2月17日(水)『うなぎ地蔵』(城里町)の記事を公開しました。次回更新は2月21日(水)の予定です。

幻想的な『あんばまつり』!涸沼に集結する茨城町の伝統芸能は一見の価値あり!(茨城町)

あんばまつりアイキャッチ

あんばまつりの「あんば」とは、大杉神社の神様の通称です。茨城町の大杉神社は、江戸時代に稲敷市の大杉神社から分祀されて出来ました。涸沼の湖畔というとてもユニークな場所にあります。

あんばさまは漁師たちを守ってくれるありがたい神様です。茨城町の場合は、漁の安全に加えて天然痘からも守ってくれました。人々の命に関わることですから、とても大切な存在であることがわかります。神様ですから、ふつうは「あんばさま」と言います。

そんな「あんばまつり」が、2017年7月29日(土)に大杉神社で開催されました!このおまつり、他とはひと味もふた味も違います。実際に見るのが一番ですが、なんとかその面白さを伝えたいと思います!今回はおまつりの全体像ではなく、踊りに注目してお届けします。全体像は茨城町商工会でどうぞ。

茨城町の『あんばまつり』とは

大杉神社

『あんばまつり』は、あんばさまに踊りを奉納するお祭りです。お囃子の音色に合わせて、ひょっとこやおかめ、狐などが次々に踊ります。それも水上で船に乗りながら!湖畔のおまつりはありますが、水上はとっても珍しいですよね。大杉神社のある広浦公園で毎年1日だけ開催しています。そして、茨城町指定の無形文化財です。

wata

『奉納』をわかりやすく言うと、人々にとって大切なものや好きなものを神様に捧げることです。神様に感謝の気持ちを伝えて楽しんでもらうためです!

このおまつり。夜になると船が並んで一斉に踊る『のっこみ』があります。はっきりした時間はわかりませんが、夜の7時〜9時なら見れると思います。湖畔は夜になるとかなり暗くなりますので、提灯などわずかな光の中で見る踊りは幻想的です。それでは、まつりの流れに沿ってご紹介します。

あんばまつり会場

わたしが訪れたのは5時過ぎでした。空は曇りでしたが、夏場なのでまだ明るく感じました。会場周辺の行灯に明かりがついて、いよいよおまつりスタートという雰囲気です。

湖上の広浦振興会

お囃子の音色は船上から常に聞こえます。ただ、それぞれの船がいろいろなところを走っているので、まだ賑やかとはいえません。地元のおまつりの団体が代わる代わる神社の前に船をつけて踊りを奉納していました。

船はぜんぶで4そう。それぞれはっきりとした個性があるように感じました。踊りのことはさっぱりですが、わたしのような素人でもわかる特徴をまとめてみました。

広浦振興会

広浦振興会ひょっとこ

広浦振興会おかめ1

広浦振興会おかめ2

大人と子どもが一緒に踊っています。とっても微笑ましかったです。

狐やひょっとこのお面、着物が個性的でした。ひょっとこの顔はユニークですねえ。着物もピンク、緑、赤・・・とてもカラフルです。衣装にとても気を使っていると思います。踊りの振り付けも個性的ですね。おかめの指差す動きは、はじめてみました。

後半はスモークをたく演出まで・・・伝統の中に新しいものをどんどん取り入れているようですね。みんなで工夫して楽しんでいます。

廣浦にっぱち會

にっぱち會の狐3

狐が大迫力です!力強くてかっこいいので、男性的な印象がありますね。わたし・・・かなり好きです。にっぱち會の踊り手はほぼ大人でした。伝統芸能で魅せてくれます。

湖上のおかめ1

湖上のおかめ2

狐の印象が強かったですが、おかめも素敵でした。湖上の日の丸が美しいですね。この画は他のおまつりにはない魅力でしょう!

小浦あんばの會

小浦あんばの會ひょっとこ

小浦あんばの會狐

ひょっとこ、狐、とても素敵です!にっぱち會と同じように熟練の芸だと思います。

それにもまして気になってしまうのがおかめです。たぶん、この會のおかめは特別なんです。うまく説明できませんが、なんとなく見続けてしまいます。

小浦あんばの會おかめ

『にっぱち會』のような激しいものが好みですが・・・魅了というやつでしょうか( •̀ㅁ•́;)

遠西若連

遠西若連狐1

遠西若連狐2

遠西若連ひょっとこ

名前の通り、若い子たちが参加していました。緊張していたり、舞台で棒立ちの子もいましたが、誰もはじめはそうなんでしょう。その子たちもいずれ成長して、隣の船の大人たちのようになっていくんですね。

船には紅葉した葉が飾られていました。おそらく、徳川斉昭が詠んだ和歌『広浦秋の月』にちなんでいます。小さな子も伝統芸能に参加していることを意識させてくれます。

こんな感じで特徴を知っておくと、暗くなってからの踊りがより楽しめます。

そして『のっこみ』へ

7時近くになると、会場に大勢集まってきました。湖畔ですから、日が沈むと一気に涼しくなります。まさに納涼です。

この時間、会場の飮食店は驚異的な忙しさです。もともと、周辺に飲食店は少ないですし、とにかく子どもが多いです。みんな食べる食べる。。。イカ焼き食べれてよかったです。

行灯のひぬ丸くん

あんばまつりの行灯

あんばまつり提灯

wata

ここから先は『のっこみ』です。提灯や行灯が雰囲気を盛り上げてくれます。そして、会場が最高に盛り上がる時間です!

カラフルな狐たち

笑顔の狐

ふたりのおかめ2

湖上のにっぱち會(狐)

にっぱち會の狐1

にっぱち會の狐2

おじぎするおかめ

扇とおかめ

手を振るおかめ

踊りを倣うおかめたち

ふたりのおかめ

ひょっとこ&おかめ

わたしは都合で8時くらいに会場を離れましたが、そのあとに恒例の花火が!後日、写真で見ただけですがまさにクライマックスに相応しいと思います。来年はのんびりと最後までいたいですね。

注意
会場の駐車場は大変心もとないです。広浦公園キャンプ場や周辺の駐車場は早い時間から埋まっています。来年、訪れようとする方は、事前に観光協会などに駐車場や駐車方法をご確認ください。路上駐車も非常に多いですから、会場周辺は運転に細心のご注意を。

会場

名称 広浦公園(大杉神社)
住所 〒311-3125 茨城県東茨城郡茨城町下石崎1651
Webサイト 茨城町商工会内