wata
この記事は2021年11月までに確認できた境町で頒布されている御朱印をご紹介しています。
時間や日程などにより、頂けない場合があることをご了承ください。
香取神社|宮本
利根川のすぐ近くに鎮座する境香取神社。わたしが初めて参拝した境町の神社ということで思い入れがあります。
明治期、川に近いことで水害に逢い、社記のほぼすべてが失われました。いま伝わることはほんのひと握りですが、この辺りで多くの檀家を抱えていた吉祥院が別当を務めたとわかっています。
御朱印
境香取神社の御朱印です。社殿右手の社務所でいただけます。
こちらは少し前のものになりまして、いまでは境内社の例祭など非常に多くの種類が頒布されています。それにデザイン性もすごい!
いただける御朱印はInstagramなどのSNSと社務所前で確認できますので、事前にチェックしてから伺うのもいいですよ。
御朱印を受け付けているかどうかもSNSでチェックできます。
アクセス
最寄りICは境古河IC。下りて約10分ほど。道の駅さかいからも目と鼻の先となっています。
駐車場は社殿の南東側にあります。具体的にはGoogleMapをご参考に。
名称 | (境)香取神社 |
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住所 | 茨城県境町宮本1757番地 |
駐車場 | あり(無料) |
Webサイト |
香取神社|塚崎
塚崎香取神社といえば例祭の『塚崎の獅子舞』。県の無形民俗文化財に指定されています。正確には境内社の八竜神社の舞かと思いますが、とにかく立派なのことです。
境内からは先祖代々受け継がれた獅子舞を次代の残そうと、いまの人々が努力している跡が見えますのでぜひ注目していただきたいですね。
御朱印
塚崎香取神社の御朱印です。
書き置きは拝殿前に置かれていますので賽銭箱に初穂料を納めてからいただきます。
直書きをいただきたい場合は、同書にある連絡先にお電話すれば対応してくださるそうです。
アクセス
茨城県でもかなり西の方。利根川の手前です。最寄りICは圏央道の坂東IC。下りて約15分です。
駐車場は社殿のすぐ西側にあります。社殿と宮戸川の間にある道路から入ってください。駐車スペースは広く有りませんが、参拝者が多い神社ではありませんので、ほぼ確実に駐車できると思います。
名称 | 塚崎香取神社 |
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住所 | 茨城県境町塚崎2876 |
駐車場 | あり |
香取神社|伏木
丁寧・親切な境内が人気の伏木香取神社。週末には社務所を兼ねた宮司宅が賑わっています。
決して大きな神社ではありませんが、伏木の歴史と信仰を感じられるのが魅力ですね。境内のお社や石碑には解説がありますので初心者でも楽しめますよ。
御朱印
伏木香取神社の御朱印です。右が通常、左が月参りの限定御朱印です。この他、境内社や季節の行事などさまざまな御朱印が頒布されます。
境内西側の社務所を兼ねた宮司宅でいただけます。境内に案内があるので迷うことはないでしょう。
その日どの御朱印がいただけるかは社務所で掲示されていますので、チェックしてから申し出ましょう。わたしみたいに混雑すると慌ててしまう方は事前にSNSをチェックするのもいいですね。
アクセス
圏央道の坂東ICを下りて約10分。周辺に電車はないのでほぼ車での参拝になるかと思います。
境内西の広場に停められます。参拝者が多い神社ですが、埋まっていることは無いでしょう。
名称 | (伏木)香取神社 |
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住所 | 茨城県境町伏木1 |
駐車場 | あり(無料) |
Webサイト | 公式サイト |
SNS |
大照院|伏木
由緒
寺伝によると開山は役行者(役小角とも)。創建は鎌倉時代(1320年頃)に天台宗の恵心僧都といわれ、大照院にあわせて天満天神(ご祭神:菅原道真)を鎮守として祀ったのだとか。
役行者は僧侶ではなく修験道の祖とされる人物です。『続日本紀』に名前があることから実在の人物とされていますが、超能力者のような伝説を持つミステリアスな存在なのでなんとも。
安永4年(1775年)の寺社差出帳によれば、朱印地15石で本寺を持たない真言宗の寺院でした。朱印地が示すとおり、かつてはかなり存在感のある寺院だったのでしょう。
当寺の門徒である成就院は村の鎮守である香取神社の別当を務めていました。村内の山伏2院とも関係があったのではと思います。
かつては大聖院や大政院とも呼ばれました。
境内
境内にはいくつかお堂が見られますが、何が安置されているかまではわからず。たぶん観音堂、阿弥陀堂、護摩堂のどれかだと思うのですが。。事情があるのか近接を禁じるポールがありました。
大師堂はしっかりお参りさせていただきましたよ。やっぱり真言宗の寺院。これがなくては、という感じ。
ほどよく紅葉した境内を眺めながら奥の本堂へ。かなり離れたところからでしたが、無事にお参りさせていただきました。ご本尊は延命地蔵尊となっています。
寺宝で境町の指定文化財である金剛力士像は山門から本堂に移されたというので、この中にあるのかな?
