【感想】マンガ かしまの歴史① 鹿島氏ー名門の栄光と悲劇ー|鹿嶋市

wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

新しいマンガを買ってきました!『マンガ かしまの歴史①』といって現在の鹿嶋市周辺で活躍した「鹿島氏」について書かれています。

鹿島氏についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。それは資料があまり多く残っていないからなんですが、本書ではそんな鹿島氏をサクッと学ぶことができるんです!

概要

タイトル マンガ かしまの歴史① 鹿島氏ー名門の栄光と悲劇ー
発行日 2021年3月31日
マンガ 四角のふち
協力 飛田英世|鹿野貞一|森下松壽|千葉隆司|つくばビジネスカレッジ専門学校|
鹿島神宮|鹿嶋市教育委員会|鹿嶋市まちづくり市民センター|清真学園
編集協力 株式会社サイドランチ
編集・発行 公益財団法人鹿嶋市文化スポーツ振興事業団
鹿嶋市どきどきセンター
ページ数 63ページ

はじめて表紙を目にした時、これまでの郷土マンガと少し違う印象を受けました。イラストがなんとも現代的なんですよね。

マンガを描かれた「四角のふち」さんとはどんな方?検索してみたらつくばビジネスカレッジ専門学校の卒業生とのこと。『卒業生の声』で発見!平成29年度卒業などでかなりお若い。

歴史物、しかも全国的な知名度は決して高くない鹿島氏のマンガは若手作家には少々難しいかと思いましたが。。そこを専門家がバックアップ。飛田英世さんは県立歴史観の主席研究員ですね。

マンガで説明しきれない部分はコラムや用語解説でしっかりフォロー。さらに詳しく知りたい方は巻末で参考文献が案内されています。読者のレベルに合わせて楽しめるようになっています。

物語の主人公は(おそらく)小学生のハルトとリン。宿題の「鹿嶋の歴史」を調べることにはじまります。そして宿題のヒントを求めて市内を散策しているうちに歴史博士に出会って。。という展開。

本書の対象年齢は小学生〜だと思いますが、地図やコラムは年令を問わず参考になります。わたしのように鹿島氏について全然わかりません!という初学者にとっても役立つ一冊です。

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シリーズの第1弾ということで今後も同様の作品が誕生するそうです。楽しみですね〜!

購入できる場所

『マンガ かしまの歴史①』を購入できる場所は以下です。

  • 鹿嶋市どきどきセンター(0299-84-0778)
    茨城県鹿嶋市粟生十二神2242-1
  • 鹿嶋勤労文化会館(0299-83-5911)
    茨城県鹿嶋市宮中325-1
  • ミニ博物館ココシカ(0299-94-8161)
    茨城県鹿嶋市宮中1-5-23
  • 鹿嶋人ギャラリー(0299-77-8878)
    茨城県鹿嶋市宮中1-4-25
  • オカミ書店(0299-82-1051)
    茨城県鹿嶋市宮中1-6-12
  • ブックス オカミ(0299-84-6677)
    茨城県鹿嶋市宮中290-1 ショッピングセンターチェリオ2F
  • TSUTAYA 鹿嶋宮中店(0299-90-7211)
    茨城県 鹿嶋市宮中東山289-1

このうちココシカと鹿嶋人ギャラリーは専用の駐車場がありませんのでご注意下さい。

MEMO
価格は500円(税込)です。

感想

肝心のマンガは非常によい出来。まず絵がキレイ。やたらイケメンが多いのが特徴です。美形過ぎて性別わからなくなっている人物もいたりして。甲冑や馬、背景などが丁寧に描かれているのも好感が持てます。

読みやすさもかなり配慮されています。複雑な人間関係や時代背景は極力省かれ、ページ内の文字の割合は1/3以下。テンポよく読めました。

でも、大切な文脈はきちんと繋がってますので混乱することは少なかったです。「少ない」というのは、登場人物が多くて理解が追いつかない部分があるせいですね。

表現も現代的でいいと思います。ギャグ漫画のような表現もあれば人物の等身を変えてユルさや堅さも演出しています。作者が自由に書いた結果でしょう。

ちなみにわたしが好きな人物は鹿島義幹です。乱暴な人物として描かれていますが、きっと戦国時代特有の「なめられたら終わる」の危機感で人格が豹変したんです!『鹿島治乱記』にあることなので虚偽かもしれませんが。。興味深い人物です。

テーマの「鹿島氏」については描き方に苦労したと思います。活躍した鎌倉時代の中盤から戦国時代にかけては全国的に情勢が不安定。常に戦乱の火種が消えませんでした。権力者はより大きな権力を求めていて鹿島氏もそのひとり。現代人にとってかなり乱暴なところも見受けられ、鹿島神宮に対する関わり方などあまり気分のいいことがありません。

だからこそこれまであまり語られなかったと思います。そういう意味では史実だけで語らないマンガは認知を広めるために有効ではないでしょうか。それに鹿島氏は周辺の郷土史にも関係しますので鹿嶋以外を学ぶ際にも役立ちます。

本書に対して強いて難を付けるなら、分かりにくさは残る、ということでしょうか。作品のテーマが「鹿島氏」なので時代ごとに軸となる人物が代わります。加えて鹿島氏周辺にも多くの登場人物がいますから名前を覚えるのに少々苦労します。

これは長い時代をコンパクトにまとめる以上は避けられないこと。わたしの場合は自分で年表を作ったり、人物の特徴をメモったりしてなんとかしています。小学生が読むことも想定していると思いますので、読み方、学び方もフォローしてあげるといいかもしれませんね!

まとめ

この記事のまとめ

  • 鹿島氏をマンガでわかりやすく学べる
  • イラストがきれい。イケメン多数、背景まで丁寧に描かれている
  • 行政と専門家も制作に協力。大人にも役立つコラムあり
この本の評価
読みやすさ
(5.0)
面白さ
(4.0)
デザインの美しさ
(4.0)
コストパフォーマンス
(5.0)
オリジナリティ
(4.0)
総合評価
(4.5)

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