【2018年】秋の桜川さんぽの紅葉と御朱印まとめ|桜川市

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wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

桜川市の秋の桜川さんぽをご存知でしょうか。

茨城の紅葉といえば県北エリア。大子町の袋田の滝や高萩市の花貫渓谷、北茨城市の花園渓谷なんかが有名ですよね。でも、県西の桜川市もとても美しいんです!

秋の桜川さんぽは桜川市の紅葉と寺社仏閣の両方を楽しめるステキな企画。お参りすると限定御朱印をいただける場所もあるんです。なんだか得した気分♫

この記事では各スポットの紅葉と御朱印の情報を中心にご紹介します。情報は来年以降も参考になると思います。イベント概要は桜川市観光協会のサイトをご覧ください。

曜光山 月山寺

月山寺入口

月山寺入口

秋の桜川市といえば月山寺がっさんじ。紅葉もさることながら砂紋と美術館があることでも有名です。

砂紋と紅葉

砂紋と紅葉

砂紋。美しいですよね。。庭園で見たことありますが、お寺では初めてです。

紅葉はもみじと立派な銀杏が印象的。例年はもっと赤くて葉が大きいそう。寒暖差が少ないと色付きがいまいちになり、夏暑すぎると葉が小さくなると聞きました。今年は特別暑かったので、来年に期待しましょう♫

開いていないこともたびたびですが、境内には月山寺美術館があります。入館料は大人300円。子ども200円。午前10時から午後5時まで開いています。(入館は閉館の30分前まで)

さまざまな寺宝の数々を楽しめますが、弁慶が背負ったといわれる網代笈あじろおいが特に興味深かったです。赤と黒の力強い色合いでありながら、繊細な細工がされていました。

美術館内は撮影禁止。展示物に興味のある方は、うぃーくえんど茨城で一部見ることができますよ。


参考
月山寺・月山寺美術館(桜川市)うぃーくえんど茨城

月山寺の紅葉の見頃は11月中旬といわれていますが、12月になってもステキ。。常磐百景さん(@joban_100)のツイートをご覧ください。

撮影は12月2日とのこと。カメラを持って足を運んでみましょう!

御朱印

月山寺の限定御朱印

月山寺の限定御朱印

もみじマーク入の限定御朱印があります。初穂料は300円。

わたしの記憶では11月17日と18日の2日間しか貰えなかったような。。気になる方は直接お寺にお問い合わせください。

また、富谷観音の御朱印はこちらでいただけます。初穂料は同じです。

アクセス

名称曜光山ようこうざん 月山寺
住所茨城県桜川市西小塙1677
駐車場150台
お手洗いあり
拝観時間8:30-16:30
電話番号0296-75-2251
Webサイト桜川市公式内(観光ガイド)
桜川市観光協会内

櫻川磯部稲村神社

拝殿

拝殿

桜川市磯部にある櫻川磯部稲村さくらがわ いそべいなむら神社。まるで早口言葉のよう。名前の通り、土地を代表する神社です。

神社と周辺が国の名勝に指定されています。「西の吉野、東の桜川」を耳にしたことないでしょうか。平安時代から伝わる桜の名所です。

紅葉は11月中旬が見頃といわれますが、規模的にはさほどでもありません。11月23日に訪ねたところ、見頃は過ぎてしまったようでした。

凸型要石

凸型要石

でも、境内は見どころ満載。例えば要石かなめいし。なんと鹿島神宮の要石と対をなすのだとか。鹿島は凹型でナマズの頭を。当神社は凸型でしっぽを押さえ地震を防いでいるそう。

合格パワーストーン

合格パワーストーン

社殿の右手には合格パワーストーン。受験生の願いを叶える神秘的な石です。要石とあわせて不思議な石があるのも特徴ですね!

