飯田の一乗院〜日本一の毘沙門天(那珂市)

とっておきのお寺をご紹介します。那珂市の一乗院です。実際に行けば間違いなし、ブログでも強烈なインパクトがあることでしょう。

わかりやす過ぎてある意味ブロガー泣かせかも。でも、果敢に挑戦しますよ。なにせ茨城でもっとも見どころ(ネタ)が抱負です!ただ。。ちょっと変わったお寺と思うかも。

この記事では『さわり』をご紹介します。興味を持たれたら実際に足を運んでくださいね。できればなにも知らない方を誘って反応を楽しみましょう♪

一乗院とは

一乗院は那珂市の飯田にあるお寺です。那珂インターから車で10分ほど。途中、大きな看板があるので知っている方も多いはず。その看板には「日本一の毘沙門天びしゃもんてん」の文字が!

日本一の毘沙門天

そう。一乗院とはいえば全長16mの毘沙門天像!巨大です。足で邪鬼を踏みつけています。ムチャクチャ強そうです!看板の解説もスゴイことになっています。

北方の守護神
日本一の毘沙門天(開運、勝運、厄除け、鬼門よけ)
宇宙最強の神

毘沙門天は武人からの信仰が篤く、水戸城の鬼門除けとして佐竹氏や水戸徳川家にも崇拝されたとあります。

おとなりにいるのは吉祥天きしょうてん(毘沙門天の妃)と善尼師ぜんにし童子(毘沙門天の子)です。像についてはまた後ほど。

一乗院はこの巨像を見てから入ります。やはり一味違うお寺です。

胎内めぐり

wata

最強の戦国武将・上杉謙信は自分が毘沙門天の生まれ変わりと信じていたそうです。それどころか自分自身が毘沙門天だと言っていたとも
MEMO
毘沙門天像の足元で『胎内めぐり』ができます。中にあるのは曼荼羅や千体仏、毘沙門天の宝塔など。暗くてせまい場所なので苦手な方はご注意を

出世観音

出世観音

山門前には『運気上昇』する出世観音。当の観音像は写真の像の裏にあります。思うところありまして実物は撮影しておりません。気になる方は直にチェック!

この観音像は柴田暁山ぎょうざんゆかりとあります。どんな方でしょう?立て札の内容を引用します。

柴田暁山は、明治十六年七月茨城県東茨城郡下大野村川又に生まれ独学にて現、明治大学を卒業す。大東亜戦争後社会混乱に際し、陰に陽に国家的事業に奔走し、財政が困窮していた市町村へ道路・教育・消防事業の費用として多額の寄付をする。

昭和二十三年推されて大貫町長・茨城県町村町会会長・関東町村長会会長・茨城県消防協会会長を歴任した。多年に亘る功績を称えて政財界有志により頌徳碑が磯浜海岸に立つ。
出世観音(運気上昇)/一乗院

立派な方です。大貫はいまの大洗町の一部。磯浜海岸も大貫のすぐそば。このあと観音像は暁山が東京の名家から譲り受けたことなどが書かれています。これだと人柄まではわかりませんよね。

立て札では柴田暁山が茨城新聞の連載『茨城の怪物・関東の大親分』で取り上げられたとあります。察しましょう。出世したことは間違いありません。暁山の墓所のある関係で置かれたと思います。

夢叶い『宝』大黒天

夢叶い『宝』大黒天2

山門の先にはひときわ鮮やかな門。『夢叶い宝大黒天』です。

夢叶い『宝』大黒天2

説明書きによると500円を納めると天井からつづらが下りてきて、お守り(天からおりてくるお守り)をいただけます。たぶん手動なのでお寺の方に声をかけてからがよいでしょう。

そばには「大当たり」「合格」シールにまみれた看板。どうやら当たり付きのようです。エンターテイメント性が強い。。

八体仏(守り本尊)

守り本尊

本堂の前には八体仏。仏像は守り本尊といって干支ごとに割り当てられています。ここでは自分の守り本尊に幸せを願います。

干支に対して守り本尊はどうやって決まったのか。調べましたがハッキリとはわかりません。陰陽道が関係しているとか。う〜ん、ミステリアス。

ゴージャスな千手観音

こちらはわたしの守り本尊なのですが、お賽銭とアクセサリでゴージャスな姿になっています!よく見たらすべての仏像が同じように!