枝垂れ銀杏
一番の発見はこちらの大銀杏。突然変異かと思いますが、枝垂れ桜のように枝が枝垂れています。ということは、枝垂れ銀杏?
非常に美しい枝ぶりで金色の傘を被っているようでした。あと数日遅く参拝したら青葉がまったくなかったでしょうね!大変いいものを拝見させていただきました。
御朱印
大照院の御朱印です。本堂右手の庫裏でいただけます。
猿島坂東三十三ヶ所観音霊場の第十五番。聖観世音菩薩かと思いましたので延命地蔵尊は少し驚き。本尊の方ですね。
せっかくなのでご利益にあやかり長生きできるように精進します♪
聖観音像は大照院の末寺の宝光寺にあったもの。
アクセス
伏木香取神社から車で10分ほど。住宅街を離れ森の中にひっそりとあります。
境内入口の右手に駐車スペースがあります。整備されていませんので注意して停めてください。
名称 | 教王山 神護寺 大照院 |
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住所 | 茨城県境町伏木2153 |
駐車場 | あり(無料) |
吉祥院|新吉町
由緒
『茨城の寺(四)』および『茨城の地名』をもとに吉祥院(真言宗豊山派)の由緒をご紹介します。
ご本尊は不動明王です。明王は基本的に密教で信仰されますので、本尊とする場合は真言宗か天台宗の寺院ということになります。特に真言宗のお寺で触れる機会が多いかと思います。
元治元年(1864年)の境町宗門人別帳によると、22の旦那寺に対し檀家は427軒でした。そのうち335軒が吉祥院の檀家とのことで、その頃に隆盛を極めていたようですね!
これまでなんどか火災に遭い、そのたびに復興していますが、5回めは寺側の失火だったため幕府からの援助が止まってしまったそうです。
とはいえ、檀家が多く廃仏毀釈の影響もなかったようなので、比較的安定した寺院運営がされていたのではないかと思います。
wata
江戸時代の大本寺は金剛三昧院、小本寺は生子の満蔵院(坂東市)です。
本堂
令和になって改築された本堂。輝いていますね〜!
古い本堂は、明治初期に千葉県支庁、猿島郡役所、小学校として使われたというかなり珍しい歴史を持っています。
人々がよく知る場所にあり、安心して利用できる環境だったのでしょう。お寺の方は色々と大変だったかと思いますが。。なお、庫裏は警察署として使われた模様。
毘沙門堂
山門の手前にある毘沙門堂はもともと山上町にあったもの。明治の廃仏毀釈の際、こちらに移されてきました。廃仏毀釈は当寺で起きなかったことを意味するかと思います。興味深いですよね。
同時期に筑波山にあった中禅寺からも礼盤が移されています。礼盤は後に県の文化財に指定されていますので、なんとも有難いことです。
御朱印
吉祥院でいただける御朱印です。本堂右手の庫裏でお声掛けください。
当寺は猿島坂東三十三ヶ所観音霊場の第三番に数えられており、十一面観音が安置されています。
ちなみに開創時の延命地蔵菩薩は脇屋義治の持仏とされ、氏寺の相承院(鎌倉)より移したのだとか。後の火災で焼失していますので本尊とは違います。
アクセス
道の駅さかいから車で数分。利根川を渡ればそこはもう千葉県(野田市)です。
駐車場は通りから入った先、山門の周辺に停められます。
名称 | 亀形山 延命寺 吉祥院 |
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住所 | 茨城県境町新吉町974 |
駐車場 | あり(無料) |
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。