【天狗伝説】鳥づくし!天日鷲命を祀る鴻巣の鷲神社(那珂市)

この記事でわかること
  • 神社公式の由緒
  • 境内社・古峰神社と天狗の伝説
  • 御朱印のいただき方

鳥って神話や伝説よ〜く登場しますよね。空を飛べるというのは昔の人にとって魔法のようだったかもしれません。

神社には鳥居がありますし、鳥の名前のついた神様もいます。神武東征の神話に出てくる八咫烏やたがらすは勝利の女神さながらでした。サッカー日本代表のシンボルも八咫烏ですね。

この記事ではそんな鳥にゆかりの深い那珂市のわし神社をご紹介します。ちょっとマニアックな境内社の天狗伝説もありますよ!

鷲神社とは

鷲神社

鷲神社

鷲神社は那珂市の鴻巣に鎮座しています。常磐自動車道の那珂ICを下りて10分ほど。日本一の毘沙門天がある一乗院から車で2分といったところです。

鷲神社の由緒を茨城県神社庁のサイトから抜粋します。

 鴻巣西部字鷲宮の森に囲まれて鎮座する。縁起では大同2年 (平城天皇807年)4月18日の創建。此の地に樹高 90丈(約30m)の松の大樹があり、毎年一大鉅鳥が西南より口に白幣を含んで飛来した。里人はこれを異とし、 神人に垂示を乞うと武州日鷲の神だといい、しかも三度 占ったが同じなのでこれを奉斎したと言う。
 天正17年(御陽成天皇1589年)額田の領主小野崎照道が、飯田村の掛札髙房を攻略したとき社殿が炎上。村人は協力して再建を謀る。髙房も金材を寄進し造営となる。元和6年(明正天皇1620年)別当宥善の家が火災に遇い、その際社殿をまた類焼し、所蔵の証文・明神記録及び旧記村里の古書等すべて焼失した。
鷲神社/茨城県神社庁

ご祭神は天日鷲あめのひわしです。由緒には「「武州日鷲」とありますので、浅草の鷲神社と同じご祭神ということなのでしょう。

「一大鉅鳥」の意味をそのまま受け取ると「一羽の巨大な鳥」かと思います。鷲神社は「おおとりさん」と呼ばれるのですが、ざっくりしているようで意外と由緒に忠実なのかもしれませんね。

ちなみに茨城県神社誌だと神人は鳥を「武尊神である」としました。字面からすると日本武やまとたけるをイメージしますよね。浅草の鷲神社は日本武尊も併せてお祀りしていますのでなにか関係があるかもしれません。それにこちらの境内社には。。

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神社の鎮座する住所は鴻巣、ご祭神は天日鷲命、そして宮司さんの名字は。。鳥づくしなかなか面白いことになっています。

駐車場

駐車場

駐車場

駐車場は境内の隣を走る315号の向かいです。

写真の左が神社の鳥居、中央の道路が315号、右の車両が停まっている場所が駐車場です。

鳥居

両部鳥居

両部鳥居

平成7年(1995年)に建立された両部鳥居です。

比較的新しい鳥居なのでまた白っぽくてきれいですね。

手前に長い鉄の棒が石柱に挟まれるのがわかるでしょうか。おまつりのとき棒にのぼり旗を掲げて使用します。一般的にはそれぞれの棒に縦長ののぼりがはためくのですが。。

お正月は横断幕を掲げて使用

お正月は横断幕を掲げて使用

鷲神社では横断幕も取り付けちゃいます。ちょっと珍しいですね!

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

鳥居をくぐって参道を進むと右手に巨木が見えてきます。とても背が高いので杉やけやきかと思っちゃいますが、じつはウワミズザクラ。樹齢約200年、樹高は18mにもなります。

天皇が即位して初めての新嘗祭(大嘗祭)で占いに使われる神秘的な桜です。ソメイヨシノのような花びらはなくブラシのような形に開花するんですよ〜

このウワミズザクラについては『茨城県の桜』にキレイなお写真とともに解説がありますのでぜひご覧ください。向かいの山桜との関係も興味深いですよ!

