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「真壁のひなまつりはスゴイ!」茨城県民ならなんども聞くはず。でも、女の子のおまつりなので、あんまり興味なかったんです・・・。
私の心が動いたのは、たぶん、快晴の冬空と急な代休のせい。平日の昼間から一人でおひなさまを見ていた男は私くらい。。おかげでじっくりと真壁を知ることができました♪
真壁の方々はとても親切。ひな祭りも食事も楽しめましたよ。2020年の開催概要は以下です
2020年の開催概要
- 名称→真壁のひなまつり
- 日程→2020年2月4日(火)〜3月3日(火)
- 時間→9:30-16:00頃 ※水曜日は休みのお店多いので注意
- 場所→桜川市 真壁市街
- 公式サイト→桜川市観光協会
展示物は過去の作品の含みますのでご了承ください。
真壁のひなまつりとは
真壁のひなまつりは有名ですが、歴史は長くありません。はじまりは平成14年。「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」の一言から、ひな人形を飾るようになりました。
はじめは有志が飾るだけでしたが、それを見ていた方々が自主的に飾り始め40軒ほどに。ひな人形は回を重ねるごとに増えていき、5年目には160軒に到達。あっという間に名物行事になっていました。
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参考
第九話 真壁のまちづくり その四(ひなまつり)語りのある街
駐車場
駐車場のマップは公式サイトの画像でご確認ください。
無料駐車場につきましては以下に住所を明記します。市街からちょっと離れているんですけどね。
停めていいかどうかは看板でご確認ください!
- 警察署跡地
- 赤玉跡地
- テクノ萩原駐車場
- 真壁体育館駐車場
- 大倉産業駐車場
②と③は西岡本店のすぐ近く。西岡本店はひょうたんを使った展示がとても美しいのでオススメですよ〜!
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ひなまつり会場
ひな人形を飾っている会場はパンフレットにあるだけで約200!3分の1見るだけで3時間ほどかかりました。先々で話しかけてくれるので、ついつい会話が弾んでしまいます。
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オススメスポット
たくさんのひな人形がありますが、ぜんぶ見るのは大変。そこで、特にオススメのスポットをご紹介します!
伊勢屋旅館
まずは定番の伊勢屋旅館をご紹介しましょう。
市街地の中心にある老舗中の老舗。明治中期に建てられた建物は平成12年に国の登録文化財となっています。
なんとも味わい深い建物で思わず中をのぞいてみたくなりませんか。ちょっと暗めなんですけど、それが当時の雰囲気を感じさせるんですよね〜
なんと大正時代のお雛様もありますよ!昭和21年のお雛様は戦後という時代もあってちょっと小ぶりで特殊ですね。その他、様々な種類が展示されていました。
ここは同市出身の声優・櫻川めぐ(@sakuragawa_megu)さんも足を運んでいる場所です。ファンの方ならもちろんご存知ですよね!?
弾丸で実家に帰省して、茨城県桜川市真壁町で開催されている「#真壁のひなまつり」に行って参りました🎎
動画を撮らせて頂いたのですが…
まさかの「ごじゃっぺ」な事件が発生‼️3月31日までと言ってしまいましたが、正しくは明日3月3日までです!
よろしくお願いします🙇♀️byめぐ#さくらがわ応援大使 pic.twitter.com/zwdhlKY4Bg— 櫻川めぐ (@sakuragawa_megu) March 2, 2019
入口には女将さんがいらっしゃって温かく迎えてくださいました。ぜひのぞいてみてください♪
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石田金物店の押し絵とつるし雛
真壁の方々も「あそこはすごい」とうわさするのが石田金物店。たしかに店内入口付近のつるし雛は見事の一言。色鮮やかで形もきれい。華や動物、人形など種類も豊富です。
もうひとつ驚くのが押し絵です。着色した布を重ね合わせてつくっています。横から見ると立体的なのがわかりますね。すごく面白いと思いますが最近の方はあまり作らないとのこと。伝統の技術です!
あらゆる展示がハイレベル。お立ち寄りいただきたい場所です。2020年は令和雛やにゃんこ雛が登場です!
佐藤寝具店の甲冑と手作り雛
佐藤寝具店は甲冑を飾っています。最高にかっこいいので毎回立ち寄ります。
茨城新聞でも取り上げられた『ねずみの嫁入り』も可愛らしくて好きです。よく見ると表情が楽しげ。思わず笑顔になります。
鮮やかな着物を背景にしたおひなさま。とっても素敵です!
西岡本店
2020年に初めて足を運んだ西岡本店。市街から少し離れているんですが、ここは見逃さないようにしましょう。
天明2年(1782年)創業の酒蔵。歴史があるなんてもんじゃないです〜!
西岡本店の特徴は酒蔵に展示ブースを設けていることですね。建物は光を遮るようになっていますので、照明を使った美しい展示をされていました。
特にお雛様とひょうたんランプのコラボがすごかった。。!ランプがミラーボールのように輝くのでお人形動き出しそう。
写真はフラッシュなしの方がキレイに撮れると思います。ランプが明るいので三脚も不要。気軽にパシャパシャいってみましょー!
