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2019年の開催概要
- 名称→第13回鹿島灘はまぐり祭り
- 日程→2019年12月15日(日)
- 時間→9:30~14:30(雨天決行)
- 場所→鹿島灘漁業協同組合 魚市場(鹿嶋市大字平井2289番地)
なぜか年末に開催する鹿島灘はまぐり祭り。一般的なはまぐりの旬は2月〜3月。鹿島灘はまぐりの旬は産卵前の6月〜7月なので、けっこう外れていますね。
でも、美味しいはまぐりが食べられることは確か。ネット上にこのお祭りの情報は少ないですがオススメです。今回はお祭りとお隣にある茨城県栽培漁業センターをご紹介します。
栽培漁業センターは鹿島灘で獲れるはまぐりやアワビを育てているんです。いろいろ勉強になるので見学の機会があったらお見逃しなく!
『鹿島灘はまぐり』はブランド名。正式な名前はチョウセンハマグリ。チョウセンの字は汀線です。外国産と間違われやすいので鹿島灘をつけられました。
鹿島灘はまぐり祭りとは
鹿島灘はまぐり祭りは毎年12月に開催。会場は鹿島灘漁業協同組合魚市場。船がたくさんある港ですね。
メインは当然はまぐり。全国的なブランド鹿島灘はまぐりを買ったり食べたりできます♬実は流通しているはまぐりの90%は輸入品。国産は10%ほどで、そのうち60%は茨城の鹿島灘産だったりします。かなり重要なシェア!
はまぐりの他には、いま鹿島灘で売り出し中のももいろホッキ貝がありました。貝を使った料理コンクールで盛り上がっていましたよ!さらに今年はフレンチの鉄人坂井 宏行シェフも登場。はまぐりやホッキ貝を使ったサラダを披露していました。
はまぐりの販売と会場のグルメ
到着したのは12時頃。このイベントではまぐりを購入するなら遅い時間。。9:30から始まっていますからね。販売所はすでに長蛇の列となっていて売り切れてしまいました。10トン用意していたのに。。
値段は6〜7個入って1,500円です。ふつうのはまぐりなら明らかに高い。でも、鹿島灘はまぐりとしては通常より20〜30%安いので飛ぶように売れていました。昨年が4個で1,000円ですから、実はお得になっていたんです。
販売所で買えなくても諦めるのは早いです。買えるかもしれない場所を最後に書きます。会場では他にも美味しいものがありますので、そちらもお楽しみください。
あっさりうしお汁
気軽に食べられるうしお汁。12月ですから晴れていても非常に寒い。そこにコレはたまりません!熱々のおつゆにプリプリのはまぐり!触感がいいのは荒波で育って身が引き締まっているから。お値段は300円♬
他にはまぐりを食べるならバーベキューコーナーです。はまぐりと他の魚貝をその場で焼いて食べます!一人前は1,500円。いいお値段ですが家族連れに特に好評でした。
ももいろホッキ貝のホッキメンチバーガー
鹿島灘でとれるホッキ貝は『ももいろホッキ貝』といわれます。加熱するとピンク色になることからです。北海道や海外産は赤くなるので、まさに一味ちがう。県と漁協がブランド化を目指してアピールの真っ最中!
はまぐり祭りではももいろホッキ貝を使った料理コンクールを開催。8店がそれぞれのメニューで優勝目指して競っていました。コンクールは購入した商品に得点を書いて投票する仕組み。投票の締切が1時なので、それまでには売り切れてしまいます。わたしはギリギリの時間に気になっていたホッキメンチバーガーを注文。
ネットではほとんど話題になっていませんが。。はっきり言っておいしい!ホッキ貝はカツの中。それもゴロゴロありますよ。フカフカでもちもちのバンズにサクサクでジューシーなカツ。そしてプリプリのホッキ貝。食感の組み合わせがいいですね。大きいのに400円で買えます。
「これはくる!」と密かに思いました。まだ見かけないかもしれませんが自信を持ってオススメ!ちなみにコンクールで優勝したのはクリーム&カレーコロッケ。朝日新聞の記事で確認できます。
大洗産のしらす丼
鹿島灘は茨城県の北から大洗、鉾田、鹿嶋、神栖と続いています。(ただし、鉾田に漁港はありません)会場には県内の港町からの出店もありました。わたしがよく足を運ぶ大洗からは大洗水産加工業協同組合が参加。あじの開き、いかの一夜干しなどの加工品のほかにしらす丼を出していました。
茨城の海辺といえばコレ。おいしくて栄養もあるのでついつい食べちゃいます。少しお醤油をたらしていただきました♬
おみやげの鹿島灘ハマグリ
うろうろしていたら1時を過ぎていました。イベントは2時30分までなので終盤。そろそろ撤収しようかなと思っていたら、バーベキューコーナーの看板に「はまぐり販売」の文字が。はまぐり以外の品が切れたのではまぐりのみ販売するとのことでした。なんて幸運。もちろん購入してきました。
買ったはまぐりを並べるとこんな感じです。比較しているのはiPhone8です。7個で重さが800gでしたので、かなりのものだと思います。
そして、焼いたお姿がこちら。肉厚がすごくて口の中でずっと美味しい。お酒の最高のお供でした♬
会場
イベント名 | 第11回 鹿島灘はまぐり祭り |
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会場 | 鹿島灘漁業協同組合魚市場 |
住所 | 茨城県鹿嶋市平井2289番地 |
日程 | 2017年12月17日(日) |
時間 | 9:30~14:30(雨天決行) |
駐車場 | あり |
主催 | 鹿島灘はまぐり祭り実行委員会 |
茨城県栽培漁業センター
帰りに立ち寄ったのは、茨城県栽培漁業センターです。施設を公開していました。
さて、栽培漁業とはなんでしょう。茨城県のサイトから引用します。
天然水域において、魚貝類の減耗が最も激しい卵から幼稚仔の時期を人間の管理下において育成し、これを天然水域に放流した上で管理を行い、水産資源の持続的利用を図ろうとする取り組みです。
「栽培漁業」とは/茨城県
みんなが食べたい水産物は数が少なくなりやすいので、一部人間が手を加えて維持されています。でも、簡単なことではありません。それなら茨城県以外でもはまぐりがとれるはずですから。センターではどのような方法で飼育しているのかをわかりやすく解説していました。
公開されていたのははまぐりとアワビについて。はまぐりは卵から写真のような大きさ(2mmほど)まで育てて放流します。すごく小さいですよね。これが約1,000万個!
はまぐりの餌はプランクトンなのですが、1日で5トンも必要になります。とってもお金がかかると思いますが、それだけ高く売れるということでしょう。
たくさん放流してもすべて育つわけではありません。厳しい自然で生きていくのは大変なこと。それにはまぐりは水深の浅い場所(5mほど)に生息しているため、密漁や乱獲の危険性があります。潮干狩りなどでも数が減りすぎないように気を使っています。
10cmを超えるようなはまぐりは、少なくとも7年以上待たなくてはいけません。科学技術と漁師の方々の努力があってのことですから、本当にありがたいことです。
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アクセス
まとめ
- 鹿島灘はまぐりが高価なのは、貴重な国産品でたくさんの人の手が加わっているため
- はまぐりを買うならなるべく早い時間に!お昼を過ぎると売り切れる可能性あり
- 完売後もチャンスあり。BBQ会場で売り出しがはじまるかも
大切に育てられたはまぐり。じっくり味わってお楽しみください!
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。