【奥久慈大子七福神霊場】藤と桜の性徳寺|大子町

この記事でわかること
  • 由緒と御本尊
  • 境内の桜と藤について
  • 御朱印のいただき方

wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

茨城の県南に住むわたしにとって、山々のある県北の風景は新鮮。たまに寺社巡りをしてリフレッシュしています。

特に大子町はのどかな風景が続くので道中の運転も楽しいです。観光地なので訪問先では温かく迎えてもらえることが多いのも魅力ですね。

というわけで、この記事では大子町の性徳寺しょうとくじ(真言宗智山派)をご紹介します。高台に位置するお寺で境内の藤と桜も見どころです♪

性徳寺とは

性徳寺

性徳寺

由緒

延徳2年/1490年
開山
現在の下金沢の小学校の辺りに宥貴法印が開山。
天正年間/1580年頃
本堂移築
末寺であった下野宮の眞淨浄院普門院の本堂を移築して利用
享保年間/1720年頃
現在地へ移築
現在地に再度移築
弘化4年/1847年
本堂改修
西福寺より当寺住職となった宥眞法印により本堂大改修
昭和元年/1926年
観音堂建立
昭和3年/1928年
観音像を移す
水戸三十三観音霊場 小平山自在院(廃寺)の准胝観音像を当寺へ移す
昭和56年/1981年
本堂大改修
昭和57年/1982年
社号標建立
昭和61年/1986年
奥久慈大子七福神第六番霊場になる
観音堂に安置される毘沙門天像が大子七福神に数えられ、当寺が霊場となる
平成13年/2001年
本堂・観音堂・山門・太鼓橋を全面葺替

ご本尊は金剛界の大日如来像です。ちなみに大日如来は金剛界と胎蔵界の2種類があります。

茨城の寺(四)によると、同町の慈雲寺の末寺として創建され栃木県馬頭町の馬頭院の支配下にあったそう。本末関係とは別に支配関係があったというのは。。事情がありそうですね。ただ、性徳寺から慈雲寺の住職になった僧もいたそうなので、この二寺の関係は密接だったかと思います。

観音堂は准胝じゅんてい観音像を本尊として安置しています。この観音像は近くの自在院にありましたが、廃寺となったことで当寺に移されました。水戸三十三観音霊場の観音像でしたので、いまでは性徳寺がその代番となり御朱印を授けるなどしています。

アクセス

常磐道の那珂ICから約1時間10分。栃木方面の高速道路からも同じくらいです。

最寄り駅からだと車で10分ほどです。

車で参拝することになるかと思いますが、県道461号から下金沢郵便局のあるところから入るようにしてください。わたしは裏道から入って大変な思いをしました。。

駐車場は広いです。必ず停められますのでご安心ください。

名称 鷲栖山わたしのすさん 法光院ほうこういん 性徳寺しょうとくじ
住所 茨城県大子町下金沢字野田292
駐車場 あり
公式サイト 大子町商工会

山門

山門

山門

原風景が広がる町内をドライブして性徳寺の駐車場へ到着。少し高台にあるので見晴らしがよく気持ちが昂ぶります♪

山門前の六地蔵

山門前の六地蔵

鮮やかな前掛けをまとう六地蔵に挨拶して山門をくぐります。草花に彩られた境内なので心が穏やかになりますね。

藤と桜

藤

山門から少し歩き石段を登ると左手に藤が見えます。7月の参拝だったので開花の時期はずいぶん前に過ぎています。残念!

