真壁のひな祭りはおもてなしが違う!居心地の良さで歴史ある町並みをしっかりアピールしていました♬(桜川市)

並んだお雛さま

茨城県民なので「真壁のひなまつりはスゴイ」となんども聞いていました。でも、女性のおまつりという印象だったので、あんまり興味なかったんです・・・。

私の心が動いたのは、たぶん、快晴の冬空と急な代休のせいですね。平日の昼間から一人でおひなさまを見ていた男は私くらいでした。でも、そのおかげでじっくりと真壁の魅力を知ることができました。

真壁の方々はとても親切でひな祭りも食事も楽しめました。2018年は3月3日(土)までなので、機会があればぜひ足を運んでみてください。

賑やかな会場

ひな人形を飾っている会場の数が尋常でありませんでした。パンフレットにあるだけで200近く!私の見たところ、ほぼすべての会場で実際に展示されていました。一日で見終えることはとても難しい数です。

真壁町の旅館ふるかわ

配布されているパンフレットを頼りに全体の3分の1を見て回りましたが、かかった時間はおよそ3時間・・・。先々で話しかけてくれるので、いつまでもいられそうな感じでした。

お雛さまは会場ごとに個性があります。普通のものもあれば、キツネだったり、猫だったり、石だったり。お雛さま以外も展示されているので、飽きることがありません♪

真壁町の伊勢屋

会場の方々に「お家のものですか?」と尋ねてみると、「友人や知人から譲ってもらったものもある」「全部手作りした!」といった意見が。

真壁のひなまつりは有名ですが、長い歴史をもった伝統行事、とは少し違うんです。こちらのブログにあるように、平成14年から有志で活動をはじめたので、まだ16回目の開催です。もちろんネガティブな意味でなくて、16回でここまでたどり着いたことがスゴイということです。

wata

もてなす方々はイキイキと楽しみながらやっているので、こちらもなんだか安心して楽しめるおまつりです。でも・・・町の方々が楽しんでいる理由はひな人形だけではないんです。

実は切り絵もアピールしてる

ひな人形に合わせて、ちょいちょい切り絵があることに気が付きました。駐車場から中心街に近づくにつれて増えていきます。

切り絵

大和町のムラカミ書店では、切り絵の本まで販売していたので、その理由を聞いてみました。

ムラカミ書店

その回答はズバリ・・・

「切り絵でまちおこしをしようと思っています!」

ひなまつりでまちおこし、と思いきや、実はもうひとつの作戦を実行中でした。あとでわかったのですが、私が訪ねた方は『真壁 切り絵の会』で会長をされていました。(参考リンク:いばキラTV)なにも知らず失礼しました(^_^;)

真壁切り絵の会のポスター

すぐそばの学習塾の先生が、町のみなさんに教えているそうです。町中の行灯に切り絵があるのですが、これはみなさんが毎月手作りしています。現在はお雛さまですが、このあと桜や鯉のぼりと変わっていくそうです。

行灯の切り絵

「切り絵は面白いけど、下絵は難しくて・・・」そんなことも仰っていましたが、みんなでワイワイやるのが楽しいとも。

川島書店の切り絵

同じ地区にもうひとつある本屋『川嶋書店』にも、奥さんが描いた切り絵が店先にあります。店内にはさらに嗜好性の高い切り絵が・・・(ジバニャン!)そして、ここにも、ここにも・・・わかるとドンドン見つけられますね。

切り絵講師の竹蓋 年男さんの作品は高久家に展示されています。大きくて立派なので見応えあります!

高久家の切り絵

さらに『すいとん』もアピール

なるほど、お雛さまに切り絵かー。と思っていたら、まだあります。

『ふるかわ』外観

『ふるかわ』のすいとん

すいとんです。私は初体験です。写真のお店『ふるかわ食堂』では「けんちん汁に丸めたうどんを入れたようなもの」と教えていただきました。分かりやすい説明です。真壁ではお店によって色々な種類が用意されているようなので、変わり種を探してみても面白そうです。

個人的には食事というよりも間食のようでした。それが却っていいかも。値段も安いので、歩き疲れたらすいとんで暖まりながら休憩する。そういう楽しみ方もいいですね!

