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2019年10月17日、多くの方々の支援で19日にも営業を再開する予定です。
2019年10月15日、道の駅かつらは台風19号の影響により、営業を停止しています。
城里町「地元のシンボル」再開へ
茨城で「道の駅」浸水被害(NHKニュース)
茨城県はもっとも魅力度の低い県だそうです。。
そんな茨城県の中でもっとも知名度が低い城里町。私が言っているわけではないですよ。城里町にある道の駅かつらのブログにありました。でも、それって本当?
なにもないなら、それはそれで面白いと思いのですが。。この記事では城里町の道の駅かつらをご紹介します。じつは駐車場が埋まるほど利用者がいたりします。
道の駅かつらとは
道の駅かつらは城里町の御前山に位置しています。道の駅とは自動車の発着所という意味合いで観光や休憩スポットとして利用されます。
普通車120台が駐車可。お手洗いは24時間使えます。かつらのお手洗いは最近(2019年8月頃)新しくなったのでとてもキレイですよ!
ところで、なぜ駅名がかつらなのでしょう?それは城里は桂村、城北町、七会村の合併によって誕生した町で、道の駅の申請を旧桂村がしていたからです。
しかも、関東で第1号の道の駅です。他の町に先駆けて挑戦したわけですから、素晴らしいことです。道の駅の歴史はここから始まったんですね。
キャンプやバーベキューを楽しむ方もいらっしゃいますが、近年ゴミのポイ捨てが大きな問題となっています。自分の出したゴミはすべて自分で持ち帰るようにしてください。
直売所
直売所は11時頃になるとお客さんで激しく混雑していました。みんな慣れているのかフットワークが良いです。
地元産の野菜のほか、常陸大宮市や県北エリアの商品が多いように感じました。派手なパッケージのTHEお土産みたいな商品は少ないですね。
また、店内は広くありませんので幅広い種類は取り扱っていません。
直売所の中でこのラーメンは特にオススメです。製造元は大子町の蓮見麺業。うどん屋さんだけど、自分が食べたいラーメンを作ったのだとか。。
自宅でいただきましたが、カップ麺ではこのラーメンに勝てないかも。。それくらい美味しいです。うどんに近い極太麺でモチモチの食感。辛味噌はほどよくスパイシー。スープは太麺によく絡みます。ラーメンに野菜炒めを入れたら、ちょっとしたお店にも負けません!
売店
直売所のとなりの売店もなかなか。人気の桂ジェラートはやっぱり夏にいただきたいですね!
写真の黒いのは常陸大黒という品種の豆です。県央から県北にかけて栽培されている茨城オリジナル品種でさっぱりして香りがいいのです♪
鮎の塩焼きは年中いただけます。冬も食べられるのは養殖だからですね。味がいいのは養殖と保存の技術が向上しているせいだとか。
揚げあんぱん
売店のおばちゃんにおまけして貰いました。カリッと揚がった皮がいい感じです。あんこが疲れを癒やしてくれました。
那珂川
道の駅の隣の那珂川ではカヌーやカヤックが楽しめるそうです。奥に見える橋は御前山大橋。味わい深い朱色をしています。なんとなく写真撮っちゃう。
夏は川遊びのスポットとなっていますが、見た目よりも流れが早いので少し注意が必要です。
岸ではBBQもできます。セットを一式お借りできるので、手ぶらでこれるんです。
那珂川の反対側には御前山。御前は考謙天皇のことです。道鏡を重用したことでウワサがありますよね。失脚後に御前山に移り住んだとされることで呼ばれるようになりました。
道鏡については土浦市や他の町にも伝説があるんですよね。随分と伝説を残した人物ですが、どこまでが本当なのでしょうか??
御前山があることで、城里町周辺は『関東の嵐山』と言われます。嵐山は京都の観光地。山、川、橋といった名所があるのですが、城里町にも御前山、那珂川、御前山大橋があります。城里町には温泉もありますし、観光地として楽しめると思いますよ!
かつらは御前山にハイキングする場合の駐車場として利用OK。川辺の方に広い駐車場があるので停めちゃってください。
ところで・・・アレはもしや・・・!?
ホロルさんじゃないですか!町のマスコットとしてだけではなく、こんなお役目まで。。
アクセス
名称 | 道の駅かつら |
---|---|
住所 | 茨城県東茨城郡城里町御前山37 |
営業時間 | 【4〜9月】9:00-18:00 【10〜3月】9:00-17:00 【食堂】11:00-14:00 ※土日は15:00まで |
駐車場 | 普通車120台 |
定休日 | なし |
TEL・予約 | 029-289-2334 |
Webサイト | 公式サイト |
大樹スダジイに住むホロル
せっかくなので城里町のシンボルをご紹介します。大樹スダジイです。役場の敷地のど真ん中にあるので、シンボル以外のなにものでもありません。
「お見事」の言葉が相応しいです。撮影したのは昨年の冬の初め頃ですが、どんな季節でも生命力をみなぎらせています。
樹齢は推定で300〜400年。高さは11.5m。幹の周りは4.28mです。大きさも形も立派です。
このスダジイには伝説の生き物『ホロル』が住んでいると言われます。茨城県民ならどこかで聞いたことがあるかもしれません。『城里ブランド』のマスコットキャラクターとしても活躍中です。
ホロルには以下のような伝説があります。
まだ、お侍がいた頃のある年、天候が不順で食べ物がなくなり、里の人々は大変困っていました。そんなある夜、大きな大きな風が吹きました。戸がばたばたと鳴り、積み上げた薪が空に舞い上がるほどの大きな風でしたが、夜明けとともにその風はぴたりと止み、かわりに土鈴をころころと鳴らしたような心地よい音が聞こえてきました。その音をたどってみると、なんと鎮守スダジイがあふれるほどに実を付けていたのです!
里の人々は椎の実を集めて餅をつくり、お腹いっぱい食べることができました。その時、ある子供がいいました。「昨日の晩のホロルの歌はすごかったねぇ。」大人たちは風の音だと笑いましたが、子供にはホロルの歌が聞こえていたのです。
城里町観光協会 ☆ホロルのおはなし☆
私はホロルのこと気に入っています。歌で人を助ける物語が好きですし、その姿がフクロウというのも神秘的でちょっとカワイイと思うからです。それに、これだけの樹に不思議なものが宿っている、というのは、なんとなく納得できます。
お気に入りなので私なりに伝説のホロルの姿を考えてみました。描き起こしてくださったのは、イラストレーターのm(えむ)さんです。
人々を助ける優しさに、フクロウの知性、そしてスダジイと共にある姿。マスコットのホロルは男の子ですが、こんな姿のホロルはいかがでしょうか。
アクセス
名称 | 城里町役場 |
---|---|
住所 | 茨城県東茨城郡城里町大字石塚1428-25 |
駐車場 | あり |
Webサイト | 公式サイト |
まとめ
かつらは関東で初めてできた道の駅。御前山大橋のすぐ近くにあります。
休憩のほか、BBQやキャンプで利用する方が多く、直売所で食材を揃えることもできます。
夏には川遊びスポットとして頼めますが、流れが早いので注意してください。
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。