています。

鳥居・境内

村社のある社号標

村社のある社号標

夜のおまつりの前に参拝してきました!すごく天気がいいし、近所なんですもん。

社号標には堂々と旧村社ありますね。市内には鷲神社が三社(残りは田村と藤崎)あるんですが、いずれも旧村社です。土浦の雨乞いの神様への信仰は篤い!

鳥居とのぼり

鳥居とのぼり

参拝は朝8時頃。提灯の飾り付けや山車の準備がされていました。皆さん、暑い中お疲れ様でございます。

境内は広くないのですが、祠をいくつも目にしました。住宅や道路のできた場所から移動されてきたのかもしれませんね。

竹と祠

竹と祠

それと境内でちょこちょこ目にする『竹』を見つけました。これ、どんな意味があるかご存知でしょうか。

わたしもハッキリわかりませんが、すくすく成長する竹に五穀豊穣の願いを込めていると聞いたことがあります。竹はレンコンのように先を見通せますから縁起物と考えられているかも。

駐車場

駐車場

社殿の右手に砂利の敷地があります。こちらがふだん駐車場として使われていると思います。そしてからかさ万灯の会場です。

社殿

拝殿

拝殿

社殿は平成7年(1995年)に不審火により焼失。同11年(1999年)に再建されました。

拝殿の花火の玉

拝殿の花火の玉

この日は戸が開いていたので中を拝見。よく見ると中に花火の玉がありますね。

鷲神社と花火には縁があるためでしょう。むかし、毎年11月26日には御鷲まつりがありました。その中でおわし万灯という花火があげられていたんです。それにいまも。。

本殿

本殿

一間流造の本殿。古い本殿は昭和62年に村の文化財に指定されていました。

大畑天満宮と八坂神社

大畑天満宮

大畑天満宮

鷲神社の本殿の右側に大畑天満宮がありました。ご祭神はもちろん菅原道真公

鳥居も社殿も比較的新しく感じますね。天満宮らしく学業成就を祈願する絵馬がかけられていました。

八坂神社

八坂神社

社殿を挟んで反対側には八坂神社が鎮座しています。鷲神社にはむかしから祇園祭(八坂神社のおまつり)がありました。

鷲神社なのに祇園祭があるのは、かつて疫病が流行ったときに素盞嗚すさのお命とお鷲さまを神輿に乗せて村内を巡幸したのがきっかけだそう。

社殿は最近のことでしょう。以前はお神輿だけがあったんです。

それではこの日の夜のからかさ万灯をご紹介します。

からかさ万灯

社殿に集まる人々

社殿に集まる人々

からかさ万灯は干ばつから農作物を守るための雨乞いの祈願です。宝暦9年(1759年)から行われた記録がありますので、じつに250年もの歴史があります。

大畑は昔から農業が盛んな地域だったのですが、水源は雨だけでした。そのため、雨乞いは極めて重要な行事だったのでしょう。

からかさ万灯は毎年8月15日に開催されます。日付が決まっているので、お盆に入ったら思い出してくださいね。今年(2019年)は台風の影響で17日(土)に順延しました。

駐車場

神社の駐車場はからかさ万灯の会場なので使えません。また周辺の道路が通行止めになるのでご注意ください。

駐車場は以下の3ヶ所です。

・旧藤沢小学校(土浦市藤沢3057)
・JA水郷つくば 農産物直売所サンフレッシュ新治店(土浦市藤沢514-1)
・新治地区公民館(土浦市藤沢982)

一番近いのは旧藤沢小学校です。徒歩10分くらい。サンフレッシュや公民館は20分くらい歩くと思います。大変でした。。←歩いた。

当日のようす

まつりの境内

まつりの境内

この日のスケジュールは次のとおりです。レアな情報かも。花火の点火以外は毎年多少違うと思いますのでご参考まで。

18:45-19:00
お囃子会演奏
19:00-19:15
来賓祝辞・主催者挨拶
19:15-19:20
桜井宏子 歌:秋田大黒舞
19:20-19:30
栗原好徳と篠崎ヤエ 歌:雪割りの花
19:30-19:35
花火の点火
19:35-
歌謡ショー
Laguna
山本恵莉子
遠藤友紀雄
お囃子会演奏
21:00-21:30
からかさ仕掛花火の点火

ふだんほとんど人気のない神社ですが、祭りの日は違いますね。わたしは歌謡ショーの前に到着。境内はすでにすごい人だかり!

拝殿には次々と参拝者が並びます。一緒に奉納も受け付けていました。納めると境内の立て札に名前が張り出されます。

歌謡ショー

歌謡ショー

歌謡ショーもはじまりさらに境内は盛り上がっていきます。正直、こんなに賑やかな会場とは思いませんでした。ネット上ではよくわかりませんでしたが、地元ではよく知られていたんですね。

山車

山車

点火の前にはお囃子や踊りもありますよ!踊りては子どももいるようですね。伝統行事の趣を感じます、

司会者のはじまりの合図を出すと、綱火が音を立てて導火線を走ります。大きな木枠まで届くと『祝令和 からかさ万灯』の文字が見えました。続いて火は直径5m、高さ6mの傘へ。いよいよからかさへ着火です。

からかさ万灯

からかさ万灯

わたしの写真だとわかりにくいのですが、天上に吹き上げられた火が雷雨を表し、その下に流れ落ちる火花が雨を表しています。五穀豊穣を願うおまつりらしいですよね♪

花火が点火している時間はおよそ10分ほどだったと思います。はじめから見逃さなようにしましょう。

最後の花火

最後の花火

最後は打ち上げ花火で締めです!

wata

このおまつり、場所取りがすごく重要だと思いました。制限がないためか最前列に三脚を立てたカメラマンが並びます。その後ろに大人がカメラを構えると子どもはほとんど見えません。運営側でなんらかの対策が必要なことですが、歌謡ショーの頃から準備しておかないとちゃんと見れない可能性が高いのでご注意ください。
MEMO
はじめは3月に開催されたおまつりですが、その後農作への謝意を込めて旧暦の9月17日になりました。8月15日になったのは無形民俗文化財の指定を受けてからです。
昭和37年 茨城県無形民俗文化財 指定
昭和57年 国選択無形民俗文化財 選択

アクセス

名称鷲神社
住所茨城県土浦市大畑1890
駐車場あり

まとめ

土浦市の鷲神社では毎年8月15日にからかさ万灯が行われます。ただし、台風などの悪天候の場合は順延になります。

点火の時間は夜9時からですが、直前になるとほとんど見れません。歌謡ショーを開催している8時頃から場所取りをするとよいと思います。

参考図書

茨城県神社誌/茨城県神社庁

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