干支ごとの守り本尊は以下のようになっています。

干支守り本尊
千手せんじゅ観音
丑寅虚空蔵こくうぞう菩薩
文殊もんじゅ菩薩
辰巳普賢ふげん菩薩
勢至せいし菩薩
未申大日如来
不動明王
戌亥阿弥陀如来

本堂『身代わり不動尊』

本堂

一乗院は『北関東三十六不動尊霊場』の25番目。もちろん不動明王が本尊です。

『身代わり不動尊』とも呼ばれているそうですが、残念ながら由来はよくわかりません。もともと災厄を払う不動明王ですから『身代わり』までするとなると、かなり頼もしい。

ところどころ佐竹氏の家紋を発見。水戸徳川家でないことに歴史を感じます♪

身代わり不動尊

ご本尊はお堂の中ですが、外にも立派な不動尊があります。間近でお参りできるので探してみてください。

毘沙門堂と民話『毘沙門天さまに縄』

毘沙門堂

本堂の右手側。毘沙門堂は桓武天皇の時代(延暦)に建てられました。じつに1000年以上前のこと。先にご紹介した巨大な毘沙門天像はこの毘沙門堂に安置された像を大きくしたものです。

元になった像は鎌倉時代に運慶が奉ったもの。長らく常陸国(いまの茨城県)の信仰を集め、いまは茨城県の指定文化財。800年近い歴史のある像なんです。

ご本尊は独特のオーラがありまして撮影は控えました。直に見てみましょう!

ところで、その毘沙門天像。『那珂町の民話』にも登場します。この本でしか読んだことないのでレアなお話です♪

江戸時代の末期のころ。飯田の一乗院の毘沙門天像がボロボロになっていたので、大工にお願いをして修繕することになった。

大工は直しているときに像が動いてはいけないと、毘沙門天さまのお腹のあたりを縄で柱にしばって仕事をしたそうな。ところが、大工は翌日も同じ仕事をするからと毘沙門天をしばったまま帰ってしまった。

すると、その晩から大工は原因不明の腹痛にみまわれて何日も苦しんだ。やがて仕事をしなくてはいけないと、お腹の痛みを我慢してお寺に来てみるとそこには縄で縛られたままの毘沙門天さま。

大工は自分のいい加減さに気づき、すぐに縄をほどいてお詫びした。するといままで苦しんだお腹の痛みが治った。大工は毘沙門天さまを畏れしっかりと仕事をするようになった。

毘沙門堂のだるま

毘沙門堂には『毘』の文字の入ったダルマたちが置かれていました。年始のだるま市で販売したものの供養でしょう。たくさんの願いが叶ったということですね!

廻り七福神

廻り七福神

見ただけでわかるでしょうか。亀の像の上に七福神の描かれた球体があります。お参りのしかたを転載します。

しずかにまわしながら浄財おさいせんを入れ止まった所の福神を拝む

七福神はそれぞれのご利益があります。やはりエンタメ的。

球体はゆっくりですがスムーズに廻ります。見ていて気持ちが良いほど。密かに職人の技が光っています。

七福神めぐり(叶い橋)

七福神めぐり

最後にご紹介するのは『七福神めぐり』。七福神めぐりは境内に3種類あります。こんなお寺あるでしょうか。

庭園には『叶い橋』があります。渡った先にある七福神に祈願するとそれが叶う。。ということだと思います。

貧乏神?

ずらりと並んだ七福神。そしてお賽銭箱。そばには厄払いができるという貧乏神もいます。池には大きくて大量の鯉たち。ちょうど咲いていたあやめも美しくてよいのですが。。一乗院がおも◯ろスポットといわれる理由がちょっとわかります。

境内にはこれとは別に七福神像が各所に置かれています。めでたすぎる!

その他たくさん

たくさんの見どころをご紹介していますが、実はまだまだあります。勝軍地蔵尊、薬師堂、瓦砕き、楠木正成像、謎のサボテン園。毎月第四日曜日の骨董市に11月の菊まつりなどなど。

とにかくアイディア満載。お寺に詳しい方は境内をどれくらい理解できるか試してはいかがでしょう。お寺を出る頃にはクタクタになっているはず。

御朱印

一乗院の御朱印です。御朱印料は300円。

花の寺の御朱印

花の寺の御朱印

御朱印は全部で5種類。写真の他に花の寺、日本一の毘沙門天、出世観音、七福神バージョンがあります。七福神だけ見開きで500円です。

アクセス

名称法満山一乗院
住所茨城県那珂市飯田1085
駐車場あり
TEL/FAX TEL 029-298-0533
FAX 029-298-4699
Webサイト公式サイト
花の寺めぐり内

まとめ

那珂市の一乗院は巨大な毘沙門天以外にも見どころがあります。

出世観音、七福神像、身代わり不動尊など彫刻品を使った数々。少々無理やり設置している気がしないでもありませんが、どれもありがたいものです。

お賽銭を出しながら楽しく廻りましょう♪

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