拝殿

拝殿

拝殿

入母屋造の拝殿です。由緒にある通り、社殿はたびたび火災によって消失していますが、それ以降のことはちゃんと記録が残っているようです。

 元禄11年(東山天皇1698年)拝殿を造営し、享保5年(中御門天皇1720年)新に本殿を造営。記録帳によると安政2年(孝明天皇1858年)拝殿を改築し社地の周りに堤を築き現在の神域となる。明治45年(明治天 皇1912年)村社となり大正4年(大正天皇1915 年)拝殿浜縁を増築し昭和30年拝殿を銅板に葺替える。 昭和43年幣殿を改築神饌所を営む。
鷲神社/茨城県神社庁

これによると拝殿は150年、本殿は300年ほどの歴史ということでしょうか。うーん、すごい。

扁額

扁額

ものすごく独特な書体で書かれた扁額。篆書体で「鷲大明神」です。鮮やかな緑色をしていますが、おそらく銅板なので錆びたのでしょう。このサビを緑青ろくしょうというそうです。

神仏習合時代の名称ですから短く見積もっても明治初期に造られたのでは、と思います。江戸時代に別当があったことは由緒にありました。

本殿

本殿

本殿

玉垣がガッチリしているので本殿はよく見えません。。一間流造で千木は外削ぎ、鰹木は1本、左三つ巴の神紋が見えますね。

鎮守の森にひっそりと、という感じでいつも同じような雰囲気です。開発が進み、境内周辺には田畑や道路ができましたがここだけは変わらず。

変わらずいられることは平和の象徴なので願わくばこのまま鴻巣の地で穏やかに時間を過ごしてほしいものです♪

古峯神社

古峯神社(境内社)

古峯神社(境内社)

参拝したら注目していただきたい境内社が古峯ふるみね神社です。315号線側の鳥居周辺に鎮座しています。

古峯神社のご祭神は日本武尊ですが。。じつは栃木県鹿沼市の古峰ヶ原からやってきた天狗もお祀りしています。祠にいつも赤い天狗のお面が置かれているのはご祭神だからです。

なぜ天狗なのでしょうか。それはいまから1200年も前、落雷や”ひょう”で不作となった鴻巣の地を古峰ヶ原の天狗が救ったという伝説があるためでしょう。

詳細はわかりませんが、那珂町教育委員会が制作した『那珂町の民話』に掲載されていましたので興味のある方は図書館などでご覧ください。

参考 TOP古峯神社

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空を飛んでやってきた天狗。。ご祭神は日本武尊。神社創建の由緒につながる興味深い民話です。

御朱印

鴻巣・鷲神社の御朱印

鴻巣・鷲神社の御朱印

鷲神社の御朱印(社名印)

鷲神社の御朱印(社名印)

鷲神社の御朱印です。2種類は書き手と印(神璽印と社名印)が違うためです。状況によってどちらかをいただけます。

社名印の御朱印は神社を案内してくださったりんさんからご提供いただきました。ありがとうございます♪

お正月や例祭の日であれば境内の社務所でいただけると思いますが、通常はすぐ近くの宮司宅(社務所兼)でいただきます。訪問する際にはお電話してからどうぞ。

電話番号は県神社庁の記事から確認できます。

参考 鷲神社茨城県神社庁

アクセス

名称 鷲神社
住所 那珂市鴻巣1509
駐車場 あり
Webサイト 茨城県神社庁

まとめ

この記事のまとめ

  • ご祭神は天日鷲命。武州(東京)方面からやってきたと伝えられる
  • 境内社の古峰神社は鴻巣を救った天狗も祀る
  • 御朱印は宮司宅(社務所兼)でいただける

参考文献

茨城県神社誌/茨城県神社庁
那珂町の民話/編:那珂町教育委員会

スペシャルサンクス

りん(@rin1070) さん

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