藤を見上げる

藤を見上げる

藤の花はおよそ三尺になるそうなので、この規模であれば壮観でしょうね。

枝垂れ桜

枝垂れ桜

藤の隣にあるのは枝垂れ桜です。もっさりしていますね。こんなときは中を覗いています。。

枝を支えられている枝垂れ桜

枝を支えられている枝垂れ桜

支えられているおかげでじつに個性的な枝ぶりです。不自然ともいえますが、人と桜が一体となった姿で個人的には美しく感じます。

こちらの桜のお写真は『茨城県の桜』からどうぞ。もっさりから一変して非常にバランスのとれた姿に見えますよ♪

本堂

本堂

本堂

本堂は非常に新しく見えますが、昭和に行ったのは「大改修」なので原型はかなり古いのでしょう。

写真は扉を締めていますが、お寺の方にお会いしたら中に案内してくださいました。お寺の歴史についてもご教授いただきありがたいことです。

寺社の参拝はだれかに案内をいただけると嬉しいのですが、期待してしまうと相手に負担になるかと思いますので基本的には何事も自力で済ませます。

常日頃そのような意識でいるので、お心がけいただくと感激してしまいますね。お茶までごちそうになってしまいました。いやはや恐縮です。

観音堂

観音堂

観音堂

本堂の向かって左手にある観音堂。こちらに自性院の准胝観音像が安置されています。

撮影の許可を撮り忘れたので写真がありません。でも、観音堂の中には珍しいものがいくつもありますのでぜひ実際に参拝してみてください。

扉はしっかり閉めること

扉はしっかり閉めること

ふだんは閉じられていますが、参拝者は開けて大丈夫です。もちろん参拝が終わったらきちんと閉じなくてはいけません。でないとハクビシンが侵入してしまうのだとか。。

じつはこの参拝で初めて准胝観音を耳にしました。『仏像ワールド』によると次のような解説がされています。

准胝仏母(じゅんていぶつも)・七倶胝仏母(しちくていぶつも)ともいいます。もとはヒンドゥー教の女神であるドゥルガーで、シヴァ神の妃とされています。とても美しい姿ですが、神々の武器を持って魔族を倒した戦いの女神です。そのため本来は女尊であり、観音ではないという指摘もあります。しかし、ここでは観音として紹介しますね。

仏教に取り入れられてからは慈悲深い清浄をもたらす神とされ、七倶胝仏母(しちぐていぶつぼ)ともいわれています。これは遙か過去より多くの仏を誕生させた仏の母という意味です。そのため、真言宗系では人道を救済する六観音(聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音)に数えられますが、天台宗系では准胝仏母といわれ如来に分類されています。不空羂索観音と合わせて七観音と呼ばれることもあります。
准胝観音とは/仏像ワールド

ヒンドゥー教にはハチャメチャな神が多数いるのですが、こちらは仏教と習合してマイルドになったパターンですね。ヒンドゥー教で力があるほど仏教ではご利益を与えてくれるとされていたようなので篤い信仰があったのでしょう。

観音堂には大子七福神の毘沙門天像も安置されています。霊場用ではなく古い像もありますので併せてご参拝ください。

wata

ここの弁財天は要チェックです。享保2年(1717年)江戸仏師「幸慶」による作。腕が八本、つまり八臂弁財天です。実物見るの初めてだったので感動しました!
MEMO
伝説によると観音像は運慶の作で日光輪王寺にあったといわれますが、たしかな記録はありません。

御朱印

大日如来の御朱印

大日如来の御朱印

毘沙門天の御朱印

毘沙門天の御朱印

准胝観音の御朱印

准胝観音の御朱印

性徳寺でいただける御朱印は以下の3種類です。

  1. 大日如来…性徳寺のご本尊
  2. 毘沙門天…大子七福神
  3. 准胝観音…水戸三十三観音霊場 自在院の観音像

文字に顔が含まれているのがユニークですね!毘沙門天の顔は勇ましく描かれています。

御朱印は本堂の右手にある庫裏でいただけます。

まとめ

この記事のまとめ

  • 水戸三十三観音、大子七福神を安置する霊場
  • 春の桜と初夏の藤が風物詩
  • 御朱印は3種類。本堂右手の庫裏でお声掛け

参考文献

茨城の寺(四)/今瀬文也

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