災害ボランティアに踏み出せない人に伝えたい体験談

先日、台風19号で被災した大子町で災害ボランティアの活動をしてきました。大子町は今回で2回目です。

台風から2ヶ月が経過しましたが、いまだ家の一部が泥にまみれていたり、廃棄物が積まれたお家があるのです。川の氾濫の規模が大きかったせいでしょう。

ボランティアの主な作業は不要品の処分です。ごみとなった家庭用品の他、壊れた(あるいは壊した)建物の材料などですね。

災害ボランティアは非常に重要な活動ですが、周りにはしたことない方がほとんど。やりたいそうですが、色々あって。。との声が多かったですね。「色々」はツッコんでいません。

「もしかしたらなにか気になることがあって踏み出せないのかも。そういえば自分も以前は。。」というわけで体験談をもとに踏みせない方を後押ししてみようかと思います。

結論としては「思っているような問題はほとんど起きない。だからやってみて!」です。ボランティアに限らず、新しいことへの挑戦と同じ気持ちで望むといいと思います。

まずは被災地の情報を集める

「困っている人を助けたいけど、どうしよう」

まずは状況を把握するために被災地のことを調べましょう。各地のボランティア募集状況は全社協(全国社会福祉協議会)のサイトで一覧できます。

報道で目にして気になったり、関係のある地域のボランティアに参加するのであれば地名と「社会福祉協議会」(以下:社協)で検索です。大抵はトップに被災地の社協が出ます。

募集していることがわかったら、あとは日程や時間、内容などを確認です。資格などの条件がないかも見ておきましょう。

情報収集で被災地の自治体やボランティアセンターに電話するのは控えてください。個別対応は現地スタッフの負担です。すでに公開されている情報から確認してください。

MEMO
災害ボランティアとして被災地に向かう場合、高速道路料金が免除となることがあります。「災害ボランティア 高速道路」などで検索してみましょう。(参考:台風19号の件

「ひとりじゃ心細い」はむしろチャンス

「不安だからだれかと一緒に。。」

一緒にできたらいいですよね。わたしもよく思います。

だれかを誘ってみるのはいいですが、もしだれもいなかったら?自分がいいと思うことを止めてしまうのでしょうか。

わたしは自分に素直にありたいので、一応誘いますけどいなくても一人でやるスタイルに”なりました”。そのための個人ボランティアですからね。

ボランティアは一般的には意識の高い方がします。ついてこれない方がいるのは仕方ありません。

「ひとりでもやる」なら本物。実際にはそういう方ばかり集まります。周りを気にせず参加しましょう。

「自分が役に立つか」はあまり考えなくていい

被災地で足手まといにならないか。言われたことができるか。わたしも初めは考えました。むしろ行かないほうがいいのではないかと。

この結論は「わからない」です。とにかくベストを尽くすしかありません。

ちなみにわたしは半人前ですが、いないよりはずっとマシだと思ってます。なぜかというと1.5人前働ける人はほとんどいないからです。

実際に作業してみると4時間で6時間分働くとかタンスを一人で持つとかはムリです。半人前2人のほうが効率よく作業できることもあるでしょう。

人の話をよく聞いて、ムリのない範囲で頑張る。それで充分に役に立つと思います。

この前わたしが参加した大子町の場合、被災者の多くはご高齢でした。ボランティアがいなければ自分たちで作業したかもしれません。大変なことですよね。

自分では非力と思っていても、その力を必要としている方々がいるんです。

「失敗したらどうしよう」はもっと考えなくていい

失敗は嫌ですよねぇ。荷物を落としたらどうしようとか変なこと言ってだれかを傷つけたらどうしようとか。

わたしは知らない人とコミュニケーションをとれるかといつも不安です。でも、どうなるかは結局のところ「わからない」ですよね。

わたしの開き直り方としては、失敗はどんなときにもあるのでボランティアでも当然あると思っています。もちろん十分注意した上でのことですよ。

機械でモノづくりをしても不良品は発生しますし、いい人同士の間でも喧嘩やすれ違いは起きます。それがボランティアのときだけ発生しないとは考えられません。

失敗は起きるけど減らす努力はする。これしかありません。「失敗しないためになにもしない」はだれも評価しませんし、自分のためにもならないと思います。

経験すると成長する

ボランティア参加前に色々な不安を抱えていても、終えたあとにはほとんど問題がなかったりします。つまり考えすぎていたんです。

そして重要なのは次回です。不安が解消されると初めよりもずっとスムーズだし、疲労も減ります。余計なことを考えないせいだと思います。

作業のクオリティも上がります。多少なりともやったことがあるのですから初心者とは違います。さらに自分でも驚くほどコミュニケーションや気遣いのクオリティが上がります。余裕ができたせいでしょう。

ある現場の片付けが終わったあと、一緒にいた方が「他に持っていくものありますか?」と依頼者に聞いていました。それを耳にしたわたしは「積極的で立派だなー」「気遣いができる人なんだな」と思いました。

そして次の現場で作業を終えると、ふと頭の中に「これで全部かな?他にあるかも」とよぎったんです。さっきの話を思い出したんですね。

ここで「他に持っていくものありますか?」と口にできたら、すごいと思っていた人に並んじゃうわけです。急に立派になったのではなく、少し経験を積んだだけです。

一度経験するだけで得られるものはとても大きいんです。過去の自分と比較してください。この感覚はぜひ体験していただきたいですね。

できそうなときにやっておく

災害ボランティアは困っている人の役に立つ可能性が高く、自信や行動力を高めることにつながります。自分の将来に大いに役に立つことでしょう。

週に1日しか休みがないのにそれをボランティアで使いましょうとは言いません。わたしもそこまではできませんので。

なりたい自分のために少しだけ努力する。実際は思っているよりも簡単。一度やってみると次はさらに簡単。そんなちょっとしたことを伝えたかったのでした。

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