【小川の総鎮守】素鵞神社|小美玉市

この記事でわかること
  • 素鵞神社の由緒
  • 祇園祭について
  • 御朱印のいただき方および兼務社の御朱印

wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

県内の御朱印を紹介しているのに、重要な神社を紹介できていませんでした!雑誌などでよく目にするのでご存じの方も多いと思いますが。。

この記事では小美玉市の素鵞そが神社をご紹介します。近年、美しいイラストの御朱印が話題となっています!

※兼務社につきましては以下をご覧ください。

【まとめ】小川素鵞神社の兼務社【全4社】

素鵞神社とは

小川素鵞神社

小川素鵞神社

由緒

素鵞神社の由緒をご紹介します。

享禄2年/1529年
創建
橋本源左衛門尉重長と橋本孫左衛門尉重孝の兄弟が園部川より流れ着いた神像を拾い上げて花蔵院に祀る(天王宮と称す)
享禄3年/1530年
分祭
小川城主園部宮内大輔が二箇所に分祭。城外に陽神として須佐男命、城内に陰神として櫛稲田姫を鎮祭する
元禄14年/1701年
橋本の子孫が神官を務めるようになる
橋本源左衛門の子孫が代々神官を務め明治4年まで奉仕する
天保年間/1831〜1845年
社号改め
素鵞神社と改称する
明治2年/1869年
遷座
境内が手狭になったため旧城内外曲輪に遷座
明治3年/1870年
小川村鎮守社となる
明治6年/1873年
村社列格
昭和22年/1947年
陰神を境内に鎮祭
神道指令により旧小川小学校の校内から遷される
平成4年/1992年
大鳥居建立
平成22年/2010年
稲田姫神社改築
平成27年/2015年
天然記念物および無形民族分解に指定
境内のケヤキとケンポナシが天然記念物、祇園祭が無形民俗文化財に指定される

ご祭神は素戔嗚すさのおです。由緒に天王宮とあるように創建当初は牛頭天王をお祀りしていました。人々を疫病から守護するとされています。

ご祭神を陰陽に分祭したというのが興味深いですよね。牛頭天王の御神像を拾って祀るという由緒はよくあるのですが、陰陽には分けません。表裏一体ということだと思いますが、道教的な思想ともいえます。別当の花蔵院が道教と習合した密教系(天台宗か真言宗)だったのかもしれません。

境内社の稲田姫神社は神社のお隣りにある旧小川小学校(もと閑道小学校)の校内にありました。戦後、公立小学校の境内に鎮座していることが問題視されて遷された経緯があります。とはいえ、この二社は元々一体なので本来の形とも言えるのではないでしょうか。

八坂神社について学ぶならこちら

アクセス

アクセスはほぼ車を利用することになります。常磐道の石岡小美玉スマートICを下りて約20分です。

大鳥居の前に数台駐車できます。埋まっている場合もありますが、神社自体は広くありませんので少し待てば停められるでしょう。

意外と茨城空港から近いです。空港から車で5分ほど。これならタクシーも利用できるのではないでしょうか。

名称 素鵞神社
住所 茨城県小美玉市小川古城1658番地1
社務所 10:00〜16:00
駐車場 あり
Webサイト 公式サイト
SNS
年間行事 1月1日…元旦祭
2月3、4日…節分祭
2月19日…祈年祭
旧暦6月30日…茅の輪祭
例大祭神事7月20日〜23日
11月23日…秋祭

鳥居

大鳥居

大鳥居

平成4年に建立された神明式の大鳥居。見事なサイズです。

奥に拝殿が見えるように境内はあまり広くありません。ただ、由緒などの案内が丁寧にされているので歴史や文化に思いを馳せながら参拝できるかと思います。

wata

近年は自転車で参拝する方も多いようですよ

稲田姫神社

稲田姫神社

稲田姫神社

鳥居をくぐって30mほど進むと左手に稲田姫神社が鎮座しています。

ご祭神はもちろん櫛稲田姫くしいなだ。素鵞神社の主祭神である素戔嗚尊が八俣の大蛇から命を救った女性です。尊が大蛇と戦う際に姫を櫛に変えたことから櫛稲田姫と呼ばれています。

素戔嗚尊は大蛇を退治した辺りから乱暴な性格が少しずつ変化していくんですよね。姫を救ったこともそうですし、突然和歌を詠んだりとか。根の国に渡ってからは娘思いのパパに変身!(多少荒っぽい気質は残る)

いまの社殿は平成22年に改築されましたので真新しい印象です。真正面の御拝にご祭神にちなんだ櫛が彫刻されているとのことですが。。わたしにはいまいちよくわかりませんでした。あれかなぁ。

