旧宿場町 取手のひなまつり(取手市)

かつて水戸街道の宿場町として栄えた取手。茨城のひなまつりに欠かせません。多くの市民が参加する歴史を活かした催しです。

いまの取手はすっかり近代の町並みですが、所々に古き良き時代の面影が残っています。ふだん目にとまることは少ないものの、ひなまつりでは懐かしい輝きを放っていました。。

取手のひなまつりは常磐線の取手駅を中心に開催。この記事では東口方面の注目スポットをご紹介します。1日かけて半分しか周れませんでした。。街歩きの参考にしてください!

取手のひなまつりとは

取手のひなまつりは取手駅周辺で開催。2019年の期間は2月20日(水)から3月3日(日)です。

ひなまつりについて商工会女性部の展示から引用します。

取手のひなまつりのはじまり

取手のひなまつりのはじまり

十五年目のひなまつり
思い起こせば十五年前 稲取のつるし飾りに魅了され
水戸街道の宿場町として 発展してきた 取手の活性化につなげたい との思いから始まりました
つるし雛には生まれてきた子どもの 幸せを願う気持ちが込められています
私たちはひとつひとつ想いを込めて手作りしてきました
皆で集まりおしゃべりしながら ご覧いただける日を楽しみに…
先輩方の熱き想いを受け継ぎ 地元の街を明るく元気にする 私たちの思いを ぜひご覧ください
平成三十一年二月
取手市商工会女性部一同

はじまりは15年前の女性部のささやかな思いから。それが次第に多くの市民や企業の心を動かし、いまや100店以上が参加。街を代表する素晴らしいおまつりとなりました。参加店は長い年月をかけて工夫を重ねましたので、一風変わったおひな様も見られます。

非常に多くの企画がありますが、3月3日(ひなまつり)の前の週に集中していました。まつりの期間は長くありませんので、チラシをよくチェックして足を運びましょう。

wata

期間中、1週目の土日に無料の巡回バスが出ます。取手駅の東口からはキリンビール直行のバスもありますよ!試飲付きの工場見学もチェック

駐車場

利根川河川敷駐車場

利根川河川敷駐車場

会場は駅周辺なので電車が便利です。駐車場はパンフレットにありますが、東口方面を歩くなら利根川の河川敷にある取手緑地運動公園の駐車場がオススメ。無料です。

八坂神社の鳥居までいけば案内がでています。図書館の方に進んでください。ひなまつり会場は駅に近いことも会って無料駐車場はほとんどありません。

wata

ここに停めれば東口方面を一周して戻ってこれるので、すごくオススメ!

商工会女性部

商工会女性部のひな人形

商工会女性部のひな人形

取手のひなまつりは商工会女性部からはじまりました。もちろん見どころスポットのひとつです。展示会場は取手市福祉会館の1階、健康相談室にあります。室内にギッシリとおひな様とつるし雛が並んでいました。

商工会女性部の展示

商工会女性部の展示

女性部のみなさんが積極的にお声掛けしていて賑やかな雰囲気でした。それにつるし雛のスゴイこと。15年の蓄積がありますから、技術もおもてなしも違います!

wata

無料駐車場の最寄りでひなまつりのチラシ類が揃っています。はじめに立ち寄るといいでしょう

旧取手宿本陣 染野家住宅

旧取手宿本陣『染野家住宅』

旧取手宿本陣『染野家住宅』

取手に本陣があったことはご存知でしょうか。染野家住宅です。本陣とは身分の高い大名などが宿泊する建物。江戸時代、江戸と藩を行き来する参勤交代の際に利用されました。

殿様をもてなす宿なので民家とは違い、広くて特別な作りをしているんです。建てられたのは1795年(寛政7年)。築200年です!

床下のらんま

床下のらんま

いまは文化財に指定されていますが、見学できます。興味深い造りなんですよね。例えば、建物と地面の間には隙間があって、家来が潜むことができます。よからぬ輩から殿様を守るためです。。

公演前の染野家住宅

公演前の染野家住宅

旧本陣でおひな様の展示はありませんでしたが、伝統芸能の公演がありました。

伝統芸能わざをぎ公演

伝統芸能わざをぎ公演

伝統芸能一座わざをぎによる歌舞伎舞踊と邦楽です。観覧客がたくさんおりましたので、わたしは建物の外から。笛や三味線に合わせて七福神を舞っているところです。

わざをぎは若手の舞踊家、演奏者の集まり。伝統芸能をわかりやすい形で広めています。ひなまつりの公演は今回で7回目とのこと。おなじみのせいか満席で盛況!

