【天狗伝説】鳥づくし!天日鷲命を祀る鴻巣の鷲神社|那珂市

この記事でわかること
  • 神社公式の由緒
  • 境内社・古峰神社と天狗の伝説
  • 御朱印のいただき方

wata

ども!いばらき観光マイスターのwata(@wata_ibamemo)です!

鳥って神話や伝説よ〜く登場しますよね。空を飛べるというのは昔の人にとって魔法のようだったかもしれません。

神社には鳥居がありますし、鳥の名前のついた神様もいます。神武東征の神話に出てくる八咫烏やたがらすは勝利の女神さながらでした。サッカー日本代表のシンボルも八咫烏ですね。

この記事ではそんな鳥にゆかりの深い那珂市のわし神社をご紹介します。ちょっとマニアックな境内社の天狗伝説もありますよ!

鷲神社とは

鷲神社

鷲神社

鷲神社は那珂市の鴻巣に鎮座しています。常磐自動車道の那珂ICを下りて10分ほど。

大同2年/807年
創建
当地にそびえる90丈の松の大樹に毎年一大鉅鳥が西南の方角から白幣を口に加えて飛来していた。里人がこれを占いにより武州日鷲と知り奉斎した
天正17年/1589年
社殿焼失
額田の領主・小野崎昭道が、飯田村の掛札高房を攻略した際に社殿焼失。村人と高房は協力して資材調達の上再建
元和6年/1620年
社殿焼失
別当宥善の家の火災の際に社殿類焼。所蔵の証文・明神記録及び旧記村里の古書などをすべて焼失
元禄11年/1698年
拝殿造営
享保5年/1720年
本殿造営
安政2年/1858年
拝殿改築および堤造営
堤の造営により現在の神域となる
明治45年/1912年
村社列格
大正4年/1915年
拝殿浜縁増築
昭和30年/1955年年
拝殿屋根を銅板に葺替
昭和43年/1968年
幣殿を改築神饌所を営む
平成7年/1995年
鳥居建立
一の鳥居建立
平成8年/1996年
文化財指定
ウワミズザクラが市指定文化財になる

ご祭神は天日鷲あめのひわしです。由緒には「「武州日鷲」とありますので、浅草の鷲神社と同じご祭神ということなのでしょう。

「一大鉅鳥」の意味をそのまま受け取ると「一羽の巨大な鳥」かと思います。鷲神社は「おおとりさん」と呼ばれるのですが、ざっくりしているようで意外と由緒に忠実なのかもしれませんね。

ちなみに茨城県神社誌だと神人は鳥を「武尊神である」としました。字面からすると日本武やまとたけるをイメージしますよね。浅草の鷲神社は日本武尊も併せてお祀りしていますのでなにか関係があるかもしれません。それにこちらの境内社には。。

wata

神社の鎮座する住所は鴻巣、ご祭神は天日鷲命、そして宮司さんの名字は。。鳥づくしなかなか面白いことになっています
【日本一の毘沙門天】飯田の一乗院|那珂市

アクセス

最寄りICは常磐道の那珂IC。下りて約15分ほど。日本一の毘沙門天がある一乗院から車で2分といったところです。

駐車場は境内の隣を走る315号の向かいです。

駐車場

駐車場

写真の左が神社の鳥居、中央の道路が315号、右の車両が停まっている場所が駐車場です。

最寄り駅は水郡線の常陸鴻巣駅です。駅から800mほどなので徒歩でも参拝できると思います。

名称 鷲神社
住所 那珂市鴻巣1509
駐車場 あり
Webサイト 茨城県神社庁

鳥居

両部鳥居

両部鳥居

平成7年(1995年)に建立された両部鳥居です。

比較的新しい鳥居なのでまた白っぽくてきれいですね。

手前に長い鉄の棒が石柱に挟まれるのがわかるでしょうか。おまつりのとき棒にのぼり旗を掲げて使用します。一般的にはそれぞれの棒に縦長ののぼりがはためくのですが。。

お正月は横断幕を掲げて使用

お正月は横断幕を掲げて使用

鷲神社では横断幕も取り付けちゃいます。ちょっと珍しいですね!

