大和ホースパークの大和流鏑馬合戦|桜川市

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wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

スポーツ流鏑馬やぶさめをご存知でしょうか?

流鏑馬というと神社の神事を連想するかと思います。わたしもそうでしたが、桜川市の大和やまとホースパークではスポーツ流鏑馬が楽しめるんです。

流鏑馬を競技にすることで馬事文化を広めようという狙いです。たしかに勝敗や優劣があるとわかりやすくて面白いと思いますが。。

先日、大和まほろば流鏑馬合戦を観覧してきました。かなり興奮します!そして自分も馬に乗りたくなる。。レポートしますので興味が湧いたらぜひ来年ご覧ください!


参考
第11回 大和流鏑馬合戦 実施のお知らせ大和ホースパーク公式

大和ホースパークとは

大和ホースパーク看板

大和ホースパーク看板

大和ホースパークは桜川市にある昭和51年創業の乗馬クラブです。

ふつうの乗馬クラブと違っているのは乗馬の生産や育成も行っていること。長い期間をかけて信頼関係を築き、立派な乗馬に育てています。

育成には多大な苦労があるかと思いますが、おかげで初心者も安心して乗れると評判です。

パークの敷地は9000坪。広大な土地があるため乗馬のレッスンだけでなくトレッキングも楽しめます。筑波山がキレイに見える素晴らしい場所にありますよ♪

大和ホースパーク厩舎

大和ホースパーク厩舎

ここの馬たちは県内のさまざまなイベントで見かけます。厩舎を離れても大丈夫なのは熱心な育成のたまものでしょう。地元の日枝神社(土浦市)の流鏑馬にも来ていました。

パークのもうひとつの特徴として流鏑馬体験ができるんです!パークの創設者である会長自らが指導しているとか。それで流鏑馬のイベントを開催しているんですね!

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大和ホースパークの馬は俳優の敦士さんや照英さんも乗ったことがありますよ!筑西市の小栗判官まつりです♪

大和流鏑馬合戦

大和流鏑馬合戦のぼり

大和流鏑馬合戦のぼり

大和と書いて『まほろば』。。大和流鏑馬合戦をご紹介します!

2019年は5月19日(日)に開催。主催は大和流鏑馬大会実行委員会。会場は大和ホースパークです。開催の趣旨は以下です。

日本古来の伝統武芸である流鏑馬を「スポーツ流鏑馬」として競技化し、馬事文化を全国に発信するため「流鏑馬競技大会」を開催し、馬の活用より一人でも多くの人が馬に関心を抱くとともに、全国からの参加者との交流により地域の活性化と復興を図るものです。
趣旨/大和流鏑馬合戦2019

公式サイトの開催要項を読むと大和ホースパーク以外の団体・個人も参加OKとのこと。

合戦は的を命中させた得点で競います。馬を走らせるスピードによって初級、中級、上級にクラス分けされており、各クラスの3位までを表彰します。

当日スケジュール

当日スケジュール

当日のスケジュールはこんな感じです。

会場

会場の周囲は田畑。農道のような不安定な道が続き焦りましたが、なんとか9:30頃に到着。

県内で流鏑馬といえば鹿島神宮と笠間稲荷ですが、すごく混むのが悩ましいところ。こちらはまったく混雑しておらず一安心♪

駐車場(300円)

駐車場(300円)

流鏑馬の見物にかかる費用は駐車料金の300円だけ。格安です。カメラマン的にはこちらも魅力的!

