wata
さいきん座禅をはじめました。短時間でも座禅を組むと頭がスッキリしていいですよ。お疲れの方こそぜひお試しください。
そんなわけで今回は行方市の禅宗(曹洞宗)の寺院常光院にお参りしてきました。コロナ禍であってもさまざまな活動をされているので前々から注目していたんです♪
常光院とは
由緒
常幸院の由緒をご紹介します。
ご本尊は釈迦牟尼仏です。ただ、慈覚大師の作と伝えられる無量寿仏も本尊とされています。
鹿島、行方地域では唯一の佐竹氏創建の寺院です。境内には佐竹氏の供養塔もありました。「累代」とありましたので氏を供養されているようです。意外と知られていないかも。
じつはお寺のことを知ったのはつい最近。ご住職がラジオ出演したり、新たに御朱印をはじめられたりと活発に活動されていると耳にしました。
鹿行地域のフリーペーパー『リアン・ヴィル』の御朱印巡りの記事でも紹介されていましたね。リアン・ヴィルは貴重な寺社インタビューもありますので歴史好きも要チェックです。
禅宗というと座禅ばかりしている印象があるかもしれませんが、実際にはとてもアクティブ。禅の思想はあれこれ考えるよりも実践することを重視します。(禅語で禅即行動という)ご住職はまさに禅の教えを体現されていますね。
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アクセス
歩いていける距離に駅やバス停はありませんので、アクセスするなら車になるかと思います。
境内南側に広大な駐車場があります。
名称 | 泰英山 常光院(曹洞宗) |
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住所 | 茨城県行方市小高1201 |
駐車場 | あり(70台) |
Webサイト | 公式サイト |
年間行事 |
1月2日…新春祈祷会 1月24日…身代り地蔵尊祭り 2月…節分会 3月…春の彼岸会 4月…花まつり 7月…七夕会 8月…施食会・お盆の棚経 9月…秋のお彼岸 12月31日…除夜会 |
山門
本を開いて乗せたような屋根。切妻屋根ですね。指定文化財の山門です。安土桃山時代の寺院建築様式を模倣した、とされています。って、そこまで分かったらかなりスゴイ。
かつて火災によって伽藍のほぼすべて失ってしまいましたが、この山門だけ残りました。不思議な縁を持っているのかもしれませんね。
山門の正面には佐竹扇。日本国旗のようですが、丸は太陽ではなく月を意味しています。佐竹氏ゆかりの寺院らしくて大変結構なことです♪
緻密に組まれた重厚な造りです。戦国時代、常陸国を統一した佐竹氏のようにどっしりと構えているようです。
地蔵堂
地蔵堂に安置されているのは「身代わり地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩です。いまから450〜500年前に蔵収されたのだとか。
身代わり地蔵は昔話でもちらほら耳にしますよね。六道の苦しみから救ってくれるお地蔵さんは誰にとってもありがたい存在です。次の仏(釈迦の予言では弥勒菩薩)の誕生までの56億年ほど人々の救済をする大変な役目を担っております。(それにしても長い!)
毎年1月24日には身代わり地蔵尊祭りを開催しています。2021年は新型コロナの影響でYoutube配信となりました。当時の動画がいまも公開されていますよ。
祈祷は18分頃からでした。かなり貴重だと思いますのでご興味ある方はぜひご覧ください!
本堂(外観)
9年ほど前に再建された本堂です。屋根にはやっぱり佐竹扇。そうでなくては。
客殿からつながっており非常に立派。柱の色も明るく若々しい印象があります。
2つ並んだ寺門は大本山である永平寺(福井県)と總持寺(神奈川県)のものです。総持寺の五七の桐は日本政府と同じなので見覚えあるはずです。
本堂(堂内)
ありがたいことに中をご住職に案内していただきました。お写真OKとのことで遠慮なく。
信徒が座られる椅子の四方にはストーブが設置され防寒対策はバッチリ。手書きのひざかけの案内などもあって温かい気遣いを感じました。
正面に見えるのが身代わり地蔵。おそらく少し前に地蔵祭りがあったので、そのまま安置されていたのでしょう。奥にあるのが御本尊の釈迦牟尼仏です。
不動明王はご住職のご先祖が代々願掛けをされているそうです。像は500年ほど前のものと仰っていたでしょうか。とてもいい表情をされています。
後ろにある画は達磨大師です。禅宗の祖ですね。釈迦の28代目の弟子で6世紀頃にインドから中国に渡り禅宗を広めたとされます。目を入れる『ダルマ』のもとになったことが有名です。
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御朱印
常光院の御朱印です。このときは書き置きでした。
本堂右手の庫裏でいただけます。入り口に「受付」とありますので、インターホンでお知らせください。受付時間は毎日9〜16時までとなっています。
身代わり地蔵、不動明王につきましては期間限定です。以下の条件なので26日か27日なら3種類ぜんぶいただけます!
不動明王…毎月28日の前後3日間
限定御朱印は他にもあるようです。このときは1月の決まった日にだけいただける金色の御朱印が張り出されていました。
限定は境内の案内板に張り出されますのでチェックしておきましょう♪
限定御朱印は他にもあり
まとめ
この記事のまとめ
- 佐竹義舜創建の佐竹氏ゆかりの寺
- 境内には植物や動物がたくさん
- 御朱印は「受付」とある庫裏でいただける
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。
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