【四匹の狐】大漁・海上守護の四郎介稲荷神社(ひたちなか市)

この記事でわかること
  • ご祭神と『四郎介』について
  • 民話『四匹の狐』との関係
  • 御朱印のいただき方

ついに。。ついに那珂湊のあの神社が動き出しました!

じつは何度も足を運んでいて個人的にすごく気に入っている場所だったんです。

この記事では、ひたちなか市の四郎介しろうすけ稲荷神社をご紹介します。昨年から御朱印もはじまりましたよ!

四郎介稲荷神社とは

社務所の表札

社務所の表札

四郎介稲荷神社はひたちなか市の湊中央に鎮座しています。

当社は文禄3年(1594年)に創建。当初は飯塚四郎介の氏神として祀られました。承応2年(1657年)に京都の伏見稲荷より宇賀魂命を勧請。ご祭神の使いは那珂に伝わる民話『四匹の狐』の四男といわれ、海を守護する役目を担って那珂湊にやってきました。

四郎介稲荷神社の正式な名称は『稲荷神社』です。四郎介狐がご祭神の使いとなってよく働いたことから四郎介稲荷と呼ばれています。

ご祭神は宇賀魂うかのみたまですが、境内の由緒書には豊受姫とようけひめと同一であると書かれています。祝詞だとそうですが、わざわざ記載するのは珍しいので意味ありげ。

稲荷神社のご利益として五穀豊穣や商売繁盛などがありますが、当社では大漁や海上の安全もいわれています。『四郎介』の関係でしょう。

四郎介の人助けには塩の製法を教えたこともあります。浜に穴をほって海水をため、蒸発させてから塩をとるという手法。代々の宮司はこの手法で塩作りをしたのだとか。

『四匹の狐』はそれぞれ各地域の城を守護しました。長男の源太朗は瓜連城、次男の甚二郎は米崎城、三男の紋三郎は笠間城といった感じです。

四郎介は湊城の守護なのですが、この城の存在は確認できません。じつは湊城とは水戸光圀の別荘である夤賓閣いひんかくの別称であるといわれます。稲荷から徒歩10分程の場所に跡地がありますよ。

そうすると四郎介だけ本物の城でないうえ、ずいぶん後の時代の「城」に守護していたことなります。夤賓閣は天狗党の乱で焼失しましたので民話の誕生時期はそれ以降でしょうか。

wata

当社の宮司は代々『飯塚四郎介』を名乗るのです!参拝時に社務所の表札をチェックしてみましょう♪
MEMO
地元の方は「四郎介さん」などと呼ぶそうです。

駐車場

四郎介稲荷神社には(一応)駐車スペースがあります。わかりにくくてドキドキするかもしれませんが、市場から続く県道6号側と社殿を挟んで反対側から入れます。

歩道に乗り入れるので少し不安だと思います。上の画像を見て大丈夫なことを確認してからどうぞ。

鳥居

一の鳥居

一の鳥居

四郎介稲荷の一の鳥居です。駐車場は社殿のそばにあるので、これを見れるのはわざわざ鳥居まで戻った人。あるいは徒歩でいらした方だけ。。

鎮座390年を記念して再建されました。記念碑には明治神宮の宮司のお名前が!

二の鳥居

二の鳥居

参道は100mほど。途中、道路を跨いだり、いくつもの鳥居があったりと神社の沿革を感じさせてくれます。

狐像

笑顔の狐像

笑顔の狐像

鳥居と同様に狐の像もいくつも奉納されているようです。

稲荷神社の場合、商売繁盛や五穀豊穣を祈願する方が多く、願いが叶った際にはその分を奉納することで感謝を示します。やたら鳥居や石像が多かったりするのはそのせいですね。

わたしは右側のこの像の表情が好きですね。たれ目。。(◜◡◝)

拝殿

拝殿

拝殿

四郎介稲荷は比較的新しい神社で決して大きくありません。しかし、社殿については別格といっていいでしょう。令和2年2月21日付けでひたちなか市の指定有形文化財(建造物)となりました。

どういう経緯を持っているかわかりませんが彫刻が半端じゃありません。

後藤梅甫による彫刻

後藤梅甫による彫刻

明治9年に完成した後藤梅甫うめすけによる彫工は素晴らしいの一言。「昇り龍」「降り龍」の他、「四匹の狐」にちなんだ彫刻もあるんです。民話好きは感動しますよ。。

狐の彫刻

狐の彫刻

後藤梅甫についてはほとんどわかっていませんが、江戸時代から明治にかけて関東地方で活躍した後藤流の江戸彫りの流れを組むといわれています。名前と流派からすると坂東の後藤縫殿之助の一門でしょうか。

同氏は市内の津神社(平磯)の拝殿の彫刻も手掛けています。

MEMO
後藤縫殿之助と長男・保之助は同市内の華蔵院の彫刻を手掛けています。

本殿

本殿

本殿

神明造りの本殿です。内削ぎ(女千木)で鰹木が偶数(四本)は女神をお祀りしているともいわれます。

由緒にご祭神の宇賀魂命は豊受姫命と同一とありますので、この造りには「なるほど」と思わせます。でも、豊受姫命をお祀りする伊勢神宮の外宮は男千木なんですよね。。

千木や鰹木はご祭神の性別と関係ない場合もあるので気にする必要はありませんが、当社の場合は女神の性格を持ったご祭神と考えてもよいかと思います。

御朱印

四郎介稲荷神社の御朱印

四郎介稲荷神社の御朱印

四郎介稲荷神社の御朱印です。初穂料は500円。基本的に書置きのみです。

参道右手の社務所でいただけます。わたしは土曜日にお伺いしました。もしかしたら週末だけかもしれませんね。

御朱印は令和元年からはじまりました。これまで何度も問い合わせがあったので、期待に応えるようにされたそう。

四匹のキツネは大好きですし、これまで何度も参拝していましたからいただけたときは感動しました…!

アクセス

名称四郎介稲荷神社
住所茨城県ひたちなか市湊中央2-2-25
駐車場あり

まとめ

この記事のまとめ

  • ご祭神は宇賀魂命。豊受姫命と同一とされている
  • 四郎介とは四匹の狐の民話の四男
  • 御朱印(書置き)は参道右手の社務所でいただける

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA