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菊花園なべやは2017年の年末に閉店しました。
古い佇まいのお店。気になりますよね。どんなお店なのか。なにを提供しているのか。
下妻市の菊花園なべやを見てそう思う方は多いでしょう。大宝八幡宮の目の前なので参拝者ならだれもが見ているはず。
なべやは参拝者に無料で駐車場を提供するドライブイン。創業以来の伝統の味を守る開運だんごが有名です。この記事では少々入りづらいお店のオススメをご紹介します♫
菊花園なべやとは
菊花園なべやがあるのは下妻市。大宝八幡宮の三の鳥居の前です。
車で近づくと駐車場を案内する店員さんがいます。少々強引?な印象もあるので覚えている方も多いでしょう。それがなべやスタイル。。。お参りも兼ねて入店。
ちょうどお客さんがいなかったので撮影させていただきました。お団子屋さんとのことですが普通に食事もできます。
食事のメニューは窓際に張り出されているものだけで、テーブルに置かれていません。そばやラーメンなども提供。むかしのお店はこんな感じでしたね〜と懐かしい気分。
開運だんご
席につくと店先で勧めていたお団子をいただけます。無料です。いきなり出てきます。はじめての方は戸惑うかも。。。
ただ、このお団子はたしかに美味しい。あんこは甘さ控えめ。上品な味わいです。
そして団子の柔らかさに驚きました。つきたてはこうも違うのかと。よく考えたら、つきたてのお餅は作った場所でしか食べられないですよね。
ご主人がいらっしゃったので、お店や団子のことを聞いてみました。
なべやの歴史
なべやは明治10年(1877年)創業。味を守り続けて140年以上とのこと。
ご主人の団子へのこだわりは、私が感じた味と柔らかさにありました。「つきたての最高の状態を食べてもらいたい一心」で団子を作っているそうです。名物の団子が店頭に並んでいないのは、作り置きをしていないためでしょう。
添加物と防腐剤を使えば、長持ちして販売しやすくなる。でも、その代わり味が落ちて硬くなってしまう。いまの無添加で最高の味を維持するのは、どうしても一日(その日)が限度だそうです。
また、外国産の材料を使えば価格を半分近くにできると言います。でも、国産の良さを知っているので、できないとも。
ご主人のこだわりと情熱が伝わったので、この味を続けてほしいと思いましたが、「残念ながら跡継ぎがいないので自分の代が最後」と・・・むむむ。
なべやの魂は別の場所で生き続けていくかもしれません。ご主人のお話では、なべやで修行した方のお店が近くで有名店として繁盛しているそうです。(いまは違う味とのことですが)
とはいえ、お店はまだあります!ぜひ、下妻に訪れた際に食べてみてください。とっても美味しいですよ。
アクセス
名称 | なべや |
---|---|
住所 | 茨城県下妻市大宝613 |
駐車場 | あり |
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。
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