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2020年の開催概要
- 名称→第44回古河桃まつり
- 日程→令和2年3月20日(金曜日)から4月5日(日曜日)まで
- 場所→古河公方公園(古河総合公園) 古河市鴻巣399の1
- 公式サイト→
古河市公式
茨城の桃といえば古河桃まつり。今年も楽しみです!その頃にはウィルスの件も落ち着いているといいのですが。。
会場の古河公方公園(古河総合公園)は入園無料!無料駐車場とあわせるとタダで素晴らしい景観を楽しめてしまうという。。今年も無料駐車場あるといいな!
例年の見頃は3月下旬〜4月上旬です。2019年は25日に満開でしたが、今年はもうちょっと早そうですね。公式サイトと古河桃むすめ(@hanamusume_koga)のTwitterでくチェックしておきましょう。
2020年度の無料駐車場については情報が解禁されていません。ないかもしれません。(2020年3月4日現在)
まつり期間中は大変な混雑です。主催から『迂回のお願い』が発表されています。
第42回 古河桃まつり開催!
古河桃まつりの会場は古河市の古河総合公園(古河公方公園)。桃が見頃となる3月下旬〜4月上旬に開催されますが、開花状況は冒頭のサイトでしっかりチェックしておきましょう。
古河市の桃林は日本一です。約1,500本。5種類の桃を楽しめます。花見といえば桜ですが、桃は桜と比べると花びらの色が濃くてズッシリしている印象。緑色の葉があって、ちょっとワイルドな感じもしますね。
桃をこんなにたくさん見るのは初めてです。じっくりゆっくり花を楽しみながらのお散歩。きれいな写真もたくさんとれたし、満足できる一日でした。
公園内は桃のほかにアブラナなどもあって、彩りを楽しむことができます。小高い場所から公園を見渡せたり、小舟に乗れたり、きれいな小川が流れていたり。。歩きまわって疲れるはずが、癒やされてしまう公園です。
古河に桃林が豊かなのは、面白い由来があります。公園内の立て札を引用します。
江戸時代、古河藩は薪の不足に困っていました。それを知った江戸に住む藩主・土井利勝は、江戸市中の子どもたちに桃の種を集めさせて古河に送りました。桃は成長が早いので、その木を薪にしようと考えたのです。藩主のお陰でたくさんの桃が育ったので、江戸から明治時代にかけて、桃は古河藩の名物になりました。ところが、大正時代に桃林は感染症によって壊滅してしまいます・・・。
それからしばらくの年月が経ち、昭和50年に古河総合公園が開園することになりました。古河の古き良き時代を振り返りながら、新しい魅力を生み出すため、公園には約2000本の桃の木が植えられることになりました。
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古河公方園
もうひとつ古河の歴史に触れておきましょう。古河総合公園は別名古河公方公園です。
公方とは足利将軍家の一族が使っていた肩書。公方は朝廷からも統治権を認められていました。古河公方は初代が足利成氏。第5代・足利義氏まで約130年間使われました。このお墓は(おそらく)足利義氏のお墓です。
桃が咲いているので、そちらに気を取られてしまいますが、むかしは近くに古河城がありました。藩主は将軍家の一族ということで、歴史的に重要な意味のある地だったのだと思います。おまつりと一緒に古河の歴史にも触れて楽しめました。
公園内には虚空蔵菩薩堂と浅間神社もあります。ご一緒にどうぞ。
担い茶屋
公園の中心あたりで、面白いお店を見つけました。野点傘の周りにたくさんの人が座っています。(小さくてすみません)
ここは抹茶と和菓子を楽しめる担い茶屋。担い茶屋は、即席でお茶を楽しめるお店のこと。荷物を担いで移動する茶屋という意味かな?室町時代に流行ったそうです。いまでいう出店のようなものでしょうか。
それまで庶民に馴染みのなかったお茶は、こうした気軽な雰囲気で広まっていきました。室町時代のことですから、きっと千利休も貢献されたことでしょう。お天気の良い日に、お外で抹茶とお菓子なんて素敵ですよね。
「召し上がるための作法はないので、気軽に味わってください」とのことです。上品な甘さの餡。抹茶のあっさりとした口当たり。たいへん結構なお味でした。おまつりには、美味しいものがたくさんありますけど、ここは一味違います。この場所、この雰囲気で楽しむお茶だから、格別です。
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メリナ・メルクーリ国際賞
古河総合公園は、世界的な評価も受けています。それはメリナ・メルクーリ国際賞を受賞していることでわかります。
メリナ・メルクーリとは、ギリシャ人の女優のお名前です。1994年に73歳でなくなった方で、文化景観の保護と保護活動の促進を生涯に渡って続けていました。そのことが評価されて、ユネスコとギリシャが主催してこの賞を設けたのです。
でどうして古河総合公園が受賞できたのでしょうか。古河市のWebサイトから引用します。
古河総合公園の受賞は、「東京近郊にあり開発圧力に耐えた」との総括評価のほか、「消滅沼(御所沼)の復元による自然と文化の再生」、「自然と人間との多様な接触を表現したデザイン」、「四季折々の自然に親しむ市民の営み」の3点が高く評価されたものです。ユネスコ メリナ・メルクーリ国際賞
土地の歴史や自然を大切にしていて、それを活用した催しが継続的にされていることがポイントなんですね。たしかに、美しいだけじゃなくて、古河ならではの歴史や伝統を感じます。それを大勢の方が楽しんでいますので、納得の受賞です♪
会場アクセス
名称 | 古河総合公園(古河公方公園) |
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住所 | 茨城県古河市鴻巣399-1 |
Webサイト | 古河公方公園 古河桃まつり特設ページ |
駐車場 | 有料(500円) |
臨時シャトルバス
車が非常に混雑するため、鉄道の利用をオススメします。古河駅(西口)から出ている臨時バスはわずか15分ほどで会場に到着するそうです。土日祝はダイヤを増やしてあります♪
利用できるのは3月20日(金)〜4月5日まで。
なお、料金はおとな200円、子ども100円です。歩くと40分程の距離なので助かりますね。
時刻表は古河市観光協会でご覧ください。
周辺の観光スポット
雀神社
公園から車で5分ほど。とてもキュートな社名の雀神社に参拝してはいかがでしょう。
古河公方にもゆかりのある由緒ある鎮守社です。御朱印をいただけますよ♪
頼政神社
こちらも公園から車で5分ほど。『鵺退治』の伝説を持つ源頼政公をおまつりした神社です。
若干オカルトな由緒がありますのでマニアックかも。。でも、御朱印ありますので記念にお参りするのもよいかと思います♪
まとめ
この記事のまとめ
- 古河公方公園には約1,500本の桃。3月下旬〜4月上旬にかけて桃まつりを開催
- 満開の時期は3月の終わり頃。ただし2020年は前倒しになる可能性高い
- 混雑するので臨時シャトルバスの利用をオススメ
2019年6月7日 読売新聞…古河のハナモモでミスト 市が開発
記事は筆者の主観が多分に含まれております。
誤解や情報が古くなっている場合があることをご了承ください。