常陸国の一の宮 鹿島神宮(鹿嶋市)

今年(2017年)のお正月。人生の転機を迎えていたもので、県内のいくつかの神社で願掛けをしてきました。そのひとつが茨城県の一宮いちのみや 鹿島神宮です。

10箇所以上で願掛けをして言うのもなんですが、やっぱりここぞというときは鹿島神宮です。東国三社に数えられ茨城最強のパワースポットという声もあります。もちろん願いは無事に叶えることができました!

そこで、今回は鹿島神宮でお参りする方のために、境内の名所と最強のパワースポットである理由をご紹介します。

ちなみに一の宮とは茨城でもっとも社格が高いという意味です。古代から続く由緒正しき神社なんですよ♪

注意
駐車場や路線情報を追記しました。目次の「アクセス」からご覧ください。

鹿島神宮の参拝まで

鹿島神宮鳥居

車で行く場合、無料の駐車場がありますが、イベントのある日や連休中は10時過ぎると満車になることが多いです。

なので、早めに行くか、諦めて有料駐車場に停めてのんびり一日を過ごしましょう。無料で利用できるのは第二駐車場です。鳥居をくぐるまでは5分ほど。

鹿島神宮は巨樹に囲まれた森の中にあります。太く立派な参道を歩いていると、心も広くなったような気がします。鳥居からほんの数分歩くと楼門があります。

楼門

楼門

寛永11年(1634年)に水戸藩の初代藩主・徳川頼房よりふさが奉納しました。頼房公は水戸黄門こと徳川光圀のお父さん。国の重要文化財に指定された由緒ある楼門。とにかく大きいです。茨城の一宮に相応しいサイズですね!

二郎杉

二郎杉

楼門をくぐったすぐ右手に樹齢700年、高さ40mの二郎杉があります。二郎というだけあって、境内で2番めに大きい杉です。

1番めはご神木です。大きさは同じくらいですが樹齢1300年といわれています。あまり目立たないのですが、本殿の裏にそびえ立っています

拝殿

鹿島神宮の拝殿

鹿島神宮の拝殿です。参道の正面ではなく右手にあるんです。拝殿および本殿は一般的な社殿と異なり北向きです。これには北方の蝦夷の見張りをしているという説があります。

拝殿の奥に本殿がありまして、そちらにご祭神が祀られています。江戸幕府の第ニ代将軍・徳川秀忠によって、元和5年(1619年)に建てられました。

とてもシンプルですが、それが親しみやすくて参拝者が訪れる理由かもしれません。ここでいつものように二礼二拍手一礼。お礼参りを済ませたので、境内を散策してみます。

御朱印

鹿島神宮の御朱印

鹿島神宮の御朱印は『鹿島神宮』『奥宮』の2種類。初穂料はいずれも300円です。人気の神社なので御朱印も行列ができます。祈祷殿から離れると呼び出しが聞こえなくなるのでご注意を。

相川七瀬さんデザインの御朱印帳

御朱印帳の販売もしています。わたしは鹿島神宮らしい鹿の御朱印帳を購入。驚くことに相川七瀬さんのデザインでした!1700円ですよ〜。

鹿島神宮内の名所探訪

さざれ石

さざれ石

さざれ石です。君が代にも出てくるのでおなじみですね。もともとは小さな石の意味でした。いまでは、それが長い年月をかけてひとつになったものを指すそうです。大きくて、なかなか神秘的な形をしています。