酒蔵なので日本酒を販売していました。せっかくなので日本酒「花の井」覚えて帰りましょう。
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名称 | 株式会社西岡本店 |
---|---|
住所 | 茨城県桜川市真壁町田6-1 |
駐車場 | あり |
Webサイト | 公式サイト |
SNS |
髪床細島と池田字彫工業
ねこちゃんがいますので、ぜひご覧ください。しかも、やたらイケメン。こちらは池田字彫工業の作品。背景は確かに石ですが、お雛さまも石なのでしょうか。
髪床細島はお雛さまと手作り雛(きつねの嫁入り)を一緒に展示しています。ちょっと不思議ですが、細かくて丁寧な作りに感動♪
いずれも、一般の方々とは思えません。すべて無料なのでじっくり楽しみましょう!
旧真壁郵便局
もはや説明不要!?真壁のランドマークといえば、旧真壁郵便局です。
でも、じつは。。
昭和2年に第五十銀行(現・常陽銀行)真壁支店として建設されたものである。その後、所有者も替わり、幾度かの転用を経て、昭和31年から真壁郵便局(特定郵便局)として昭和61年まで使用されてきた。
旧真壁郵便局/茨城県教育委員会
さかのぼると銀行でした!郵便局と似たような造りですから「なるほど〜」です。
外観はセメントに目地を切って石のように見せているんですね。内部はすべて木造なのでけっこう暖かい雰囲気がします。
1Fでは雛人形の展示とひなまつりの案内をしていました。ランチできるお店やオススメの展示などを聞いてみるのもいいですね!
2Fは県神社庁主催の写真展。テーマは『お祭り』でした。わたしは知っている神社やお祭りばかりですごく楽しめました。その場所にいたというのがチラホラありましたね。。
郵便局には清潔なお手洗いが隣接してあります。
切り絵
ひな人形に合わせて、ちょいちょい切り絵があることに気が付きました。駐車場から中心街に近づくにつれて増えていきます。大和町のムラカミ書店でその理由を聞いてみました。その回答はズバリ・・・
「切り絵でまちおこしをしようと思っています!」
ひなまつりでまちおこし、と思いきや、実はもうひとつの作戦を実行中。あとでわかったのですが、私が訪ねた方は真壁 切り絵の会の会長。なにも知らず失礼しました
すぐそばの学習塾の先生がみなさんに教えているそう。町中の行灯に切り絵があるのですが、みなさんが毎月手作りしています。現在はお雛さまですが、このあと桜や鯉のぼりに変わっていきます。
「切り絵は面白いけど、下絵は難しくて・・・」そんなことも仰っていましたが、みんなでワイワイやるのが楽しいとも。
同じ地区にもうひとつある本屋川嶋書店にも、奥さんの切り絵が店先にあります。店内にはさらに嗜好性の高い切り絵が・・・わかるとドンドン見つけられますね。
すいとん
なるほど、お雛さまに切り絵かー。と思っていたら、まだあります。
すいとんです。私は初体験。ふるかわ食堂では「けんちん汁に丸めたうどんを入れたようなもの」と教えていただきました。分かりやすい。。真壁ではお店によって色々な種類が用意されています。変わり種を探してみても面白そうですね。
個人的には食事というよりも間食のようでした。値段も安いので、歩き疲れたらすいとんで暖まりながら休憩する。そんな楽しみ方もいいですね!
ところで、すいとんを食べようとしたときのこと。お店に背の高いおじいさんが入ってきて、私のすいとんを見るなり「俺が戦争のときに食べたやつより美味そうだな!」
歳は80歳くらいでしょうか。すぐに笑って去っていきましたが、なにも言えませんでしたねえ。。心のなかでは感謝していたんですよ。そういう思い出のある方もいらっしゃるのですね。
番外編:薬王院
真壁の町並みは素敵ですが、薬王院も負けていません!
薬王院は山中なので車が必要です。2月中旬はあまり人がいませんでしたが、本当に素晴らしいお寺です。ひな人形を忘れるくらいの絶景も待っていますよ!
町中を楽しんだら大自然はいかがでしょうか。立派な仁王門に巨樹に囲まれた境内。やっぱり真壁はすごい町!
雨風がない日は、弁天池でお雛さまたちが舟あそびをしています。少しずつ流れていくのですが、それがなんとも癒やされます。そばにベンチもありますので、のんびりと眺めてみてください♪
アクセス
名称 | 椎尾山薬王院 |
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住所 | 茨城県桜川市真壁町椎尾3178 |
駐車場 | あり |
まとめ
真壁のひなまつりは平成14年からはじまりました。160軒を超える会場でひな人形を展示。真壁の人たちが温かく迎えてくれます。
個性的な人形もおもてなしの心あってこそ。街では切り絵やすいとんなどもアピールしていて一緒に楽しめます。イベント期間中の土日は大変な混雑になりますので、できれば平日がオススメです。
2020年2月5日 茨城新聞…桜川・真壁のひなまつり 華やか人形飾り
2019年2月24日 茨城新聞…歴史語る ひな人形 街に大勢の観光客 桜川・真壁で移動編集局
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。