MEMO

世阿弥の作った謡曲「桜川」は1438年に当神社の宮司が足利氏に納めた巻物「桜児物語」を元にしました

御朱印

櫻川磯部稲村神社の限定御朱印

櫻川磯部稲村神社の限定御朱印

11月中は限定御朱印があります。桜が赤く色づいているんですね。初穂料は300円です。

咳嗽しゃびき神社と鴨大神御子神主玉神社かものおおかみのみこかみぬしたまの御朱印も同じ料金でいただけます。

アクセス

名称櫻川磯部稲村神社
住所茨城県桜川市磯部779
駐車場25台
お手洗いあり
電話番号0296-75-2838
Webサイト桜川市公式内

富谷観音 小山寺

本堂

本堂

施無畏山むせいざん 小山寺おやまじ。富谷にあるので富谷観音とみやかんのんとも呼ばれています。駐車場は境内から100mほど離れた場所。富谷山からのナイスな眺めを楽しめますよ♪

非常に興味をそそられる境内です。たくさんの文化財がありますが、特に気になるのは痩せた仁王像、国指定文化財の三重塔。そして本堂にかけられた画。。

源頼政の妖怪退治の画

源頼政の妖怪退治の画

現地では見にくかったのですが写真だとわかりやすいですね。源頼政の妖怪退治と思われます。

近衛天皇のもとに現れたぬえ。勅命を受けた頼政は鵺を射とめたあと刀で。。まさに画にある通りの伝説があります。

この画がある理由はわかりませんが、茨城でおなじみ源義家(八幡太郎)にも同様の伝説が。。関係あるのでしょうか。

富谷観音の紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬。訪ねた11月24日はまだまだ青葉が多かったです。もう少しすると銀杏や紅葉が色づいてキレイでしょう!

御朱印

富谷観音の御朱印

富谷観音の御朱印

富谷観音は無人ですが、月山寺で御朱印をいただけます。山門の先にある受取所で富谷観音にお参りしたことを伝えればOK。初穂料は300円です。

通常の御朱印です。限定はありません。

アクセス

名称施無畏山むせいざん 小山寺
住所茨城県桜川市冨谷2190
駐車場25台
お手洗いあり
電話番号0296-75-4440
Webサイト桜川市公式内

曛静山 薬王寺

桜川市青木の薬王寺。もみじ寺ともよばえる紅葉の名所です。見頃は11月中旬から12月上旬です。

二宮金次郎像と山門

二宮金次郎像と山門

山門の前には小学校でおなじみ二宮金次郎像。実在した二宮尊徳がモデルです。じつは青木地区は尊徳によって復興した地域。

青木の集落は1818年頃から生活が苦しくなりました。それまであった堰が壊れて水が思うように農地に流れなくなっていたからです。それから10年ほど経つと130戸あったものが39戸に。

心配した住人は領主を通じて当時いまの栃木県にいた二宮尊徳に指導してもらうことにしました。尊徳は桜川に堰を設けて青木地区を潤すことに成功。この山門はそのときの堰の木材を使って1918年に再建されました。

本堂

本堂

今年の紅葉は色付きがいまいちといわれますが、薬王寺はとてもきれいでした。ご住職が不在だったため限定御朱印はいただけませんでしたが、とても満足。また訪ねるとします。

アクセス

名称曛静山くんせいざん 薬王寺
住所茨城県桜川市青木1375
駐車場25台
お手洗いあり
電話番号0296-54-4569
Webサイト桜川市公式内

雨引観音

観音堂

観音堂

桜川市でもっとも参拝者が多いと思われる雨引観音紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬です。11月18日に参拝しましたので、まだ色付き始めでした。

着物姿の子どもたちが多数。少し遅れての七五三かもしれませんね。いつにも間にして賑やかでした。

雨引観音については過去に詳しく記事にしましたので、以下をお読みいただければと思います。

御朱印

雨引観音の御朱印

雨引観音の御朱印

雨引観音の御朱印です。限定はありません。初穂料は300円。この日はとても混雑しており20分ほど待ちました。人気ですね〜!

アクセス

名称雨引山 楽法寺(雨引観音)
住所茨城県桜川市本木1
駐車場500台
お手洗いあり
電話番号0296-58-5009
Webサイト雨引観音公式

施無畏山 眞徳寺

本堂

本堂

施無畏山むせいざん 眞徳寺しんとくじは天台宗のお寺。弥陀三尊をご本尊としています。

ピッカピカのご本尊。不思議だったので尋ねてみると震災で壊れてしまったものを修復したとのこと。その際、あえて色を塗り直して新しく見えるようにしました。中央の阿弥陀如来像は400年も前のもの。両隣の菩薩は江戸時代の作です。