こちらのさざれ石は2006年に奉納されたもの。神宮の歴史としては新しいです。

観音桜

さざれ石のすぐそばにある桜は鎌足桜です。桜の前の看板には以下のようにありました。

花びらが、満開をむかえる頃、めしべの内側にピンク色の観音菩薩像が見られることから、別名『観音桜』とも言われます。

神社の境内で菩薩。。ちょっと不思議ですが、とっても綺麗です。まもなく5月になりそうなのに、しっかり咲いていますね。

鹿嶋市は藤原鎌足の出生地という説があります。この桜は同じく鎌足や鎌足のお母さんが生まれた説のある千葉県木更津市の鎌足桜を分けられたものです。

奥宮

奥宮

鹿島神宮の摂社せっしゃにあたる奥宮おくみやです。摂社というのは、本社ほんじゃに関連した神を祀っていて、少しだけ格式が下にあるそうです。

とはいえ、立派です。建てたのはなんと徳川家康!以前はこちらが本殿でした。

巨樹に囲まれていて木漏れ日で輝いているように見えます。屋根の苔は歴史を感じて良い雰囲気です。こちらもたくさんの参拝者がいます。

要石

要石に参拝するご夫婦

要石

奥宮の裏の方を進むと要石があります。要石は数々の伝説がある不思議な石です。例えば、地上に見えているのはほんの一部で、実は地中深くまであって地震を起こすナマズの頭を押さえているとか・・・。

はたまた、要石を掘り起こそうとした徳川光圀は、いくつもの災難にあったとか。鹿島七不思議のひとつに数えられています。

御手洗池

御手洗池

1日40万リットルもの湧き水がある御手洗池です。真夏でも氷のように冷たい水があるので、清涼池とも言われます。むかしは参拝前にここでみそぎ(身体を清めること)をしたそうです。よごれたまま神様の前に行くのは恐れ多い、という考え方だったんですね。

要石と同じく鹿島七不思議に数えられています。大人でも子どもでも、この池に浸かると水は胸のところまでしかこないとか。。。

wata

こちらのお水はお持ち帰りできます!でも、火を通してから召し上がってくださいね。
MEMO
年に一度、御手洗でみそぎをするイベントがあります。ご利益があると人気で11月に参加者を募集するとその日に定員に達するそう。俳優の堺雅人さんは塚原卜伝のドラマ撮影の際にみそぎをしました。半沢直樹のヒットはその2年後です。

最強のパワースポットである3つの理由

鹿島神宮の魅力はいろいろありますが、重要なのは”パワー”です。そこで、わたしなりに鹿島神宮が茨城最強のパワースポットである理由を考えてみました。

①最強のご祭神・タケミカヅチ

なまずに乗った武甕槌命の像

タケミカヅチは日本神話に登場する立派な神様です。最強の武神とされていて、大きな活躍がふたつあります。

ひとつは神話の時代に出雲の国を訪れて、支配者のオオクニヌシから国を譲ってもらったことです。『出雲の国譲り』と言われるもので、それまでの神々が失敗したことを見事やりとげました。面白いのは、武神であるタケミカヅチが武力に頼らずに話し合いで解決したことです。

もうひとつは日本を建国した神武天皇の東征を助けたことです。自分の剣を神武天皇に授けることで窮地を救っています。剣は『ふつのみたまの剣』といって、それとされるものが境内の宝物館にあります。(模造刀ですが1300年前のもの!)

wata

最強のパワースポットには最強の神!タケミカヅチがオオナマズの頭を押さえつけているから、大地震を防げているという説もあります!江戸時代に流行しました。
MEMO
鹿島には塚原卜伝という剣聖がいます。生涯一度も負けたことのない剣の達人ですが、剣に頼らず物事を解決したエピソードがいくつもあります。タケミカヅチの精神は鹿島の地に受け継がれているのでしょう。

②日本建国と同じ2677年の歴史

鹿島神宮は2017年現在、2677年の歴史があります。なぜ2677年なのか。それは、日本建国から数えるとそうなるからです。

鹿島神宮御創建の歴史は初代神武天皇の御代にさかのぼります。神武天皇はその御東征の半ばにおいて思わぬ窮地に陥られましたが、武甕槌大神の「韴霊剣」の神威により救われました。この神恩に感謝された天皇は御即位の年、皇紀元年に大神をこの地に勅祭されたと伝えられています。
御由緒・御祭神/鹿島神宮

つまり、鹿島神宮は神武天皇によって日本建国の年から祀られ始めた、ということです。ですから、”日本”で鹿島神宮よりも古い神社は存在しません。どの神社よりも歴史があって重要な意味を持つのですから、最強と言われるのだと思います。

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日本でもっとも古い神社。そして祭神のタケミカヅチには神武天皇の建国に力(パワー)を与えた伝説があります!

