2月17日(水)『うなぎ地蔵』(城里町)の記事を公開しました。次回更新は2月21日(水)の予定です。

鹿島灘はまぐりはなぜ高い?年末恒例の鹿島灘はまぐり祭りで学んできました(鹿嶋市)

うしお汁

なぜか年末に開催する鹿島灘かしまなだはまぐり祭り。一般的なはまぐりの旬は2月〜3月。でも、鹿島灘はまぐりの旬は産卵前の6月〜7月らしいので、けっこう外れていますね。

でも、美味しいはまぐりが食べられることは確か。ネット上にこのお祭りの情報は少ないですがオススメです。今回はお祭りとお隣にある茨城県栽培漁業センターをご紹介します。

栽培漁業センターは、鹿島灘で獲れるはまぐりやアワビを育てているんです。いろいろ勉強になるので見学の機会があったらお見逃しなく!

注意
『鹿島灘はまぐり』はブランド名です。正式な名前は『チョウセンハマグリ』。チョウセンの字は汀線だそうです。外国産と間違われやすいので、『鹿島灘』とつけられました。

鹿島灘はまぐり祭りとは

はまぐり祭り

鹿島灘はまぐり祭りは毎年12月に開催。今年は17日(日)でした。会場は『鹿島灘漁業協同組合魚市場』。船がたくさんある港ですね。

メインは当然はまぐりです。全国的なブランド『鹿島灘はまぐり』を買ったり食べたりできますよ♬実は流通しているはまぐりの90%は輸入品。国産は10%ほどで、そのうち60%は茨城の鹿島灘産だったりします。かなり重要なシェアですね!

はまぐりの他には、いま鹿島灘で売り出し中のももいろホッキ貝がありました。なんてユニークなネーミングでしょう。ももいろホッキ貝を使った料理コンクールも開催されて盛り上がっていましたよ!さらに、今年はフレンチの鉄人坂井 宏行シェフも登場。はまぐりやホッキ貝を使ったサラダを披露していました。鹿嶋市ならではのイベントですね。

その他は鹿嶋市の公式Webサイトからどうぞ。(チラシもあります)

参考

第11回鹿島灘はまぐり祭りの開催について鹿嶋市公式

はまぐりの販売と会場のグルメ

行列のはまぐり販売

到着したのは12時頃。このイベントではまぐりを購入するなら遅い時間です。9:30から始まっていますからね。販売所はすでに長蛇の列となっていて、残念ながら売り切れてしまいました。10トン用意していたのに。。。

値段は6〜7個入っていて1500円です。ふつうのはまぐりなら明らかに高いです。でも、鹿島灘はまぐりとしては通常より20〜30%安いので飛ぶように売れていました。昨年が4個で1000円ですから、実はお得になっていたんです。

販売所で買えなくても諦めるのは早いです。買えるかもしれない場所を最後に書きます。会場では他にも美味しいものがありますので、そちらもお楽しみください。

あっさりうしお汁

うしお汁

会場で気軽に食べられるうしお汁です。12月ですから晴れていても非常に寒い。そこにコレはたまりません!熱々のおつゆにプリップリのはまぐり!触感がいいのは荒波で育って身が引き締まっているからだそうです。お値段は300円です♬

BBQ

他にはまぐりを食べるならバーベキューコーナーです。はまぐりと他の魚貝をその場で焼いて食べます!一人前は1500円。いいお値段ですが、家族連れに特に好評でした。

ももいろホッキ貝のホッキメンチバーガー

ももいろホッキ貝のコンクール

鹿島灘でとれるホッキ貝は『ももいろホッキ貝』といわれます。由来は加熱するとピンク色になることからです。北海道や海外のものだと赤くなるので、まさに一味ちがうわけです。県と漁協がブランド化を目指してアピールの真っ最中です!