9世紀に慈覚大師(円仁)が開山したとされる歴史あるお寺。江戸時代は徳川家に護られており1745年(延享2年)には寺録13石、檀家350軒にもなりました。

ただ、明治以降に衰退してしまったそう。東日本大震災ではお堂が崩れるほどの被害。。自然災害や政治はお寺の繁栄に大きく影響するんですね。

桜川で紅葉めぐりをしていると伝えると「どこかに紅葉ないかなー」とご住職。境内を探してくださいました。ほのぼの。

敷地内に整備された駐車場はありません。通路を空けて停めてください。

御朱印

眞徳寺の御朱印

眞徳寺の御朱印

眞徳寺の御朱印です。限定はありません。初穂料は300円です。書き置きに日付を入れていただきました。

アクセス

名称施無畏山 眞徳寺
住所茨城県桜川市真壁町古城566
駐車場5台
電話番号0296-55-1367
Webサイト桜川市観光協会

五所駒瀧神社

鳥居

鳥居

水辺好きにオススメなのが五所駒ごしょこまがたき瀧神社。境内に川が流れており、水の音にとても癒やされます。

薄暗い場所でじめじめ。日陰には濃い色の苔があります。なんとも独特な雰囲気なんですが、山のように静寂ではないので不安は感じません。

社殿

社殿

ご祭神はタケミカヅチ。平安時代末期に鹿島神宮から分霊されました。真壁氏の氏神として祀られたんですね。そういえば、同市の櫻川磯部稲村神社の要石も鹿島神宮の要石と対をなす存在。鹿島神宮と桜川市にはご縁を関係を感じます。

色付き始めたもみじ

色付き始めたもみじ

春は桜、秋は紅葉が美しいのですが、わたしのときはまだ色付きはじめ。日陰の部分は青葉でした。見頃は11月中旬とのことですが、下旬でも楽しめると思います。

MEMO

真壁祇園祭、かったて祭り、真壁武神祭といった有名なお祭りがある神社です

御朱印

五所駒瀧神社の限定御朱印

五所駒瀧神社の限定御朱印

もみじの入った秋の限定御朱印があります。初穂料は300円。4月の武神祭のときも限定の御朱印があるそうです。

アクセス

名称五所駒瀧神社
住所茨城県桜川市真壁町山尾503
駐車場35台
電話番号0296-55-1487
Webサイト桜川市観光協会

MEMO

神社の周辺は道路が細く戸惑います。観光協会の地図が参考になります

椎尾山 薬王院

薬王院はそば処つくし亭から山を少し登った場所。徒歩だと最寄りのバス停(旧酒寄駅跡)からでも30分ほど歩きます。駐車場は広めなので車で行くことをオススメします。

霜が降りるのが遅い場所なので紅葉も遅め。見頃は例年12月になってからです。11月24日はまだまだ青葉が多かったですね。

仁王門

仁王門

薬王院にきたらぜひ仁王門をご覧ください。見事な造りと大きさです。それに門に負けないくらい立派な木々に囲まれているのもいい!江戸時代(1688年)に建てられたものです。

大きな下駄とぞうり

大きな下駄とぞうり

横から巨大な下駄とぞうりがあるんです。履物には交通安全、家内安全、人生安全といった文字が。。下駄やぞうりと関係があるのかな?こんどお寺の方に聞いてみるとします。

仁王門の先の階段をのぼれば本堂ですが、震災の影響かとても不安定な状況です。観音堂側からも行けるので、無理に進まないほうがいいですよ。

本堂

本堂

薬王院は782年に最仙上人によって創建された天台宗のお寺。上人は常陸国の生まれ。行方の西蓮寺を創建したことでも知られていますね。いまの本堂は1680年に建てられたもの。いつも五色幕があっておめでたい雰囲気。とても好み。。

本堂に左側に三重塔。右側には弁天池があります。池の方はやや早めに色づくので、境内に青葉が多くても行ってみたほうがいいですよ♫

御朱印

薬王院の御朱印

薬王院の御朱印

薬王院の御朱印です。限定はありません。初穂料は300円です。

アクセス

名称椎尾山 薬王院
住所茨城県桜川市真壁町椎尾3178
駐車場50台
電話番号0296-55-4319
Webサイト桜川市観光協会

参考文献

筑西風土記/著:中村ときを