③生命力に溢れた境内

巨木に囲まれた神宮の敷地

茨城は温暖な気候と豊かな水によって巨樹王国と言われます。鹿島神宮はどの神社よりも歴史があって人々から保護されてきた場所ですから、たくさんの巨樹に囲まれています。

写真でもわかると思いますが、参道は天にも届くような巨樹の下にあります。大きな生命に守られているような場所なので、そこで”パワー”を感じるのは当然なのかもしれません。

おまつり

流鏑馬の準備

鹿島神宮は県内でもっとも由緒のある神社。それに伴い多くの祭祀があります。

写真は5月1日に行われる流鏑馬やぶさめのための準備です。馬が走りやすいようにしているんですね。鹿島神宮に祀られている神様はタケミカヅチ。日本神話で最強の武神ですから、鹿島神宮では武道に関係した催し物がたくさんあります。

弓道場2

4月には県内の学生たちの弓道大会がありました。境内の写真に袴姿の人がたくさんいるのはそういう理由です。弓道着って凛々しくていいですね。みんな礼儀正しいし、よい競技だと思います。それにしても鹿島神宮で弓道大会とは素敵ですね〜。

この項目では今後足を運んだおまつりの記事をご紹介します。

まとめ

袴姿の女子高生と観光ガイド

鹿島神宮が最強のパワースポットである理由は、ご祭神が最強、創建が日本で最古、巨樹王国ならではの境内です。

ただ、理由はともかく、歩いてみると実際に気持ちがすっきりします。参道は広くて歩きやすいし、途中でお休みできるところもたくさんありますので、茨城の中でも特に訪れて欲しい神社です。朝の9時頃になれば観光ガイドの方が鳥居の周辺におります。案内してもらえば、このブログよりもたくさんの面白いお話を聞くことができますよ。

アクセス

電車でお越しの場合

鹿島神宮の最寄り駅はJR大洗鹿島線の鹿島神宮駅です。大洗鹿島線は水戸と鹿島を結ぶ鉄道です。初詣に利用するのもオススメ♪

時刻表は鹿島臨海鉄道のWebサイトで確認できます。1時間に1本程度ですから、乗り遅れないように注意です!

参考 時刻表鹿島臨海鉄道株式会社

東京からお越しの方(高速バス)

東京にお住まいの方は高速バスが安くて早いです。東京駅から鹿島神宮まで約2時間。料金は1,830円です。出発口は八重洲南口、時刻表は京成バスのサイトにあります。

参考 高速バス時刻表・運賃(東京駅~鹿島セントラルホテル・鹿島神宮駅)京成バス

車の方

平日であれば鹿島神宮正面の通りにある第二駐車場を利用しましょう。無料です。

この駐車場は無料で神社にも近いため人気です。埋まっていることもよくあります。また、祭事と1月は有料になります。

そこで、オススメの駐車場があります。1月中に利用できる臨時駐車場です。神社まで歩いて5分ほど。平日の第二駐車場とほとんど同じ条件です。住所は「茨城県鹿嶋市宮中1丁目13-18」です。ここならバイクもOKです。

鹿島神宮臨時駐車場

祭事で臨時駐車場もなし、それでもなんとか安くしたいのであれば、鹿島神宮駅そばの「鹿島神宮駅前駐車場」を利用しましょう。なんと3時間100円。住所は「茨城県鹿嶋市宮下2丁目1-11」です。看板の値段をチェックしてから駐車してくださいね。

鹿島神宮駅前駐車場

名称鹿島神宮
住所茨城県鹿嶋市宮中2306-1
駐車場あり
Webサイト公式サイト
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年間行事 1月7日…白馬祭
大寒付近の日曜…大寒禊
3月9日…祭頭祭
5月1日…御田植祭・流鏑馬神事
6月第2日曜…古武道演舞大会・百々手式
6月30日…大祓式
9月1日…例祭・神幸式
9月2日…行宮祭・還幸式
10月第1日曜…日本武道交流演武大会
11月3日…相撲祭
12月31日…大祓式
※12年に1度…9月2日…御船祭り