駐車場から厩舎を通って会場へ

駐車場から厩舎を通って会場へ

駐車場を出て厩舎の隣を通り会場へ。お馬さんはやっぱり大きいですよね〜。

事前説明を受ける競技者

事前説明を受ける競技者

9:45頃まで参加者への説明が行われていました。参加者は10人ちょっと。

みなさん和装が決まっていますね!説明が終わると全員会場へ移動します。

流鏑馬会場

流鏑馬会場

流鏑馬会場です。高い場所から会場の安全確認やアナウンスを行います。

馬が走る距離はおよそ200m。その間に3つの射的ポイントが用意されています。参加者は3回走って射た得点を競います。

的は赤、青、黄色の3種類あってそれぞれ位置(高さ)が異なります。位置によって難易度や得点が違いますので、戦略も必要となるようです。

練習中の競技者

練習中の競技者

はじめは弓を持たずに走ったり、ゆっくり走ってタイミングを図ったりする練習の時間です。カメラマンも場所や設定のチェックタイム!

他の流鏑馬と比べると非常に近くで見ることができて嬉しいのですが、近すぎて土煙や小石が体にかかります。。汚れてもよい服装やマスクを用意するといいでしょう。

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有料(たしか1,000円)のカメラマン席が用意されていました。射的ポイントに近いのですが、近すぎて弓を構えた構図が狙いにくかったです。来年以降は場所が見直されているかもしれません。

本番

準備OKを示す旗

準備OKを示す旗

各ポイントのスタッフが白い旗を出すと準備OK。3本揃うと流鏑馬スタート!スポーティーな和装に身を包み、さっそうと矢を放つ姿。すごくかっこいいです!

白馬に乗る競技者

白馬に乗る競技者

スピードは差がありました。早い人は11秒台、遅いと20秒くらいかけて駆け抜けます。

距離が約200mですから11秒だと時速60kmくらい出ていることに。。自動車並の速度で走りながら的を射抜くってすごいですよね〜!

3人が駆けるとスタート地点に戻って再スタート。的の高さを変えながら3回繰り返して得点が決まります。

下段の的を狙う

下段の的を狙う

矢を持ち直す

矢を持ち直す

興味深いことに年齢や性別はバラバラ。乗馬は体力よりも技術が物を言うということでしょうか。小さな子もすごいスピードで駆けていきました。

矢を返してもらいスタート地点へ戻る

矢を返してもらいスタート地点へ戻る

スタート地点に戻る参加者には会場から拍手が贈られます。危険が伴いますので競技中は険しい表情ですが、このときばかりは笑顔でした。

wata

スピード感はいかがでしょう?間近で見るとさらに迫力でますよ!
注意

競技中に拍手をすると馬が驚きますので、的を命中させた際の拍手はNGです

撮影のポイント

矢を放った瞬間

矢を放った瞬間

撮影スポットは基本的に射的ポイントの3ヶ所です。スタート地点の近くをP1、次がP2、ゴール付近をP3とするとP2がオススメです。今回の写真はすべてP2からです。

理由はこんな感じです。

P2をオススメする理由
  1. P1,P3よりも明るい場所なのでシャッタースピードを上げやすい
  2. 加速がついているのでP1よりもスピード感が出せる
  3. P3の射的は難易度が高いため体制が崩れやすい

P3はP2から間隔が短いので体制を整えること自体が難しそうでした。安全策としてP2で射ずにP3だけという方も。

もちろんカメラの性能に合わせて場所を選んでくださいね!

脚立を使用する場合は足元に注意です。地面は凸凹している上に柔らかかったです。かなり不安定なので入念に場所選びをしましょう。

近くで撮るならレンズのプロテクターを忘れずに。500kg近い馬が近くを走ると小石がびゅんびゅん飛んできます。

アクセス

名称株式会社大和ホースパーク
住所茨城県桜川市大国玉4432-6
営業時間【10月〜6月】9:00~16:00
【7月~9月】6:00~19:00
駐車場あり
定休日月曜日(祝日の場合は翌日)
TEL・予約0120-666-875(9:00-18:00)
※元旦除く
Webサイト公式サイト

まとめ

大和ホースパークは桜川市の乗馬クラブ。仔馬から長い年月をかけて育成しています。

毎年5月には流鏑馬合戦が開催され、各地から参加した方々が流鏑馬の腕前を競います。

スポーツとしての流鏑馬は県内でも珍しく、観覧や写真撮影を楽しむことができます。