演目前の解説もすごくわかりやすかったです。観覧にはご年配の方が多かったのですが、若い方でも楽しめるのではないでしょうか♪

参考 トップページ伝統芸能一座わざをぎ公式
MEMO
染野家住宅には水戸藩主の徳川斉昭が宿泊して和歌を残しています。染野家の家宝で石碑にもなっています

田中酒造店

田中酒造店外観

田中酒造店外観

創業は明暦元年(1655年)。350年以上の歴史を持つ田中酒造店はもちろん取手を代表する銘店。取手のお米と水で手作りした地酒を販売しています。

田中酒造店のつるし人形

田中酒造店のつるし人形

お酒も素晴らしいのですが、おひな様も負けていません。とてもユニークなんです。。でも、この写真だとわかりにくいでしょうか。アップにするとこんな感じ。

空飛ぶ人形

空飛ぶ人形

人形たちが空を飛んでいるんです。中には駆けているような姿も。初見の方はだいぶ驚いていました。そして写真パシャパシャ。たしかにこんなの見たこと無いですよね。

こうしたお人形は既成品にないと思いますので手作りでしょうか。お隣の部屋にはおひな様以外の手芸が展示されていました。販売できるようなクオリティばかり!

この日はお酒の販売の他に甘酒の試飲などもありました。が、混雑していたのでありつけず。3月3日には幻の酒『門外不出』の限定販売などをする『蔵遊び』を開催。

ひなまつりで要チェックのスポットです!

wata

各お酒につけられた名称君萬代きみばんだいは明治天皇が牛久に行幸された際に下賜されました。スゴすぎる。。
MEMO
取手の酒造りは戦前まで盛んでした。現在はわずか2軒となっています(棚酒造店と金門酒造)

新六本店&蔵

新六本店外観

新六本店外観

取手の名物といえば奈良漬。取手は酒造りの盛んな地でしたので、酒粕が豊富にあったおかげでしょう。

明治元年に創業した新六しんろくの奈良漬、おいしいですよ〜。店内のおひな様を楽しんだらぜひ試食をしてみてください。瑞々しくてサクッとした食感、ふわっとした酒粕の香り。驚くほど濃厚な味わい。瓜ってこんなにおいしかったのか〜!と感動しました。

新六本店のひな人形

新六本店のひな人形

輝くひな壇の手前。重厚なお着物の官女たちは陶器でできています。布を重ねたように見えますので驚きです。そしてもうひとつ注目いただきたいのがお福さんです。

お福さん

お福さん

お福さんは縁起物の博多人形。ふくよかな女性が笑顔でお出迎えしています。招き猫のような存在ですね!取手ゆかりの作家さんが作られたそう。お福さんは他のお店でも見られますので注目してみてくださいね。

新六本店の蔵

新六本店の蔵

本店の裏には酒粕造りをしている蔵があります。こちらも展示会場。歴史的な蔵でライトアップされたおひな様たち。なんとも厳かな雰囲気。ここでは昨年音楽ライブもしたのだとか。。

wata

新六は駅前に支店があります。支店は日本酒の他にワインが充実。奈良漬に合う逸品を探してみましょう!

長禅寺石段

長禅寺石段のさをり織

長禅寺石段のさをり織

新六本店から大師通りを進むと長禅寺に続く石段があります。お天気なら取手市障害者福祉センターつつじ園の利用者によるさをり織で彩られています。なんて美しい!

石段は雨で濡れていると織物が置けなくなってしまいます。見れたらかなりのラッキーなので、ぜひ記念写真を。わたしは何組かの家族の写真を撮らせていただきました!

取手駅 ギャラリーロード

取手駅のギャラリーロード

取手駅のギャラリーロード

ギャラリーロードは取手駅の東口と西口をつなぐ通路。長いショーケースの中には地元高校やサークルの作品が展示されています。量も質も見事の一言。

ギャラリーロードの展示

ギャラリーロードの展示

ちょっと暗めですが、かえって歴史を感じさせるのでありでしょう!

取手ひなまつりフォトコンテスト

取手のひなまつりは毎年フォトコンテストを開催していています。応募の締切がひなまつり期間中なので注意してくださいね。今年は1日(金)までです。

条件が厳し目なので参加すると入賞の可能性が高いかも。。ぜひ挑戦してみてください!

参考 フォトコンテスト参加要綱取手市商工会

まとめ

取手市はかつて宿場町。駅前には当時の建物が残っていてひなまつりの雰囲気を盛り上げています。

15年の歴史ある取手のひなまつりは参加店が多く、無料の巡回バスなどのサポートもあります。

ただ、内容が充実しているせいかチラシなどに文字が多く、わかりにくい面があります。事前にいくつか周る箇所を決めてから足を運ぶとよいかと思います。

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