『ふるかわ』内観

ところで、すいとんを食べようとしたときのことです。お店に背の高いおじいさんが入ってきました。そして、私のすいとんを見るなり

「俺が戦争のときに食べたやつより美味そうだな!」

歳は80歳くらいでしょうか。すぐに笑って去っていきましたが、なにも言えませんでしたねえ・・・。でも、心のなかでは感謝していたんですよ。すいとん。そういう思い出のある方もいらっしゃるのですね。

オススメの3展示

たくさんのひな人形がありますが、ぜんぶ見るのは大変。そこで、わたしが特にスゴイと感じた展示をご紹介します。お雛さま巡りの参考にしていただけたら嬉しいです。

石田金物店の押し絵とつるし雛

石田金物店のつるび雛

真壁の方々も「あそこはすごい」とうわさするのが石田金物店。たしかに店内入口付近のつるし雛は見事の一言。色鮮やかで形もきれい。華や動物、人形など種類も豊富です。

石田金物店の押し絵

そして、もうひとつ驚くのが押し絵です。着色した布を重ね合わせてつくっています。横から見ると立体的なのがわかりますね。すごく面白いと思いますが最近の方はあまり作らないとのこと。伝統の業です!

石田金物店の日本人形

あらゆる展示がハイレベル。忘れずに立ち寄りましょう!

佐藤寝具店の甲冑と手作り雛

佐藤寝具店の甲冑

佐藤寝具店は甲冑を飾っています。最高にかっこいいと思うので毎回立ち寄ります。

佐藤寝具店のねずみの嫁入り

茨城新聞でも取り上げられた『ねずみの嫁入り』も可愛いくて好きです。よく見ると表情が楽しげなんですよね。思わず笑顔になります。

佐藤寝具店の着物

鮮やかな着物を背景にしたお雛さま。とっても素敵です!

髪床細島と池田字彫工業

池田字彫工業の石雛

ねこちゃんがいますので、ぜひご覧ください。しかも、やたらイケメンです。こちらは池田字彫工業の作品とのこと。背景は確かに石ですが、お雛さまも石なのでしょうか。

髪床細島のお雛さま

髪床細島はお雛さまと手作り雛(きつねの嫁入り)を一緒に展示しています。ちょっと不思議ですが、細かくて丁寧な手作り雛ですから感動します♪

いずれも、一般の方々の作品とは思えません。すべて無料なので、じっくり楽しみましょう!

番外編:薬王院

真壁の町並みは素敵ですが、もうひとつオススメのスポットがあります。薬王院です!

薬王院入り口

薬王院は山中なので車が必要です。2月中旬はあまり人がいませんでしたが、本当に素晴らしいお寺です。ひな人形を忘れるくらいの絶景も待っています。

薬王院の仁王門

薬王院の巨樹

町中の賑やかな雰囲気を楽しんだら、大自然はいかがでしょうか。立派な仁王門に巨樹に囲まれた境内。やっぱり真壁はすごい町です!

弁天池のお雛さま

雨と風がない日は、弁天池でお雛さまたちが舟あそびをしています。眺めていると少しずつ流れていくのですが、それがなんとも癒やされます。すぐそばにベンチもありますので、のんびり〜と眺めてみてください。

まとめ

伊勢谷のひな壇

『真壁のひなまつり』のスゴイところは、観光客が気持ちよくお金を払えることです。

どの会場に行っても「お雛さまを見てって♬」と笑顔で声をかけてくれます。本当に見るだけでもいいのですが、興味のあることを尋ねると一生懸命に話してくれます。あまりに熱心に、そして楽しそうに話すものですから、ついついおしゃべりに花が咲いてしまいます。

歩く→見る→おしゃべり→歩く→・・・万事その調子ですから、途中に休憩をしたくなります。そのときはお店でさらに長居してしまうのですね。

人間、長くいるほど親しい関係になります。そして、お腹も空きます。すいとん・・・食べちゃいますよね。どこまで計算されているかわかりませんが、スゴイことです。

焼き鳥100円

食事は焼き鳥や大判焼きなら100円からです。これなら安心してお店に入れます!

真壁のひなまつりって、実はものすごい戦略的なんじゃないかなーと思いました。でも、とっても気持ちよく過ごせるから大歓迎です。

wata

ただ。。。イベント期間の週末は、お雛さま見てられないくらい混雑するそうです。できれば、私のように平日の昼間がいいですね!

アクセス

名称 椎尾山薬王院
住所 〒300-4414 茨城県桜川市真壁町椎尾3178
駐車場 あり

アクセス

名称 真壁のひなまつり
期間 2018年2月4日〜3月3日
営業時間 午前9時30分頃から午後4時くらいまで
駐車場 チラシ参照
オススメサイト ・桜川市観光協会:交通アクセス・ひなまつりマップなど
・観光いばらき:真壁のひなまつり
注意
無料駐車場は平日と土日祝日で異なります!