はまぐり祭りではももいろホッキ貝を使った料理コンクールを開催。8店がそれぞれのメニューで優勝目指して競っていました。コンクールは購入した商品に得点を書いて投票する仕組みです。投票の締切が1時なので、その時間には売り切れてしまいます。わたしはギリギリの時間に気になっていたホッキメンチバーガーを注文。

ホッキメンチバーガー

ネットではほとんど話題になっていませんが・・・はっきり言っておいしいです!ホッキ貝がいるのはカツの中。それもゴロゴロありますよ。フカフカでもちもちのバンズにサクサクでジューシーなカツ。そしてプリプリのホッキ貝。食感の組み合わせがいいですね。大きいのに400円で買えます(*´艸`*)

「これはくる!」と密かに思いました。まだあまり見かけないかもしれませんが、自信を持ってオススメ!ちなみに、コンクールで優勝したのはクリーム&カレーコロッケでした。朝日新聞の記事で確認できます。

大洗産のしらす丼

鹿島灘は茨城県の北から大洗、鉾田、鹿嶋、神栖と続いています。(ただし、鉾田に漁港はありません)会場には県内の港町からの出店もありました。わたしがよく足を運ぶ大洗からは大洗水産加工業協同組合が参加。あじの開き、いかの一夜干しなどの加工品のほかにしらす丼を出していました。

大洗のしらす販売

茨城の海辺といえばコレ。おいしくて栄養もあるのでついつい食べちゃいます。少しお醤油をたらしていただきました♬

おみやげの鹿島灘ハマグリ

うろうろしていたら1時を過ぎていました。イベントは2時30分までなので終盤ですね。そろそろ撤収しようかなと思っていたら、バーベキューコーナーの看板に「はまぐり販売」の文字が。はまぐり以外の品が切れたのではまぐりの販売をするとのことでした。なんて幸運。もちろん購入してきました。

はまぐりの大きさを比較

買ったはまぐりを並べるとこんな感じです。比較しているのはiPhone8です。なんとなく大きいのがわかるでしょうか。7個で重さが800gでしたので、かなりのものだと思います。

はまぐりのバター焼き

そして、焼いたお姿がこちら。肉厚がすごくて、口の中でずっと美味しい。お酒の最高のお供でした♬

会場

イベント名 第11回 鹿島灘はまぐり祭り
会場 鹿島灘漁業協同組合魚市場
住所 茨城県鹿嶋市平井2289番地
日程 2017年12月17日(日)
時間 9:30~14:30(雨天決行)
駐車場 あり
Webサイト 鹿嶋市役所内
主催 鹿島灘はまぐり祭り実行委員会

茨城県栽培漁業センター

アワビの飼育の説明

帰りに立ち寄ったのは、茨城県栽培漁業センターです。施設を公開していました。
さて、栽培漁業とはなんでしょう。茨城県のWebサイトから引用します。

天然水域において、魚貝類の減耗が最も激しい卵から幼稚仔の時期を人間の管理下において育成し、これを天然水域に放流した上で管理を行い、水産資源の持続的利用を図ろうとする取り組みです。
「栽培漁業」とは/茨城県

みんなが食べたい水産物は数が少なくなりやすいので、一部人間が手を加えて維持されています。でも、簡単なことではありません。それなら茨城県以外でもはまぐりがとれるはずですから。センターでは、どのような方法で飼育しているのかをわかりやすく解説していました。

はまぐりの稚貝

公開されていたのは、はまぐりとアワビについてです。はまぐりは、卵から写真のような大きさ(2mmほど)まで育てて放流します。すごく小さいですよね。でも、これが約1000万個!はまぐりの餌はプランクトンなのですが、1日で5トンも必要になります。とってもお金がかかると思いますが、それだけ高く売れるということでしょう。

たくさん放流しても、すべて育つわけではありません。厳しい自然で生きていくのは大変なことです。それに、はまぐりは水深の浅い場所(5mほど)に生息しているため、密漁や乱獲の危険性があります。密漁はもってのほかですが、潮干狩りなどでも数が減りすぎないように地域で気を使っています。

10cmを超えるようなはまぐりは、少なくとも7年以上待たなくてはいけません。科学技術と漁師の方々の努力があってのことですから、本当にありがたいことです。

wata

ところで、はまぐりの寿命は20年ほどですが、大きくなるのは10年ほどで止まるそうです。

アクセス

まとめ

  1. 鹿島灘はまぐりが高価なのは、貴重な国産品でたくさんの人の手が加わっているため
  2. はまぐりを買うならなるべく早い時間に!お昼を過ぎると売り切れる可能性あり
  3. 完売後もチャンスあり。BBQ会場で売り出しがはじまるかも

大切に育てられたはまぐり。じっくり味わってお楽しみください(*^^*)

参考

 「鹿島灘はまぐり祭り」にぎわうNHK茨城NEWS