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

鳥居をくぐって参道を進むと右手に巨木が見えてきます。とても背が高いので杉やけやきかと思っちゃいますが、じつはウワミズザクラ。樹齢約200年、樹高は18mにもなります。

天皇が即位して初めての新嘗祭(大嘗祭)で占いに使われる神秘的な桜です。ソメイヨシノのような花びらはなくブラシのような形に開花するんですよ〜

このウワミズザクラについては『茨城県の桜』にキレイなお写真とともに解説がありますのでぜひご覧ください。向かいの山桜との関係も興味深いですよ!

拝殿

拝殿

拝殿

入母屋造の拝殿です。由緒にある通り、社殿はたびたび火災によって消失していますが、それ以降のことはちゃんと記録が残っているようです。

 元禄11年(東山天皇1698年)拝殿を造営し、享保5年(中御門天皇1720年)新に本殿を造営。記録帳によると安政2年(孝明天皇1858年)拝殿を改築し社地の周りに堤を築き現在の神域となる。明治45年(明治天 皇1912年)村社となり大正4年(大正天皇1915 年)拝殿浜縁を増築し昭和30年拝殿を銅板に葺替える。 昭和43年幣殿を改築神饌所を営む。
鷲神社/茨城県神社庁

これによると拝殿は150年、本殿は300年ほどの歴史ということでしょうか。うーん、すごい。

扁額

扁額

ものすごく独特な書体で書かれた扁額。篆書体で「鷲大明神」です。鮮やかな緑色をしていますが、おそらく銅板なので錆びたのでしょう。このサビを緑青ろくしょうというそうです。

神仏習合時代の名称ですから短く見積もっても明治初期に造られたのでは、と思います。江戸時代に別当があったことは由緒にありました。

本殿

本殿

本殿

玉垣がガッチリしているので本殿はよく見えません。。一間流造で千木は外削ぎ、鰹木は1本、左三つ巴の神紋が見えますね。

鎮守の森にひっそりと、という感じでいつも同じような雰囲気です。開発が進み、境内周辺には田畑や道路ができましたがここだけは変わらず。

変わらずいられることは平和の象徴なので願わくばこのまま鴻巣の地で穏やかに時間を過ごしてほしいものです♪

古峯神社

古峯神社(境内社)

古峯神社(境内社)

参拝したら注目していただきたい境内社が古峯ふるみね神社です。315号線側の鳥居周辺に鎮座しています。

古峯神社のご祭神は日本武尊ですが。。じつは栃木県鹿沼市の古峰ヶ原からやってきた天狗もお祀りしています。祠にいつも赤い天狗のお面が置かれているのはご祭神だからです。

なぜ天狗なのでしょうか。それはいまから1200年も前、落雷や”ひょう”で不作となった鴻巣の地を古峰ヶ原の天狗が救ったという伝説があるためでしょう。

詳細はわかりませんが、那珂町教育委員会が制作した『那珂町の民話』に掲載されていましたので興味のある方は図書館などでご覧ください。

wata

空を飛んでやってきた天狗。。ご祭神は日本武尊。神社創建の由緒につながる興味深い民話です。

御朱印

鴻巣・鷲神社の御朱印

鴻巣・鷲神社の御朱印

鷲神社の御朱印(社名印)

鷲神社の御朱印(社名印)

鷲神社の御朱印です。2種類は書き手と印(神璽印と社名印)が違うためです。状況によってどちらかをいただけます。

社名印の御朱印は神社を案内してくださったりんさんからご提供いただきました。ありがとうございます♪

お正月や例祭の日であれば境内の社務所でいただけると思いますが、通常はすぐ近くの宮司宅(社務所兼)でいただきます。訪問する際にはお電話してからどうぞ。

電話番号は県神社庁の記事から確認できます。

まとめ

この記事のまとめ

  • ご祭神は天日鷲命。武州(東京)方面からやってきたと伝えられる
  • 境内社の古峰神社は鴻巣を救った天狗も祀る
  • 御朱印は宮司宅(社務所兼)でいただける

参考文献

茨城県神社誌/茨城県神社庁
那珂町の民話/編:那珂町教育委員会

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