関東初の道の駅『かつら』とホロルの伝説(城里町)

茨城県はもっとも魅力度の低い県だそうです。そんな茨城県の中でもっとも知名度が低い城里町。私が言っているわけではないですよ。城里町にある道の駅かつらのブログに書いてありました。
道の駅かつらのブログ:祝!未知名度日本一!『城里町』!?

なにもないなら、それはそれで面白いと思ったので、今回はその道の駅を訪れてみました。

道の駅かつらとは

道の駅かつらの外観

城里町なのに、なぜ駅名が『かつら』?それは城里町が合併したできた町(桂村、城北町、七会村)で、道の駅の申請は旧桂村がしていたからです。しかも、関東で第1号の道の駅です。これは素晴らしいことだと思います。他の町に先駆けて挑戦したわけですから、関東でもっとも勇気があったといえるでしょう。

道の駅の歴史はここから始まった、という雰囲気があります。なお、今月いっぱいは食堂が拡張工事のため利用できません。美味しいお蕎麦を食べたかったのですが、こればかりは仕方ないですね。

直売所

道の駅かつらの直売所

直売所は11時頃になるとお客さんで激しく混雑していました。みんな慣れているのかフットワークが良いです。城里町の商品のほか、常陸大宮市の商品が多いように感じました。

蓮見麺業の極太みそラーメン

直売所の中でこのラーメンは特にオススメです。製造元は大子町のはすめんぎょう。うどん屋さんだけど、自分の食べたいラーメンを作ったのだとか。

自宅でいただきましたが、カップ麺ではこのラーメンに勝てないかも・・・。それくらい美味しいです。うどんに近い極太麺でモチモチの食感。辛味噌はほどよくスパイシー。スープは太麺によく絡みます。ラーメンに野菜炒めを入れたら、ちょっとしたお店にも負けません!

あゆの塩焼

鮎の塩焼き

食堂がお休みだったので、外の売店で鮎の塩焼きをいただきました。いまの時期なのでもちろん養殖ですが、とても美味しかったです。養殖技術が向上したせいか、天然に負けない味ですね。

揚げあんぱん

揚げあんぱん

売店のおばちゃんにおまけして貰いました。カリッと揚がった皮がいい感じです。あんこが疲れを癒やしてくれました。

常陸大宮市産のゆずじんじゃえーる

シメは直売所で購入したゆずじんじゃえーるです。私がジンジャエール好きなのは、神社が好きだからです( ̄ー ̄)ニヤリ
続いて食後のお散歩をしてみました。

那珂川

道の駅の隣りにある那珂川

道の駅の隣には那珂川があります。那珂川ではカヌーやカヤックが楽しめるそうです。岸ではBBQもできますし、暖かい季節が待ち遠しい場所です。

また、那珂川の反対側にはぜんやまがあります。案内板によれば、御前山の『御前』はこうけんてんのうを指すそうです。孝謙天皇といえば弓削ゆげの道鏡どうきょうを重用した女帝です。歴史的に色々と意味のある天皇ですが、あまり名前を覚えてもらえていない気がしますね。失脚後に御前山に移り住んだことで、そう言われるようになりました。

たしか、道鏡については土浦市や他の町にも伝説がありました。随分と伝説を残した人物ですが、どこまでが本当なのでしょうか??

ところで、御前山があることで、城里町周辺は『関東の嵐山』と言われます。嵐山は京都の観光地ですね。山、川、橋といった名所があるのですが、城里町にも御前山、那珂川、御前山大橋があります。茨城も負けてられませんね!城里町には温泉もありますし、観光地としてアピールしなくては(゜o゜;

道の駅かつらの看板

城里町は私の姉の嫁ぎ先で甥や姪も住んでいます。親近感を持っていますが、実際によいところはたくさんあると思います。ですから住民も県民も『魅力度ランク最下位』のような、よく分からない評価や声を気にしないで欲しいですね。無いものより、あるものに目を向けてもらいたいです。

ところで・・・

ホロルの車止?2

アレはもしや・・・!?

ホロルの車止?1

ホロルさんじゃないですか!町のマスコットとしてだけではなく、こんなお役目まで(¯―¯٥)

大樹スダジイに住むホロル

城里町には誰もが納得できるシンボルがあります。大樹スダジイです。役場の敷地のど真ん中にあるので、シンボル以外のなにものでもありません。

スダジイの外観

まさに「お見事」の言葉が相応しいです。撮影したのは昨年の冬の初め頃ですが、どんな季節でも生命力をみなぎらせています。

樹齢は推定で350〜400年。高さは11.5m。幹の周りは4.28mです。大きさも形も立派です。

スダジイの幹

スダジイの葉

話は少し変わります。このスダジイには、伝説の生き物が住んでいると言われます。茨城県民ならどこかで聞いたことがあるかもしれません。
ホロルといって『城里ブランド』のマスコットキャラクターとしても活躍中です。ホロルには以下のような伝説があります。

まだ、お侍がいた頃のある年、天候が不順で食べ物がなくなり、里の人々は大変困っていました。そんなある夜、大きな大きな風が吹きました。戸がばたばたと鳴り、積み上げた薪が空に舞い上がるほどの大きな風でしたが、夜明けとともにその風はぴたりと止み、かわりに土鈴をころころと鳴らしたような心地よい音が聞こえてきました。その音をたどってみると、なんと鎮守スダジイがあふれるほどに実を付けていたのです!

里の人々は椎の実を集めて餅をつくり、お腹いっぱい食べることができました。その時、ある子供がいいました。「昨日の晩のホロルの歌はすごかったねぇ。」大人たちは風の音だと笑いましたが、子供にはホロルの歌が聞こえていたのです。
城里町観光協会 ☆ホロルのおはなし☆

私はホロルのこと気に入っています。歌で人を助ける物語が好きですし、その姿がフクロウというのも神秘的でちょっとカワイイと思うからです。それに、これだけの樹に不思議なものが宿っている、というのは、なんとなく納得できます。

とても気に入っているので私なりに伝説のホロルの姿を考えてみました。描き起こしてくださったのは、イラストレーターのm(えむ)さんです。人々を助ける優しさに、フクロウの知性、そしてスダジイと共にある姿。マスコットのホロルは男の子ですが、こんな姿のホロルはいかがでしょうか。

ホロル

illustration by m えむ

アクセス

名称:道の駅かつら
Web:公式Web site
住所:茨城県東茨城郡城里町御前山(大字)37

@スダジイとホロルに出会うなら
名称:城里町役場
Web:公式Web site
住所:茨城県東茨城郡城里町大字石塚1428-25