大宝八幡宮の奇祭・タバンカ祭(下妻市)

夏が終わってもあちこちでお祭りが続く茨城県!

9月だと石岡のおまつりが有名ですが、県西の下妻市でも非常にユニークなおまつりがあるんです。大宝八幡宮タバンカ祭です!

奇祭と呼ばれる少々変わったおまつりです。それにふさわしい驚きがあるので、ご機会がありましたらぜひご覧ください。見るだけなら無料ですよ♪

この記事では下妻市の大宝八幡宮で催されたタバンカ祭をご紹介します。執り行う大宝八幡宮につきましては過去の記事をご覧ください。

タバンカ祭とは

満月に開催

満月に開催

タバンカ祭について公式サイトから引用します。

日本の奇祭神事 タバンカ祭(松明祭)とは

タバンカ祭とは、夜七時から始まる松明祭のことで、全国でも当宮でしか見られない珍しい火祭りである。その起源は、応安三年(1370年)大宝寺別当坊の賢了院が出火した際に、畳と鍋ぶたを使って火を消し止めたという故事を戯曲化したのに始まる。以来、600年にわたり行なわれてきた伝統の祭りであり、現在も毎年9月12日と14日に行われている。※2020年より第1土曜日一夜のみ
松明祭(タバンカ祭)/大宝八幡宮公式

火を扱うということで密教や修験道との関係を考えていたのですが、ぜんぜん違いました。この経緯を知ると奇祭ではなく、当時の切実な想いが形になったと考えられますね。

MEMO
今年まで9月12日と14日の2日間開催されましたが、来年(2020年)から9月の第1土曜日のみなります。

駐車場

大宝八幡宮の大鳥居

大宝八幡宮の大鳥居

駐車場は特設されず、通常の場所のみです。

ゑびすやとなべや菊花園跡は一杯でしたが、保育園の方は余裕があったかと思います。

時間的なこともあって来場者は地元の方が多く、徒歩でお越しのようでした。

参考 境内案内図大宝八幡宮

祭り前

随神門前の松明

随神門前の松明

わたしが会場に到着したのは午後6時前。はじまるまで1時間以上ありましたが、鳥居の先の参道には三脚がずらり。カメラマンの皆さんです。

いい写真を撮りたい気持ちはわかるのですが、参拝者がおりますので参道を塞ぐのはよろしくないですね。。氏子や地元の子供たちが前で見れないもの少し気になります。

ふだん社務所は5時に閉まりますが、この日は特別。6時頃でも御朱印やお守りをいただけました。

冬瓜祭

タバンカ祭は7時からです。定刻になると本殿の後方に花火が打ち上げられ期待が膨らみました。会場もざわざわ。。

すぐには松明を燃やしません。拝殿の方でなにやら祈祷があった後、7時半過ぎになってようやく随神門の前に松明や祭人が集まってきます。

タバンカ祭は冬瓜祭松明祭という別名があり、前者は神前に冬瓜をお供えする行事で後者は文字通り松明を燃やします。まずは冬瓜祭でお供えしていたのではと思います。

それにしてもなぜ冬瓜?公式サイトにも意味まで記載されていないんですよね。。

参道は安全確保のためにしめ縄がはられます。そのため拝殿の方にいけなくなるのですが、7時前に行くか大宝保育園の方から回り込めば冬瓜祭を見ることが可能です。

松明祭

7時半過ぎになって、松明を持った白ずくめの男たちがやってきました。ビジュアル的にはけっこう怖い。。

畳で火を消す様子

畳で火を消す様子

地面に麦わらを置いて点火。火はすぐに大きくなっていきます。まずはそれを畳となべ蓋で消そうとします。畳が地面に叩きつけられると『バタン』とすごい音。風圧で火を消そうとするわけですが。。まったく消えません。かつて本当に消えたのでしょうか??

ちなみにこのバタンバタンという音が『タバンカ』の語源になったともいわれます。

松明を振りかざす白装束

松明を振りかざす白装束

そのうち燃え盛る松明から小さな松明をつくり、来場者の前で振りかざします。火の粉(煙)に触れると火除のご利益があるそうです。服についた瞬間にプチ火災になりそうな気もしますが。。なんとも過激。

子どもたちにとってはナイスアトラクション。小学生はキャッキャと楽しんでおります。

白装束が一旦下がると子どもたちが松明の元に集まる

白装束が一旦下がると子どもたちが松明の元に集まる

しばらくすると燃える麦わらのある場所から白ずくめの男たちが去っていきます。麦わらからは依然として煙がモクモクと上がっているのですが。。

松明を飛び越える子どもたち

松明を飛び越える子どもたち

子どもたちはなぜかその麦わらをジャンプで飛び越えようとします。度胸試しでしょうか。例年のことのようで子どもは一瞬で集結。カメラマンもそれを撮ろうとポジショニング。

神事では太鼓が鳴り響く

神事では太鼓が鳴り響く

その間、随神門の下では恭しく太鼓の音が聞こえてきます。子どもたちの賑やかな声もあるので、少々カオスな雰囲気もしますね。。

これを2回繰り返します。最後は大宝八幡宮と来場者の安全(特に火事)を願い手拍子で締められます。

世話人が持つ提灯

世話人が持つ提灯

火を消すのは縁起を担ぐ意味があると思います。松明は護摩のように扱われていますね。気になるのは白装束。昔も人前ではあまり着ないと思いますが。。お遍路は白装束でされるといいますので仏教的な要素かも。

長い歴史を持つおまつりだからこそ、すべてはわからないのでしょう。いつか閃くことを期待しつつまたの機会としたいと思います。

アクセス

名称大宝八幡宮
住所茨城県下妻市大宝667
営業時間社務所開所時間 8:30-17:00
祈祷奉仕時間 9:00-16:30
※年中無休ですが祭典等の都合により、変更する場合がございます。
無料駐車場・大宝保育園(茨城県下妻市大宝725-1)
・ゑびすや(茨城県下妻市大宝668)
・なべや菊花園跡(茨城県下妻市大宝613)
※いずれも周辺にあります
お問い合わせ先TEL:0296-44-3756
FAX:0296-43-2286
Webサイト公式サイト
Youtubeチャンネル
下妻市観光協会内

まとめ

タバンカ祭りは大宝八幡宮のおまつり。2019年まで9月12日と14日にありましたが、2020年から9月の第1土曜日の1日のみとなります。

まつりでは白装束の男たちが故事にならって畳となべ蓋を使って火を消すようすを見られます。

火除と無常息災を祈願する行事です。無料で参加できますので、ご都合を合わせてぜひ足を運んでみてください。

関係報道
2019年9月13日 きたかんナビ…舞い飛ぶ火の粉に歓声 下妻・タバンカ祭

みんなのお焚き上げ

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