MEMO
例祭日は7月23日(祇園祭と同時)。素鵞神社の神輿渡御の際に神前にて対面する儀式が執り行われます。

拝殿

拝殿前の狛犬

拝殿前の狛犬

拝殿の前には丸みを帯びた可愛らしい狛犬。手彫り感があって癒やされます。台座には大正5年とありました。100年ほど前ですか。。

拝殿

拝殿

拝殿はいつ頃に建てられたのはわかりませんが、正面の彫刻は比較的新しそうですね。所々にある神紋は「五花ごか唐花からはな」。八坂神社の本営と同じです。

拝殿の彫刻

拝殿の彫刻

龍や獅子の定番の他に袋や槌など縁起物も見えますよ。

本殿

本殿

本殿

本殿は立派な神明造りです。均衡のとれたデザインなのでわたしは好き〜

拝殿の裏手はちょっとした森のようになっていて、正面から見る雰囲気とは一味違います。

境内で特に神聖な雰囲気の場所なので、ぜひ足を踏み入れてみてください。

秋葉神社

秋葉神社

秋葉神社

本殿の真裏にひっそりと秋葉神社が鎮座しています。火除の神社として有名ですね。

ご祭神は軻遇突知かぐつちです。素戔嗚尊にとって兄に当たるでしょうか。素戔嗚尊は父(イザナギ)が単身で生み、軻遇突知は母(イザナミ)が産んでますから関係を説明しづらい。。

そういえば、素戔嗚尊と軻遇突知を同一神とする説があるんですよね。軻遇突知は命を絶たれたのではない、姿を変えて生き続けているという考え方です。

「いや、神話で斬られて死んでるやん」という声が聞こえてきそうですが、火の神である軻遇突知がいなくなったら火はどうなるのでしょう。あり続けるということはつまり。。想像が膨らみます!

祇園祭

祇園祭

祇園祭

例大祭は非常に賑やかです。神社近くの県道8号(小川鉾田線)は歩くのが大変なほど。横町、大町、田宿、上宿の山車が獅子舞と共に周り、お囃子が鳴り響きます。

このときばかりは子どもたちの姿もたくさん目にします。わたしは完全に部外者ですがうろついて楽しかったです♪

境内社の稲田姫神社の例祭も同時開催され、櫛稲田姫と素戔嗚尊が対面する場面もあるんですよ。

また、ご祭神が園部川と縁が深いことから川に神輿を浸して禊とするそうです。ご祭神に昔のことを思い出していただこう、という氏子たちに思いやりもあるのだとか。ドラマチック!!

仮屋の神輿

仮屋の神輿

8号と144号の交差点の辺りに仮屋を設けて神輿を安置します。ご祭神が乗っているということで、祭り当日はこちらにお参りします。

祇園祭の山車

祇園祭の山車

ところで、『茨城県神社誌』によると例祭には独特のしきたりがあるそうです。なんでも係員になって奉仕する頭屋(主要な役員)は一年間コイとキュウリ(神紋と関係?)を食べないのだとか。さらに自宅で葬式も出せないとか。。他の家を借りてできるんですけどね。不浄な行事を区別する意味があるそうです。なかなか大変なことだと思いますが、いまもあるのでしょうか。

御朱印

素鵞神社の御朱印

素鵞神社の御朱印

素鵞神社の御朱印です。基本はこちらと境内社の稲田姫神社の2種類です。

節分限定の御朱印

節分限定の御朱印

素鵞神社の御朱印は県内で特に有名。神職の画力がスゴすぎます。近年はデフォルメ化したキャラクターも描かれるんですね。こちらは節分限定の御朱印。2月末までいただけますよ。

季節に応じた御朱印も多数頒布されますので素鵞神社のTwitterは要チェック。なお、受付時間は10〜16時です。

以下の兼務社の御朱印や御朱印帳もいただけます。デザインにつきましては公式サイトをご覧ください。

  • 百里神社…茨城県小美玉市山野1653(1707-1の周辺)
  • 大宮神社…茨城県行方市玉造乙751番地
  • 耳守神社…茨城県小美玉市栗又四ケ2051
  • 夜刀神社…茨城県行方市玉造甲3451番地1(現在は愛宕神社の境内社として鎮座)

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兼務社の御朱印は当日に参拝してからいただくのがルールですのでご承知おきください。
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まとめ

この記事のまとめ

  • 小美玉市の素鵞神社は小川の総鎮守社
  • 創建当初のご祭神を陰陽に分祭した
  • 御朱印は拝殿右手の社務所でいただける(10〜16時)

参考文献

茨城県神社誌/茨城県神社庁

この記事で紹介した本はこちら

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